第4話 貧相包茎、違う品行方正
我々の到着を待って居たようで、階級章が准将のじいさんが出迎えてくれた。
階級章を見て直立不動の私達に、案内の職員が能力鑑定所の所長と紹介した。
「諸君は特別なケースなので、儂が直接担当する!」
「准将殿!光栄で有ります!!」
ミルダとケイトの手を離し敬礼したため、暗闇になってしまった。
ミルダにケイトも私に釣られ敬礼したようだが全く見えん、准将が返答の敬礼したのかも分からん。
敬礼を直るタイミングが分からんが「直ってよし!」と案内の職員が声を掛けてくれた。
「准将殿、自分はこの二人ミルダとケイトに触れて居ないと盲目なので有ります!失礼して触れても良いで有りますか?」
「気にせず手を繋げ、准将と偉そうな階級じゃが、普通に話せば良いぞ」
「サンド曹長、鑑定に差し障りが無い限り、緊張をほぐし良い結果が出るよう、所内では普通に会話するのを許されて居ります」
階級に関する特別な能力者(そんなのが有るのか?)以外は普通に会話するそうだ。
私達は、バストイレ付きの個室に案内され「この部屋で諸君は共同生活して貰う」なんて言われ、私達男女3人で住む事になった。
その日は夕食を食べて、着衣の二人の世話を受け入浴し私がベッドに入ると二人が手を離し、私が見えなくなって二人が入浴、それぞれのベッドで眠ったようだ。
翌早朝から、一日が終ると正体無く眠るほど精神的肉体的、共に過酷な訓練が始まった。
徐々に狙撃銃は強力な物に換わり、私の集中力が続く限り、どの距離が限界か調査が続いた。
6日目には長距離砲撃の実射訓練が行われ、私達の狙撃が全て完璧な事が実証された。
7日目准将が私に言った「この方角北北東10000㎞先に敵国の首都が有る!見えるか?」
私は視力を凝らせ集中した、視界はドンドン伸びて行き巨大な要塞都市が見え、王宮のような宮殿まで確認出来た。
「見えました!!」
「そこまで攻撃出来る兵器が有れば狙撃出来るか?」
「見えた限は狙撃可能です」
「そうか・・・ご苦労だった、訓練を終わる!部屋に帰り休んでくれ」
夕食後部屋で
「気を付け!!」
えぇえ?
疑問は有れど、号令に体は勝手に反応し、直立不動になって次の言葉を待った。
「この
私は突然の罵声に、何の事か分からず直立不動で聞いて居た。
「能力者どうしが性行為を行うと、特別な繋がりが出来る事が有る!貴様らを同室にしたのは、自然に性行為するで有ろうとの
「上官命令だ!!今夜ミルダ伍長と性行為せよ!!精力が有ればケイト伍長とも性行為せよ!!これは命令で有る!!」
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