1-4
帰宅してから、買った物を片づける。親にくずもちやわらびもちを渡して、買った本を本棚に入れる。本棚には本を新しく並べてるスペースがないので、以前買った本の上に積んでおく。これいつか片付けなくちゃ駄目だな。
片づけ終わったら料理をする。今日は土曜日なので、私が料理をする日なのだ。とりのひきにくとゴーヤと小松菜のカレーを作る。とりのひきにく、ゴーヤ、小松菜を炒めて、水を入れてから煮る。まあ簡単な料理。でもおいしいから、私はこれが実は好きだ。
夕ご飯を食べてから、お風呂に入る。私はお風呂が嫌いだけど、入らないわけにはいかない。今日はカモミールの入浴剤をいれてから、いつものように10分お風呂につかって髪と身体を洗い、お風呂から出る。
お風呂から出たら髪の毛を乾かさなくちゃいけない。3年間切っていない、腰の辺りまである長い髪。当然だけど髪を乾かすのには時間がかかる。これも美容院に行って髪を切ってもらうだけの元気と心の余裕がないからしゃーない。まあ仕事をしているから、仕方ないよね。
髪を完全に乾かすなんてこの長さだとファンタジーなので、そこそこ乾いたらドライヤーを終わらせる。そしてビタミンCが入っている化粧水で保湿してから洗面所を出る。本当はもっとお肌の手入れをするために乳液や美容液を塗った方がいいのだろうけど、めんどくさいからいいや。今日も休日で明日も休日。そんな日くらい、お肌の手入れはサボりたい。
と生きるために必要なことを全て済ませてから、布団に寝転がる。疲れが残っているから、ここから何かしたいとは思わない。読書したりスマホをいじったり、そういうことをするのもめんどくさくて、ただただ寝転がる。
次近鉄奈良駅にいけるのはいつになるのかな? そんなこと寝転がりながら、ふと考える。
今月は行かないだろう。ゴールデンウィークは人で混んでいそうだからパス、それならいつなら行けるというのだろう。
バスか徒歩で最寄り駅に行き、そこから電車に乗る。それは大変そうなことではないかもしれないけど、仕事をしている私にとっては負担だ。
だって仕事が大変なんだ。対話なんて難しくてAIのように手順書通りに仕事をしなくちゃいけない日々。どうせ私がいなくても誰も困らないのに、私はロボットのように単純作業をこなさないといけない。
まあ毎日頭をごちゃごちゃさせながら働いているから、その関係もあって基本的には疲れている。いや疲れているわけではないかもしれない、栄養ドリンクをちゃんと飲んでいるし。ただただストレスで脳に負担がかかっているだけなのだ。
否定しかない環境でいることは辛いから、ストレスがたまらないわけじゃない。通勤中に腕をつねらないと気分が悪くなるし、肌をかきむしったり足の爪をむしったりしなくちゃ気分が落ち着かないこともある。すなわち仕事をしているから、しんどい日々ってこと。
こんな状況で近鉄奈良駅近くへたくさん行けるわけがない。でもまた今年中には行ってみたい。
職場のある大阪とは違う、近鉄奈良駅近く。人が多いとはいえ、そこは私にとって行きたい場所だから。いくらしんどくても辛くても、絶対いつか行きたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。