第8話

「ハイト、ジェノサイドゲームに参加しないか」

アイアンボウルの主催者、闇将軍の片桐紘一が

ハイトに誘いをかけてきた。

「あの皆殺しゲーム」

「そうだ。アイアンボウルでずば抜けた成績

を誇るオマエを推薦しておいたんだ」

「いいですよ。オレも血に飢えていたんで

やりたいと思ってたんですよ」

「オマエは本当に格闘技向きの性格だな」

片桐がフッフッと含み笑いをした。

「警察には手を回してくれてるんでしょうね」

「警察庁長官とは昵懇の仲だ」

片桐が帰って行った。

「ハイト君」

「御影ちゃん」

クラスメートの麗御影が声をハイトに

声をかけてきた。

「こんなこともうやめて」

「おれ人を倒すのが楽しくて仕方がないんだ」

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