第7話 大丈夫。ここにいる
高校を卒業して直ぐに仕事を始めた。
真鈴は家にいさせた。
なれない事で疲れて帰るが家で待つ真鈴にいつも癒されていた。
あまりにも疲れが溜まると僕で遊んでくれていた。
――――――数ヶ月が経ったある日、
職場の女性の先輩に誘われご飯に行った。
そのまま、ホテルに誘われ半ば連れ込まれた。
そこで、何もしない僕に苛立ち始め、
『したことないの??』と聞いてきて
『あります…』と答えたが、
『じゃあ分かるでしょ?』と酔いもあって少しきつく言われて、怯えてしまい僕はそこから逃げ出した。
タクシーで家に帰って、
即、真鈴を抱きしめた。
真鈴に事の次第を伝えると、
『怖かったね。』と言ってくれ、
優しくキスしてくれた。
『…怖い。』
『大丈夫。』
真鈴はいつもの様に僕を包み込んで落ち着かせてくれたあと、首に爪を立てながらキスして、、そのまま全身愛してくれた。
久しぶりにお互い服を脱いで抱きしめあった。
『怖い?』 と真鈴に聞かれた。
『ううん。真鈴なら大丈夫。』そう答えると、
『でしょ?私なら怖くないよね。』
僕らは久しぶりに繋がって果てた。
あまりそこにはお互い拘ってはいないが、頭の中をリセットするにはそれくらいの刺激が必要だった。
特に今回は、真鈴の肌とお互いの快楽で安心したかったから。パニックを起こす前に真鈴も僕を落ち着かせたかったんだと思う。
だとすると僕を最大限包み込むこと。
それが最大の薬。
その日の夜中、また、真鈴を探してプチパニックに。
でも真鈴は冷静に対応してくれた。
『怖かったね。もう大丈夫だよ。真鈴いるよ。ここにいるからね。』そう言ってまた僕を寝かしつけてくれた。
翌朝、嫌な夢を見たこと話してもしかしたらと謝ると、
『うん。あった。でもいいよ。慣れてるし。…それに私じゃなきゃダメでしょ?』と。
僕は真鈴を思い切り抱きしめた。
『真鈴…愛してる。真鈴しか要らない。俺、真鈴にして欲しい』
『わかってる。安心して。』
真鈴は僕の首に噛み付いた。
僕は情けない声と共に身体を震わせた。
『もっと…もっとして…足りない…』
『えらいね。ちゃんとお願いできるの。いい子。』
真鈴はさらに愛をくれた。
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