第9話 三期目 突入
僕は三期目を辛うじて当選した。
ウグイス嬢はおばちゃんにして蓉子さんに疑いの目はかからなかった。
選挙違反が続出したが道交法違反が大半で妨害、ポスター剥がしに似せ情報は相変わらず出たけど日売党は連立によって辛うじて政権を保った。
僕はまずスパイ防止法の手前のセキュリティクリアランスが通ったのを確認後、通報しまくった。
僕がではないが企業に外国籍の人がいるとわかった時点で通報。
そりゃもう片っ端から。
ひとりでも捕まれば芋づる式にね。
5~10年塀の中。
日本で警察が捕まえるとか思っていなかったんだから証拠なんてそこら辺にばら蒔いて居るんだからそりゃ捕まるよな。
つぎに不正な生活保護費受給者を通報。
こちらは明らかな憲法違反。
国会議員秘書が聞いてきたら答えないとか役所はあり得ない。
こちらも通報。
どんどん国外追放。顔写真と指紋虹彩を取って相手国に国費で追放。
うーん、税金が使われる費用に対して費用効果が凄くいい。
あ、家が燃えたって。
くそ、家族に手を出したか?
日中昼間で誰も居ないわけがなく小火で済んだそうだ。
炙り出そうにもまだ敵は未確認。
全てをSNSに載せていた。
資本はうち。
社員は父のところから。
アメリカの企業にして日本からは手が出せないようにしてね。
これまでのことを話していたらじいちゃんが泡を吹いた。
悪いことをしたな。
しばらくして落ち着いた頃に再度話をして
「そうか」
と呟いて死去した。
「話さなければ良かったかな」
「聞いてきたんだから仕方ないんじゃないかな」
と、蓉子さん。
「でもこれからが大変よ」
「分かってる。今は止まれない」
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