カーレース

「カーレーサーって仕事があるのですよ」

 昔、話してて肯定も否定もされず話した相手全員が理解不能に陥った仕事である。

 確かに深夜にF1のアイルトン・セナやアラン・プロストのレースは放送されていたが、暴走族の延長線上としか浮かばない人もいた。

 否定したいところだが、周りが不良漫画のようにほぼ毎日どこかで喧嘩があるような学校環境であったからそちらに想像がいくのは否めない。

(今はまったくその面影はないようだが)


 セナが事故死で亡くなり、シューマッハやヒルがいなくなり興味も薄れていた頃、ゲームセンターで「湾岸MIDNIGHTMaximumTuned」シリーズ(バンダイナムコエンターテインメント)に出会う。

 ここで再びレース熱が再燃した。

 多分当時の給料の8%は溶かしていた。

 車の事はここで少し学んだし、楠みちはる先生の原作漫画(講談社)も拝読した。


 その後、色んな方々との縁あって「グランツーリスモ」シリーズ(ソニー・インタラクティブ)に出会い走る事となるが、全く違う世界だった。

 ただ、改めてセナやプロスト、今ならマックス・フェルスタッペンやルイス・ハミルトンが戦っている世界はこういうものに近しいものだったのかと思う。


 ここで改めてセナやプロストの本やF1に関わった人たちのエッセイを拝読し、ルールやそれに備えるコンデイションが必要となる事を改めて知る。


 今の私の身には届かない事が理解できたし、残念ながら諸々の事情のため、ビデオゲームを手放し、一度降りる事にした。


 だけど、体力など色々準備をしていけば戻ろうと思う。




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ヲタがスポーツ嫌いを直した話 睦 ようじ @oguna108

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