第3話 居眠り

Zzzz

あ、ヤベエ

委員会で寝てた。


テレビ中継がない委員会で日陰な会で良かった。

昨晩、蓉子さんとハッスルしすぎてしまったのが良くなかったか。


第二子鋭意作成中であります。


「吉田太一君」


「日売党吉田太一です。日本国民のためにやるべきです」


ふふ。、決まった。


ペーパーを読み込んで短期記憶で勝負。


素人議員と舐めるな。


実際興味なんてないからどうでもいい人数合わせの会議には新人が回されるのだよ。


とにかく人と会い、顔を繋いで知り合いを作り、話を聞く。


「分かりました。あなたの意見を承りました。」

大抵言いたいことを言って、言質を取りたがるが中身なんて無いのだから真面目に聴くだけ無駄。


こんな委員会では何を言っても時間だけ取られる。


眠くなるのも分かってほしいと常々思う。


そんなこんなで四年が過ぎた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る