第4話ー2、怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、秋、冬編
いざ、、遺跡探索へ、、、
如月は、春樹に、、「じゃあ、春樹、遺跡探索に行くぞ、、何が有るかな、、大昔の古酒でもあれば良いが、、」、、焔はため息をついて、、、「そんな物は、とっくに蒸発してますよ、、如月様、真面目に対応して下さい、、夢夢ちゃん達もいるのよ、、」
「大丈夫だよ、、ピクニック気分で行けば良いよ、、空間ボックスにたくさん入れてあるから、、」焔はまた、ため息をついた、、
春樹が、、「ええと、、如月様、確か、その、謎の遺跡は、最近、発見されたナスカ近郊のカワチと言う街のピラミッド群の近くにあると、古文書には載っています、詳しい場所はわかりませんが、、」
「大丈夫だよ、、、私の妖術、開眼ですぐにわかる、、そこまではどうやって行くか」
「霊道だと、場所が、わからないと行けませんが、、姿を消して飛行の術でカワチの近くまで飛んで行きますか、、」、如月は、美波達を見て、、「この子達は無理だろう、、、よし、面白い乗り物がある、、中国古来の乗り物が、、、」、そう言うと如月は術を唱えた、、すると上空の雲の一部が別れて、如月の元に降りて来た、、
全員、驚き、春樹が、、「ええと、如月様これは何ですか、、」、「ああ、筋斗雲だよ、これなら人に気ずかれないから、姿を消す必要も無いだろう、、」、「そうですかね、」
美波達も驚き、、「えー、、、あの、西遊記に出てくる雲の事なの、、如月のお姉さん何者なの、、もう、信じられない、、」
横で夢夢は思った、、「あははは、、だって青龍だから、、そのぐらい、全然驚かないよ、、もう、如月のおばちゃん、やめて、」
如月は、、「ええと、、これは、心の清い人しか乗れないけど、、あっ、鶴瓶がいないから大丈夫か、、」、幻は思った、「鶴瓶のやつ、、いない所でも、いじられるのか」
筋斗雲は、全員を乗せると、上空に浮かんだ、「筋斗雲、、じゃあ、カワチに向かってくれ、、」、、筋斗雲は、カワチの方に向かって飛んだ、、、
地上には雄大な、ナスカの地上絵が見えた、
「わあ~、凄い眺めだわ、、地理で見たナスカの地上絵の本物だよ、、」、「本当だわ、絶対、こんな体験出来ないわよ」
春菜は思った、、「私のお兄ちゃんが見たら興奮するだろうな社会科の先生だから、、、あっ、遺跡やお宝もだよ、、絶対に言わないわよ、、こんな事、、、」
筋斗雲は、カワチの上空の近くまで来ると、スピードを緩めた、、すると、如月が、、
「ここら辺で良いか、、妖術、、開眼、、あっ、、筋斗雲、、もう少し東だ、、あの、山の麓まで行け、、」、、筋斗雲は、東の山を目指した、、、
カワチの外れ山の麓、、筋斗雲は、地上に降りた、、「さてと、、春樹、遺跡に行くよ、何が起こるかわからないけど、私は夢夢ちゃん達の警護をするから後はよろしくね」
焔はほっとして、小さな声で呟いた、、、「良かったわ、如月様が、攻撃とか、加えたら、遺跡の破壊だけじゃ済まされないわよ、ペルーの地形が変わるし、ナスカの地上絵は消滅するわよ、、、」
辺りには、地下遺跡に通ずる、入り口など見当たらなかった、、、「ええと、如月様、遺跡の入り口が無いけど、、」、「ルーナ、あるよ、、」如月は、そう言うと、妖術、を唱えた、、すると、地面が盛り上って、入り口らしいゲートが現れた、、、
「えー、、、まるで、特撮映画みたいね、、本当に如月のお姉さんはただの陰陽師なの」
如月は、ニコッと笑って、美波達に、「そうだよ、、、一番凄い陰陽師だよ、、」
焔は、、「もう、、派手に妖術を使うからよ、、美波ちゃん達、疑っているじゃない」
「如月のおばちゃん、、夢夢も擁護出来ないよ、、少し大人しくして、、」と、思った
全員、、入り口らしいゲートに入ると、、
「おや、、暗いな、全然見えないよ、、電気は無いのか、、それなら天井すべて破壊して太陽の光をかざすか、」、「如月様、、冗談はやめて、下さい、、、破壊はダメよ、」、「そうか、、じゃあ、小さな、星でも出して灯りを付けるか、、」、焔は呆れて、、、「もう、、私がやります、、一応、光の聖霊ですから、、」、、美波達は驚き、聞いた、「えっ、、焔ちゃんは、光の聖霊なの、」、「あっ、違うわよ、、全聖霊だから、火、水、木、土、光、全部だよ、全聖霊術が使えるよ、、、」、、夢夢は思った、、「おお~、そうなのか、、、夢夢も知らなかったよ、、やっぱり焔ちゃん、優秀なんだね、」
焔が光の妖術を唱えると、、遺跡の全貌が見えた、、「おお、、けっこう、想像したより広いな、、春樹、よく、こんな遺跡が今まで発見されなかったな、、」
春樹も不思議そうに、、「ペルーの街外れの骨董屋で、たまたま不思議な古文書を見つけたんだ、、淡く輝いていたから購入したんだ
よ、、まあ、誰も偽物と思って信じなかったみたいだ、、、」
「さてと、これから探索するけど、、前方は幻、焔、春樹とルーナで、、夢夢ちゃん達は私の後ろから付いて来てくれ、、」
「うん、、わかったよ、如月のおばちゃん」
それを聞いて、幻は青くなって、焔に、、
「おい、、焔、俺の聞き違いか、今、夢夢様は、如月様をおばちゃんと呼んでなかったか、、」、焔はいつもの事と、「うん、、呼んでたよ、、夢夢ちゃんはあれで良いらしいよ、如月様がそう言ってたもの、、」
「恐ろしい、、俺や鶴瓶のやつが一言でもそんな事を言ったら一瞬で消滅してるぞ、、、夢夢様は最強だな、、春樹やルーナだって如月様と呼んでいるのに、、」
焔は小さな声で、、「ほら、如月様の顔を見てごらん、如月のおばちゃんと呼ばれてニコニコしてるわ、、」、「本当だな、、」
春樹達は、次々と遺跡を探索して、珍しい物は空間ボックスに入れた、、中でも書物には興味深い書もあった、、ナスカ文明の書物
中には宗教や信仰、怪しげな妖術の文献もあった、、、中にある、お宝、美術品には、春樹達は、見向きもしなかった、、
謎の地下遺跡は危険がいっぱい、、
すると、春菜が、、「えー、、、夢夢ちゃん、この古い宝箱の美術品とか、、どうするの、、偽物なの、、あまりペルーの物はわからないけど、、」、、夢夢は困惑して、、、
「さあ、、夢夢は何もわからないよ、、」
すると、焔が、、「あっ、、春菜ちゃん、勝手に触らないでね、、呪いとかかけられている場合があるから、、」如月も、、「そうだよ、、春樹達は、その骨董品の妖気を感じているから、触らないんだよ、、、」、如月が、少しだけ、妖力を上げて、春菜に触れると、、春菜にも、宝箱のまがまがしい、オーラが見えた、、、春菜は驚き、、「わっ、、本当だわ、、触らなくて良かったわ、、」
美波も、、「そうね、、記念になるからと思ったけど、、うかつに触れないわね」
由美が、、「じゃあ、、スマホで、撮れば良いじゃないの、、でも、誰にも見せられないけど、、思い出として記念になるわよ、、」
美波達は、、スマホで記念撮影をした、、
「もう、、美波ちゃん達、、ずいぶん余裕があるわね、、、こっちは、みんなに何かあったらまずいと思ってピリピリしてるのに、」
と、、焔はため息をついた、、、
「焔ちゃん、、お役目、ご苦労様だよ、、、夢夢はおじいちゃん達に会えただけで満足だよ、、妖具は欲しいけど、、無さそうだし」
夢夢は、、焔を労った、、、
焔は、辺りの気配を読み取って、、「夢夢ちゃん、、そうでも無いわよ、この古い遺跡、、普通の古代遺跡と違うわよ、怪しい妖気が漂っているもの、、気をつけた方が良いかも、、、」、、夢夢は気になり、、
「えっ、、、焔ちゃん、、まさか、怪物とか、いないよね、、妖怪なら慣れているけど、、、」、、「そうね、外国だから、、、注意した方が良いかも、、まあ、、如月様を始め、、凄い術者がいるから、大丈夫だと思うけどね、、、」
焔の心配をよそに、、如月は終始ニコニコしていた、、「夢夢ちゃん、、お腹空かない、、美波ちゃん達は、、どう、、いろいろと用意してるから言ってね、、」、「うん、空いてないよ、、如月のおばちゃんは空いたの、、美波達は、、」、「うん、、まだ大丈夫だよ、、」、「じゃあ、もう少し後にするか、、、」
その様子を見ていた幻は、焔に、、「おい、焰、、如月様はどうしたんだ、、あんな、如月様を見たこと無いぞ、、春樹やルーナにだって厳しくしているし、何で、あんな、、ずっと笑顔なんだ、、」、、焔は、即答で答えた、、「決まっているじゃない、、夢夢ちゃんと一緒にいるからよ、、夢夢ちゃんと会う時はいつも笑顔だもの、、」、、「そうなのか、、俺は幼稚園の時に夢夢様を、見ただけで、、春樹と外国に行くまでは掛け軸に封印されていたし、、如月様に無理やり春樹達に同行しろと、封印を解かれて、そのまま、ここにいるから、知らないんだ、、」
焔はニコッと笑って、、「私も夢夢ちゃんといると楽しいよ、、優しくて素直で、かわいいし、性格も良いのよ、、如月様が可愛がるのもわかるわ、、、」、、と、陰で誉められる夢夢であった、、、
しばらく遺跡を探索したが、めぼしい物は見つからなかった、、、「春樹、、後はあの大きな神殿みたいな場所だけだな、、」
「まあ、、いろんな文献があったから、お宝よりは良いよ、、後でホテルに戻ったら解析だな、、」、夢夢は目を輝かせて、「おじいちゃん、、何か、新しそうな妖術とか有りそうなの、、」、春樹はニコッと笑って、、、
「夢夢も興味あるか、、解析したら、教えてあげるからな、、今まで、いろんな場所に行ったから、色々な話があるぞ、、日本に帰ったら、いっぱい話すからな、、」
「うん、、でも、いつ帰ってくるの、、」
春樹は困って、、「そうだな、、チベットや中国、アフリカ、アラブ諸国、インドに、行ったから、、後はルーナの生まれた国オランダやヨーロッパだな、、」
「えー、、、まだ、行く所があるの、、夢夢はそんなに待てないよ、、」
するとルーナおばあちゃんが、「夢夢、大丈夫よ、、こうやって、如月様とまた遊びに来れば良いのよ、、おばあちゃんの生まれた国、オランダにも来てね、、」
するとそれを聞いていた美波達が、、「あっ、夢夢のおばあちゃん、、私達も行っても良いの、、」ルーナおばあちゃんは、ニコニコと笑って、、「良いわよ、、特に私の生まれた国、オランダに来て欲しいわよ」
「オランダか、、良いな、、お花、チューリップはキレイだし、風車に運河、、歴史で言えば蘭学、自然もいっぱいあるし、、そうだ、画家のゴッホもオランダだわ、、、」「あら、、春菜ちゃん、よく知ってるのね」「ええ、、お兄ちゃんが社会科の先生で、私も地理、歴史には興味があります、、」
由美も思い出す様に、、「あっ、そうだ、夢夢のおばあちゃんはオランダ人だった、だから、出島のオランダ屋敷にいたのね、、」
ルーナおばあちゃんは夢夢に、、「夢夢、、良いかな、、」、「何、、おばあちゃん、」
「本当に、オランダでは見て欲しい物があるのよ、、」、「えっ、、、おばあちゃん何なの、、夢夢に見て欲しい物って、、」
「私の、お母さんや、おじいちゃん、おばあちゃんが眠るお墓があるのよ、、夢夢を見せたいのよ、お母さん達に、、、本当は、春斗にだって、墓参りして欲しかったけど、全然、私達の事、信じていないでしょう、妖術で連れて行けないから、、飛行機じゃ遅くって、、嫌だわ、、」
夢夢はおばあちゃんの耳元で、、「えっ、おばあちゃんのおばあちゃんって、、あの、本当の夢魔のおばあちゃんの事なの、、」
ルーナおばあちゃんはニコッと笑って、、
「そうよ、、夢夢もその血を受け付いているでしょう、どうも、覚醒遺伝らしいから」、夢夢もこっそりと、耳元で、「おばあちゃん、、美波達には内緒なんだよ、、言わないでね、、」、「わかっているわよ、、夢魔は、あまり、良いイメージじゃないもの、、私だって最初は、おじいちゃん、、春樹に言うのに抵抗があったわよ、、、」
ルーナおばあちゃんは夢夢の手を握りしめ、「夢夢、約束よ、、おばあちゃんの夢を叶えてね、、、」、「うん、、わかったよ、」
夢夢は思った、、「あっ、これって、怪し夢魔の夢を叶えましょう、、タイトル、じゃないか、、」
一時の、息抜き、、、
神殿の前にある、、広場みたいな場所の、大きな台座に近ずくと、、如月が、、「春樹、あの神殿で最後だろう、、その前に休憩しよう、、」そう言うと、台座の横に、空間ボックスから、人数分の、椅子を出して、、、
「さあ、、夢夢ちゃん達、疲れただろう、椅子に座って休憩してね、、ほら、春樹もルーナも、、焰、幻、お前達もだ、、」
幻は恐る恐る、、「いや、、如月様を差し置いて座れません、、」、「良いから座れ、」
焔はニコッと笑って、「幻、言う事を聞いた方が良いわよ、、機嫌が良いうちに、、」
みんなが座ると如月が、、台座の上に、簡単な料理、スイーツや、果物、飲み物を出した、、「さあ、夢夢ちゃん達、食べてね、」
すると、夢夢も、空間ボックスから、佐藤のおばあちゃんが作ったサンドイッチとサラダを出した、、「これもどうぞ、、おじいちゃんおばあちゃん、佐藤のおばあちゃんの手作りのサラダとサンドイッチだよ、」
「おお、懐かしい、佐藤さんが作ったやつか、、」、「そうね、、あの人は昔から料理が上手だったから、、私も慣れない日本料理をたくさん教えてもらったわ、、」
全員、一時の休憩で各々、好きな物を食べて飲んでいた、、すると、如月は、こっそりと、ジュースとは違う、別の飲み物を飲んでいた、、「ええと、、、如月様、それは何ですか」、「あっ、焰、、美味しい湧水があったから、取って置いたものだよ、、、、」「へえ~、どこで酌んだ物ですか、その湧水は、、」、「ええと、確か養老乃瀧だったかな、、あっ、まずい、、」、「如月様、、
それ、お酒ですよね、、もう、夢夢ちゃん達がいるのに、、沖縄の時と一緒じゃないですか、、全然、懲りないわね、」、と、呆れた
「私にとっては、湧水なの、こんなのいくら飲んでも酔わないわよ、ねえ、夢夢ちゃん」
「如月のおばちゃん、夢夢に振らないでね」この様子を、美波達は、ニコッと笑って見ていた、、、
しばらく、休憩をしたら、、「さてと、春樹あそこの神殿で最後だろう、何か色々とありそうだぞ、、気をつけてな、、」
「そうですね、、いろんな気が混ざっている、、幻、、よろしくな、、」
「、、、わかった、、」
焔は、夢夢達に、、「夢夢ちゃん、如月様から、離れないでね、、美波ちゃん達もよ」
美波達はキョトンとして、、「夢夢ちゃん、あの神殿で何かあるの、、」、「うーん、、いろんな気があるけど、何かわからないわ」
由美は、「えっ、、、何か怖いじゃない」
春菜は、「えっ、、、面白そうじゃない」
全員、立ち上がると、如月は、そこらの物を全部、空間ボックスに閉まった、、
「じゃあ、さっきと同じで、春樹達が先に行って、私は後方で夢夢ちゃん達を守るからね、、良いわね、、神殿に行くわよ」
全員、神殿の中に入って行った、、、
「わあ~、広いわね、、天井も高いし、、」
春菜は目を輝かせて、、「凄いわ、いろんな石像があって、まるで、ギリシャの神殿みたい、、映画みたいに宝物殿もあるかもよ」
すると、焰が、「ダメよ春菜ちゃん、さっきも言ったけど、呪いやトラップもあるから勝手に触らないでね、、」
「えー、じゃあ、モンスターミミックみたいな奴もいるの、、」、「春菜、、アニメじゃ無いのよ、、普通にいるわけ無いでしょう」
すると、如月が、「由美ちゃん、、いるかもよ、、注意してね、、」、「えっ、、、」
夢夢は思った、、「もう、如月のおばちゃん、、驚かしてどうするの、、」
「う~ん、思ったより、何もないな、後はあの大きな2体の石像が立っている奥の大きな扉の部屋だけだな、、」
宝物庫、、お宝は、、、
如月と、春樹と焔は、変な違和感を感じた
「焰、、あの石像、さっきと形が違わないか、、俺の気のせいか、、」、「そうね、、変ね、、」、「おやおや、、気配が感じられない空っぽの奴だと思ったけど、消していただけか、、、夢夢ちゃん達、全員後ろに下がってね、、ルーナもだよ、、」
「えっ、如月のおばちゃん、どうしたの」
「すぐにわかるよ、、面白い物が見れるわよ、、」
夢夢達と、ルーナおばあちゃんは、、かなり後ろに下がった、、、「幻、焰、、夢夢ちゃん達に防護結界をかけて、、」
「あっ、はい、、」、「如月様、わかりました、、焰、、やるぞ、、」
「妖術、、天の御加護、、」「妖術、空間閉鎖、、」、、夢夢達に防護結界がかけられた
美波達は驚き、、「えっ、、、夢夢ちゃん何が始まるの、、」、「怖いわ、、何か現れるの、、」、「えっ、モンスターなの、映画みたいね、、凄い、、どんな奴かな、、」
「春菜、、何か楽しそうにしてるけど、これ現実だよ、、まあ、如月のおばちゃん達がいるから、大丈夫だと、思うけど、、」
すると、、ルーナおばあちゃんが、「美波ちゃん達ごめんなさいね、、まさか、こんな危険があるとは思っていなかったから、、、でも、大丈夫よ、、みんな強いから、、」
その時、2体の石像が動いた、、、
「えっ、、、石像が動いたわ、、如月様、あれは何なの、、」、、「そうね、、、ゴーレムみたいな物かな、、たぶんここが宝物庫で、その守り神なのかな、、」
「もう、、如月様は、知ってたでしょう」
「如月様、どうします、、」
「邪魔だから、、、倒せば良いじゃない」
「えっ、、、どうやって、、私達の雷撃で倒れるの、、」、焰と幻と春樹は、雷撃の術をゴーレムに放ったが、、全然、効果はなかった、、ゴーレムは威嚇か地面を叩いた、、
「何してるの、、あんな、ゴーレムぐらい、そんな雷撃じゃ、倒せないわよ、、もっと、強い妖術じゃないと、」、「もう、、夢夢ちゃん達が巻き込まれるでしょう、、」と、焔が言う前に、如月が、、「バカなゴーレム、、夢夢ちゃん達に危害を加えるつもりか、、そんな事はさせないわよ、、神術、阿修羅の閃光、、」、、ゴーレムは粉々に崩れた、、、「如月様、、もう、言ってる側から、、自分は防護で攻撃はしないって言ってたじゃない、、」、、「あっ、そうだった、でも威力は相当抑えたわよ、、ほら、結界は大丈夫じゃない、、」
結界の、夢夢達は驚いて見ていた、、
「わあ~、、如月のお姉さん、凄い、、やっぱり最強の陰陽師だよ、、」、「本当ね、、怪物がいたり、それを術で倒したり、まるで、SFファンタジーアニメじゃない」
「これって、夢じゃないよね、、」
夢夢は思った、、「如月のおばちゃん、、やりすぎだよ、、美波達が、これに懲りたら、夢夢はどうするの、、、」そう、思っていたら、美波達が、、「夢夢ちゃん、こんな体験普通の人は出来ないわよ、、来て良かった」
「そうだよ、次はオランダだね、、」
「春菜は、、オランダで、またこんな経験出来るかしら、、」、「えっ、、みんな、怖く無いの、、」、「あら、こんなに、強い人がいっぱいいるのよ、、大丈夫だよ、、」
夢夢は思った、、「人じゃないし、青龍に聖霊と妖狐だし、夢魔だっているし、、」
石像がいなくなると、、宝物庫の扉が勝手に開いた、、、
「さてと、どんなお宝が有るかな、、美味しいお酒はどこだ、、」、、焰は呆れて、、
「如月様、、まだ、言ってるの、、」
春樹は、多くの書物をみつけると、、「おお、、何て書いて有るかわからないけど、、たぶん、、貴重な物だな、空間ボックスに閉まって置こう、、後で解析するぞ、、」
「わあ~、、焰、、これって妖具じゃない、、何かな、、」、「う~ん、、まあ、曰く付きじゃないし、呪いも感じ無いから良いんじゃない、、」、夢夢もまた、空間ボックスに入れた、、、美波達も辺りを見ていた、
「何だか、、金銀、財宝が有るのかと思ったけど、、ほとんど書物とか、変な道具ばかりね、、期待外れだわ、、」
春菜は冗談交じりに、、「お小遣い、ピンチだから、、お宝、、期待したのに」
「もう、、春菜は、、、いろんな体験したし、、ただで旅行気分になったのよ、、良いじゃない、、」、「そうだけど、、」
すると、幻が、隅っこの方で何かを見つけて、、春菜達に、「あの~、、春菜ちゃん、、このカメオ、、曰く付きじゃないし、呪われてもいない、、良いものだ、、ちょうど4つある、みんなで分けたら良いだろう」
春菜は、幻に向かってニコッと笑いかけると「えっ、幻さん、、良いの、、ありがとう」
すると、焰が、「あら、、幻、、ずいぶん優しいのね、、」、、「、、、、」
春菜達は喜んで、、好きなカメオを選んだ
「わあ~ステキ、、これぞお宝ね、幻さん、ありがとう、、」、「本当ね、、ありがとうございます、、」、、幻は照れて、、春菜達から、離れた、、、
しばらくして如月が、、「じゃあ、、外に出るか、、焰、、霊道を開けてくれ、、」
「えっ、、、私がですか、、」
「そうだよ、、、私は日本に行ってまた、ペルーに戻らないといけないから疲れるんだよ、、」、「如月様は、妖力が無くなる事は無いのに、、疲れたなんて、、」
「良いの、、疲れたの、、早く霊道を開けてくれ、、」、「はいはい、」、、焔は霊道をの穴を開けた、、、先ほどの地下遺跡のゲートの近くの空間に穴が開き、中から夢夢達は出てきた、、
如月は、夢夢達に、、「さてと、夢夢ちゃん達、、日本に帰るか、、」、すると、春菜が
「あの~、如月のお姉さん、せっかくだから、ペルーでもう一つ見たい場所があるの」
美波と由美も、うんうんとうなずき、、、
「えっ、、どこなの、、」
「うん、、マチュピチュなの、、」
「あっ、、天空遺跡か、、良いよ、、空の上からでも良いのか、、」、「うん、、、」
如月は、先ほどの筋斗雲を呼ぶと、全員を乗せて、、天空遺跡のマチュピチュに向かった
しばらくして、マチュピチュの上空に着いた
「わあ~、、マチュピチュだよ、、」
「テレビで見たのと同じだよ、、凄いわ」
「それも上空から、見る事なんて出来ないわよ、、記念になるわよ、、」
夢夢は思った、、「あそこにも、妖具は無いかな、、」
夢夢達は、ペルーを満喫して、おじいちゃん達にお別れを言うと、如月の作った霊道で帰って行った、、
怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、秋、冬、編 川崎ヒロト @hajimehiroto
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