第12話 四期目 大荒れ
保守が割れた。
日売党の保守党員が満遍なく他政党へ行き票が均一化した。
「むむむ」
割れるとは考えていたがこうも均一になるとはね。
普通は尖った政党に流れないもんか。
日本人は変わっているな。日一党は倍増の30議席となり政党助成金で金持ちに。
やったー。国産SNSを育ててよかった。
ほとんどパクりだが、情報が海外に流れないことを他SNSの情報漏洩するたびに出していただけにアメリカでも少しづつ増えている。
SNSを使った手法は一部政党以外は洗練してきて、談話を取り入れている。
質問に答えないとかあり得ない。
子供の名前を聞いてきたときはこいつが犯人説が出たが今のところ笑い話だった。
「では、党首、ここでお時間ですので終了いてします。」
SNSアラタがうちのプラットホームで30万人が登録していて犯罪やイタズラには気を付けている。
時間が許す限り分かる範囲で答えているが鋭い質問が合成音声で流れると冷や汗が出る。
それ答えるとヒットマンが来たらどうしようとかね。
国会での質問で時間稼ぎして解答する議員と個別の解答を控える官僚をどうにかしてほしいとか僕だってどうにかしてほしい。
一番頭に来るのは質問を理解出来ない大臣の質疑だ。
事前に提出しているのに頓珍漢な解答は腹がたつ。
こっちの貴重の時間が減るだろうが。
「記憶にございません」
「ご病気でしょうか?(痴呆症)」
政治家の健康問題はご法度なので答えましょう。
「所管外です」
出たー所管外です。昔のお前の所管だっただろうが。または、お前の守備範囲越えたのに手を突っ込んで所管外はないだろ。
お前は議員をやる資格がない。今すぐ辞めろ。うちの警備員として警備箱を守らせてやる。
根性ありそうだから外国人対応をやらせてやる。支那人のウンコを掃除させてやりたい。
支那人よ、観光地でノグソするな。電車内でノグソするな。
日本の公共トイレはただでどこにでもあるんです。
「くそー」
「太一さんどうしたの?」
蓉子さんが怪訝そうにいった。
「いやSNSで答えにくい質問があってね」
「そっか、大変ね」
その晩は、蓉子さんとハッスルした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます