第12話 ダイナマイトに火がついた!?

後半戦が始まった。

オールスター後7月いっぱい、5連勝!

中日に3連勝、巨人に2連勝。今日も巨人戦だぜ。


この後は、昔なら詩にもならん死のロード。

今は、避暑と成績稼ぎのためのロード。

広い甲子園では本塁打にならなくても、

他の少し狭い球場やドームならナントカナルサ。

しかもドームは涼しいぜ。ちょっとは違うよ疲労度も。


どうやら、それを見越してか、

後半になって、打線がきれいにつながり出した。


ダイナマイトに火がついた?!


とでも言いたいけど、本塁打は大山選手くらいじゃなかったっけ。

ダイナマイトと言うよりも、ひたすらつなげてつるべ打ちの感じ。

やっぱり、これ、岸一郎建白書に沿った勝ち方だぜ。


本日、甲子園100周年。


大正時代の左腕投手・岸一郎は、やっぱり、甲子園に生きている。

彼の早稲田大学の後輩・藤本定義もまた、甲子園に生きている。

今日、彼らはどのような試合を期待しているのであろうか。


ちょうど100年目のこの日も、阪神対巨人戦。

夕方が楽しみである。


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