第19話

「巨人戦隊風雲児五人衆いでよ」

鋼球蹴り球第五師団長勝沼卓が

そう叫んだ。

すると、どこからか体長二十メートルは

あろうかという丸坊主の大男たちが

現れた。

「薩摩、まずオマエからだ、あの坊やを

少しかわいがってやれ」

「ヘイ」

薩摩と呼ばれたその大男は、直径一メートル

程の鋼鉄の球を地面にセットして

思いきりハイトと御影目がけて

蹴り込んだ。

ボールが唸りを上げてハイトと

御影を襲った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る