【弱い論考:中国の歴史】中国が一つの国になったのは、ヨーロッパ全体が一つの国になったくらいに、あり得ない程の奇跡だと考えています。

──『先憂後楽』──

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 2024年4月27日(土)。21時43分。


 こんにちは。井上和音です。


 ツイッターを見てみましょう。


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 「【中国王朝英雄たちの伝説 荒ぶる民の秘密(NHKBS1)メモ】素晴らしい番組だった。NHK総合がプロジェクトXの再放送だったので、なんじゃそれはということでBS1に変えてみたら、大当たりの番組だった。恐らく、植民地時代の資本主義から吸い取られるだけの帝国主義の思想には、誰が考えても「悪」で一致すると思うが、そこに最初に立ち向かったのは義和団であり、清ではなかった。清は外国勢力に最後まで謙遜しており、言ってみれば弱腰だったが、日本を含めた8カ国要求(天津の砲台を1日以内に明け渡せというただの脅迫)を突きつけて、遂に清も外国勢力と戦うが、時すでに遅し。秦の第二皇帝の陳勝・呉広の乱から同じで、国が機能しない、もしくは国が暴利を貪るようになると、中国の国民は、追い詰められて「乱」を起こす。しかしながら、「人々は誰しも進んで反乱を起こしたいわけではない」と記録があるように、追い詰められて、立ち上がる他ない時に、人々の仕方なさから波及し、一つの時代を終わらせてきた。幾度となく中国は王朝が作られてきたが、終わりは次の王朝ではなく、平民からの「乱」で終わりを迎える(その後は大抵権力争いで国が幾つかに分割される)。国の始まりは戦争に勝ち残った、ある意味運要素も大きいのかもしれないが、終わる時は、地方の苦しめられた平民による、国の失策など終わるべき時に終わるという、その終わりを告げてきたのが、中国という巨大国家の名も無き平民たちなのだと感じ取れた。これは現代にも通用する。中東でハマスやISなどが根絶しないのも、白人至上主義で政権に関わってくる者たちに追い込まれたムスリムの民衆の中でも過激な者たちが、過激派と呼ばれテロなどを起こす。ただ、現代の中東のゲリラが国家権力を覆すまでに民衆に波及しないのは、歴代中国の反乱を起こした民衆程には、追い込まれていないので、大きく波及することなく、テロで終わっている。テロ組織は良くないが、そのテロ組織が大きくなる可能性を持っているのは、国の腐敗と民衆の限界によるものなのかなと思いました。」


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 今日のことを書いてもいいでしょうか。


 お風呂の中で「Be Together Be Together 今夜は」のところを「インティファーダ! インティファーダ! 僕らは!」と歌ったらなかなかの軍歌にでもなるのかなと思いました。


 午後7時30分からのBS1の番組「中国王朝英雄たちの伝説 荒ぶる民の秘密」に全部持って行かれるくらいには、特に何もない一日でした。朝起きて、大谷さんの7号ホームランを生で見て、車の点検に行って、担当者が変わると告げられて涙のお別れの後、Jリーグの町田ゼルビアvs.ジュビロ磐田を見て、川島永嗣さんの41歳ありえないスーパーセーブをこの目で見て、BLEACHとか読んでいたら午後六時くらいになっていました。


 ゴールデンウィーク初日としては、まずまず。これくらいでいい。


 朝から「暇だし本でも読むかー」と金持ち父さん貧乏父さんを読んだら動悸と眩暈がして寝込むことになりました。金の為だけに生きるのはやめようぜ。みんな金の為だけに生きているわけではないんだ。僕たちはどう生きるか。


 5000円分Amazonで何か使えばdポイントが10万ポイントが当たる可能性があると聞いて資本論分冊4から6を紙の本で買いました。共産党中央委員会社会科学研究所さんは早くKindle化してほしいのですが。


 もう中国の話にいきましょうか。中国は歴史で見ればヨーロッパと同じなのかなと考えています。ヨーロッパと違うところは、出てくる国同士がどの時代でも戦争しまくっているところでしょうか。


 中国の歴史ですごいところは、竹冊にしろ紙にしろ、「え、そんな記述まで現代に遺っているのですか」と聞きたいくらいに、あらゆる文献が遺っているところですね。ヨーロッパだとだいたいが、有名どころの人の文献か、宗教、特にキリスト教の文献しか遺っていないように感じます。私が浅学なだけかもしれませんが、中国の歴史のほうが識字率が高いような気がして、あらゆる階層の人があらゆる文献を遺しているのが中国の歴史において凄いところなのかなと思いました。ヨーロッパで小作農の人の文献なんて聞いたことがないですからね。その分、劇作家とかで文化を繋いでいくのが主流だったのかなと思います。別に中国にだって劇とか踊りとか文化を伝える手段は色々あったかと思いますが。文字による文献が多いのが凄いのです。


 ヨーロッパはキリスト教一本でだいたいのヨーロッパは繋がりますが、中国の場合は宗教が時代ごとに受け継がれていかないにもかかわらずに、昔の文献をちゃんと残しているところがまた凄いと思いました。そもそもの中国の為政者は時代ごとに民族が違いますから。漢民族かと思ったら金だったり、モンゴル民族だったり。騎馬民族と農耕民族とが毎度のようにごちゃごちゃとした時代が当たり前なのが中国という国の歴史です。だからヨーロッパっぽいなと高校の時から思っていたのです。今は一つの中国(なんか語弊がありそうな)、漢民族が9割以上を占めますが、昔はばらばら。喋る言葉もばらばら。使う文字もばらばら。「そんな使う文字もばらばら、喋る言葉もばらばら、そもそもの民族が違う。生活スタイルも違う。気候もばらばら。そんな国が一つになるわけねえだろ」とやけ酒を飲みながら神さまなんかは見ていたと思いますが、まさかで一つの中国となってしまったのが今の中国共産党が一党独裁で支配する中華人民共和国です。相当な力を使ったのかなと思います。毛沢東が旅(長征ですね。調べました)をして、内陸の貧しい農民階級の人々を中国共産党の仲間にしていって、徐々に力を付けていって、最終的には蒋介石を失脚させて、中国共産党が一党独裁を敷くことになります。中国という農民が圧倒的な多数を占める国では、農民の支持をいかに受けるかが建国する際の最大の要因になっていたのかなと思います。その後五か年計画とかで農村で大飢饉を起こしてしまったという話もありますが、農民階級をまるめこみ、家を大切にする文化から中国共産党の一党独裁を維持できてきたのかなと思っています。今は強権政治で維持できているのでしょうけれども。


 今の話は知らない。昔の話もちゃんと理解しているかは微妙ですが。


 特に詳しいわけでも記憶力に自信があるわけでもないので、面白いところだけ読み取ってください。タイトルには【弱い論考】とでも付けておこうかなと思います。


 ゴールデンウィーク一日目は良い一日だった。


 

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