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今日の夕ご飯はクラムチャウダー、チーズとキムチの鶏肉ひきにくいため。
乳製品が多めな気がするけど、くどいわけじゃない。とはいえ乳製品特有のまろやかさとしょっぱさがあって、どっちもおいしかった。
という風に食事が終わると、お風呂に入る。今日はミントの入浴剤を選ぶ。ここ最近暑いからだろうか、さっぱりする入浴剤の方がいいかもしれない。そこで夏を強調していて、涼しそうなミントが今の季節はぴったりだ。
ミントの青で染まったお風呂に入って少し休んでから、すぐに出てくる。やっぱり心が病んでいるからか、長い時間お風呂に入るのは辛い。早く出ちゃおう。
もう3年くらい切っていない髪を必死に渇かした後で、テレビを見る。オリンピックシーズンだからか、よく分からないスポーツの試合が多い。先週まで放送していた番組とは関係ない、オリンピックの試合。そんなの見ても楽しいとは思えない。
世の中一番大事なのは仕事。仕事よりも大事な物なんて当然なくて、オリンピックのことなんて当然大事じゃない。仕事、仕事でいっぱいいっぱいの頭ではオリンピックのことを考える余裕がない。
仕事はいきがいややりがいとは無縁で、辛くて苦しいことしかない。それを考えると、オリンピックで頑張っている人達と私は真逆の世界で生きているかもしれない。
仕事で疲れているから、何かを頑張る余裕なんて私にはない。仕事、休み。人生それだけで手一杯だから、それ以外のことをするなんて考えたくもない。疲れて、疲れて、仕事で疲れているから仕方ない。
だからいきいきとオリンピックで頑張っている人達を見て、ため息をつきたくなる。自分がやりたいことをして、周りに応援されている。それは私に無縁なことだから。仕事をするだけで生きていることを消費して、それ以外のことを考える余裕がない。それが当たり前の私にとって、オリンピックだがどうなろうが、どうでもいいけど。
よくオリンピックで金メダルを取るとかして、なぜか『日本中が感動した』って話のなるじゃない? 私は恵まれている人の幸運に感動する余裕なんてあるはずがないし、そもそも誰が勝とうがどうでもいい。
やりたいことを生き生きとしていて、それが周りに認められていて。そんな感じでしかないオリンピックなんて見るだけ無駄だ。楽しいことやうれしいことなんてないし、なんならそれで私の人生がよりいっそう苦しくなったり辛くなったりするだけになる。
じゃあオリンピックの試合なんて見なければいい。パラリンピックもそうだけど、たかだスポーツで私の苦しさがましのなるわけがない。
1人ぼっちで、雑談や会話のほとんどない会社で働いている私。だれともつながらず、孤独でたまらない。そのうえ自傷もしているから、肌がどんどんぼろぼろになっていくだけ。
私はテレビを消した。これでオリンピックの試合が見れなくなって、ほっとする。うん、これはいいことだ。
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