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書店で本を買い、ドラッグストアで生理痛の薬や栄養ドリンクを買い、スーパーで夕ご飯の材料を買ってから帰宅する。
そういえば地域コミュニティFMの番組で、イベントの様子を放送するかもしれない。そう思ったけど、私はラジオをつけない。何も音がない中、私はベッドに寝転がる。
仕事というものは大変なのだ。1人で情報収集しないといけないし、誰かが助けてくれるとは夢でもありえないし、辛いことや苦しいことでできているし。
そんな仕事を5日間続けた上に、休みの日にイベントを楽しむ。これができるわけない。
そうイベントに参加出来ないのは当たり前。むしろイベントに参加出来る方が、おかしい。
そこで今の状況が正しい。病院行って、買い物して、休んで。それ以外のことをするのは休みの日じゃないし、多分それ以外のことはできない。
仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、仕事。
仕事で使い潰すのが人生です。仕事のために生きているのです。
世の中うまくいかない。嫌なことがいっぱいあって、辛くて苦しくてしんどくて。もう生きることなんて、罰ゲーム以外の何でもありえなくて。
そういう状況で、私は生きている。生きることに救いはなくて、死ぬことで解放されるまでずっとこんな感じ。
ぐるぐるごちゃごちゃ。頭の中を色々な嫌なことが浮かんでくる。知らない間にほしいものがなくなっていたりと狙っていた場所に人がいつのまにかやってきたりとか。もはやうまい文章にならない、嫌なことが脳を支配する。
今回のイベントも嫌なことに入るんだろうな。こういう風に辛いときに思い出す、しんどい思い出になってしまうんだろうな。
辛い、苦しい、しんどい。これなら当たり前だけど、死んだ方がましだ。さくっと人生が終わって、思考することがなくなったとき。きっと私は今までにないほど、幸せになれる。
『ざーざーざーざーざー』
気がつけば、雨が降っている。台風がないのに、大雨が降る今。こうやって突然スコールのように雨が降るのはおかしくはない。
そういえば昨日の夜、家から少し離れた場所で土砂崩れがあったらしい。その土砂崩れは住宅を壊して私が普段使わない電車の路線を埋めたという。死者やけが人はでていないけど、かなり大変なことになっているらしく、電車は運転見合わせのままで避難指示も解除されていない。
そこでこの雨は最悪だ。雨音はストレスを緩和させてくれる効果があるらしい。でもそれだけじゃあ無理なくらい私の頭はストレスでいっぱいになっているし、そもそも雨が土砂崩れを悪化させると思えばリラックスなんてできるわけがない。
死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい。
嫌な思い出を消すように、この言葉が脳をしめる。救いなんてないから、この言葉についすがりたくなる。
ひたすら降る雨の音、部屋を満たすLEDの光、そしてベッドに敷いてあるパッドの少しざらついた感触、頭の中をしめる『死にたい』という言葉と、しんどい思い出。
うん、これは死んだ方が良いんだ。この苦しさは、死でしか解放されないんだ。
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