#書き続けるきっかけ は140字では書ききれない
昨日に続いてTwitterネタですが、ちょっと前に、タイトルに挙げたタグも流行ってましたね。
私はタイトルの事情で参加できてないのですが。
というわけで、140字で書ききれない「書き続ける理由」の話をしようかと思います。
とはいっても、はっきりそれとわかる明瞭な理由があるわけではないのですが……
2009年の春から初夏ごろに二次創作小説を書き始めて以来、なんか気がついたら15年(途中、二次の筆を折ってオリジナルに転向したりもしつつ)書き続けてた感じです。
ただ、10年目で一度筆を折っていることもあり、「なんで書いてるんだっけ」はしばしば考える機会があった気がします。
ひとつ確かなのは「自分の書きたいことしか書けない」にもかかわらず「自分だけが楽しめればよいわけではない」らしい、ということ。
なんらかの形で反応は得たいようです。
なんでだろうな……と考えてみるに、おそらく
「自分の生息域を確保したい」
が最大の動機なのかもしれない、と今は仮説を立てています。
己の自意識として「自分は世の中に『いない』存在と扱われている」という感触が非常に強くあるようです。
少なくとも、商業的にマーケティングを考える人たちに頭数とカウントされていないことは間違いないです。「この年代の男性は/女性はこういうものを好む」の計算にまったく入ってこない存在、と言いますか。
いない存在と扱われているから、居場所がどこにもないんですよね。特に商業出版物の中には。
商業出版されてる「女性向け」ものって、恋愛ものか、私の年代ならホームドラマかレディコミか、みたいな感じですからね(どれもまったく興味ないです)……おまえの居場所など世の中にはどこにもないんだよ、と言わんばかりに。
だから自分で作ってるんだろうなあ、と思います。
黙っていたら居場所など誰からも用意されないので、自力で生息域を確保するしかない。
そして、その生息域を、できれば広げたい。
生息域を共有する誰かがいれば理想ですが、そうでなくとも「そこにいてもいいよ」と言ってもらうために。
公募で戦いたがるのは、ある意味「そこにいてもいいよ」の確証を得たいから……という側面があるのかもしれません。
公募で長編入賞してプロデビューできればそれは幸運ですが、もしできなかったとしても、延々死ぬまで何かしら書き続けてるんだろうなあ、とは思います。
といいますか、書いていない自分が想像できません(笑)
それほどまでに、自分の生息域は「書く」ことでしか確保できないのだろう……と思っています。
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