第11話 退役自衛隊隊員を雇ってSPとして
日本一番党本部ビルと自宅は修理後にさらに修理しているため、色会わせしていない継ぎはぎとなっている。
日本一被害の多いビルと家屋としてギネス登録しようかな。
「爆弾が日に日に増えるな」
「吉田さんも気を付けてくださいよ」
SPの種川さんが都市迷彩服で決めていた。
「僕が気を付けても無駄なので種川さんお願いします」
「分かってますって」
放火に爆弾が日常化してくると警察も本気になってくれたのでうちのSPと情報交換してくれるようになった。
よかった。やっと生の警察情報が手に入る。
僕は、家族に手を出したのは絶対に許さない。
戦後のどさくさ紛れに手をいれた権力はいまでも有効とか恐れ入った。
これこそ亡霊。
GHQの亡霊。
日本帝国の亡霊。
闇市の亡霊。
土地不正取得の亡霊。
済州島移民の亡霊。
言論統制がいまでも行われている。
米国は折角日本を叩き潰したのに肝心の亡霊を持って帰ってくれないで置き土産にしてくれたのか。
これで経済復活するんだからジャパンハンドラー達は頭を抱えただろうな。
潜在能力が高過ぎて恐ろしいが母国だから頼もしい。
もっとも人口削減政策を日売党が行っていたせいか着実に減少している。
人頭税を取れば人口削減。
消費税を取れば消費削減。
さすがに人頭税は取りにくいけど今の政府ならやりかねない。
僕が日売党党首ならやってたもんね。
洗脳って恐ろしい。
教科書を炭で塗るならまだ何か隠しているって分かるけど、まったく載せないとか事実と異なるとかそれ歴史じゃないじゃないか。
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