scene 6 :(夕方)家庭科室
◆
「―――なあ
自分のこと好きな男と同じクラブになるってどんな気持ち?」
「別に…どうせ私のこと本気で好きなわけじゃないでしょ? お互いよく知らないんだし…」
「……」
「なんとも思わない…
たぶんお互いに」
「ほ〜ん……」
「そういえば茜、まだ教えてもらってなかった。
ペケくんってなんで誘ったの?」
「…嫌やったん?」
「別にイヤじゃないんだけど。茜が良いって言う人なら私も賛成。
でも…なんでなのかな? って 」
「あー…」
「何でってゆうか…まあ…その…」
「……?」
「………」
「……」
「中学ん時に……一回、見たことあって……」
「あ、へ~~」
「そん時に……」
「……」
「…………」
「…………」
「いゃ…ぅん………」
「………?」
「………………一目惚れ……」
「…!」
「〜〜〜―っ!」
「……………ぇ」
「…うっさいわーーー!!」
「あっっ! ちょっとどこいくのアカネ?! 帰るのっ?」
「アカネ? アカネ! ……あーー…もー…」
「…………まだ何も言ってないでしょ…」
「あはははっ、顔真っ赤にしちゃって…ふふっ…」
「………でもそっか…アカネがね…」
「あははっ! ……… 」
「 はあ〜〜! なにそれ、も 〜〜〜〜〜〜〜〜っ! いいな〜っ!」
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