アレとかコレとかの定義がわからん

 イメージカクテル話が一段落したので今日から平常雑記モードですが、どうもこのところ、DiscordやらSNSやらで流れてくる内容に「そんなん言われても定義がわからんわ」と困惑することがたびたびあります。


 うち大きなひとつが「小説が上手い」ですね……。

 なんだかTwitterで「#私は小説を書くのが上手い」タグが流行ってますけど、そもそも「小説が上手い」とはなんなのか、正直よくわかりません。

 話作りが上手い? 文章が上手い? キャラ作りが上手い? それらの複合形?

 何をもって「小説が上手い」とするのかがわからないので、なんとも反応のしようがないここ数日です。


 上で挙げた各分解要素についても、どれひとつとして「上手い」の定義がわからない。

 例えば「話作りが上手い」は何をもって上手いと定義するのか……意表を突く展開? でも起伏がなくとも読み手の共感を呼ぶ話とかあるよね? となると共感力? いやいや、ホラー等だと共感度ゼロっぽくても人気の話とかあるぞ? と、ますますわからなくなってくる。


 これ系で、カクヨムDiscordで挙がってた「美しい文章」もよくわかりませんでした。

 美しい文章ってなんぞや……個人的に、余分な修飾でごてごて太った文章はまったく美しいと思いませんし、難解な語彙をむやみに並べ立てた文章も同様ですが、だとすると「美しい」とは何を指して綺麗なのか……。


 と、どう反応していいのやら考え込んでるうちに、皆様どんどん語っていかれるんですよね。「小説が上手い」も「美しい文章」も自明にわかってるぜ! って前提の様子で。

 やーすごいなー、と思いながら横目で眺めております。

 ほんと自分、この種の語彙がまるで飲み込めてない。そういえば「娯楽フィクションの『面白い』がどういうことかよくわからない」という症状も昔から患ってました。


 わかる人たちすごいなあ、と、黙ってメッセージを見守るばかりの今日このごろです。

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