第7話

ライバルの一人、角町裕也対ハイト

場所 コーンサタンフィールド

「いいか、互いに鉄の球が入った

ボールをけりあって、相手に

当てる。ダウンした方が負け」

主審の米沢がそう宣言した。

「ピーっ」

ホイッスルが鳴った。

「ハイト、久しぶりだな。ちょっとは

腕を上げたかい」

「まあね」

「いくぞ」

裕也がボールを持つた。

「稲妻トルネード」

裕也が強烈なシュートをハイトに向かって

蹴りこんだ。

フッ。

しかしそこにハイトはもういなかった。

「なにーーーーーーーーーーっ」

ハイトは瞬間移動して反対方向にいたのだ。

「味な真似を」

「今度はこっちがいくよ」

ハイトが裕也にシュートをけりこんだ。

「ハイドネットカメルーン」

ハイトがそう叫ぶと、ボールが猛烈な

勢いで裕也の腹部にぶち当たった。

「ゲフッ」

血を吐く裕也。

そのまま大地に崩れ落ちた。

「まだまだだ、ハイト」

しかし、裕也はヨロヨロと立ち上がり、キックの

構え㋾取った。

「これまで、レフェリージャッジにより

ハイト選手の勝ちとする」

「またにしようぜ、裕也」

「わかった、またキックを磨いてくるぜ」

ハイトが裕也の手を握った。


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