怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編10話

怪し、夢魔の夢を、叶えましょうか、、


夏休み編、、10、






夢夢の部屋、、、


空間から、ルナが現れると、すぐに、夢夢に戻った、、、


「終わったわ、、疲れた、、2回も続けて夢に現れるのは、初めてだから、、、」



夢夢は思った、、、


「たぶん、これで全部上手くいくはずよ、、春菜のお兄ちゃんのお友達も、回復するはずよ、、、」



夢夢はパジャマに着替えると、ベッドに寝転がり、、、、


「さてと、、、安心したから、、ゲームをやるぞ、、、」


夢夢は、時間を忘れてゲームをした、、、




次の日の、朝?、、、


「夢夢、、いつまで寝てるの、、もう、11時よ、、いい加減、起きなさい」


「、、、やだ、、、仕事で疲れているの」


「もう、、あなた、まだ学生でしょう、、、寝ぼけているの、、、」


「夢夢は、、、本当に、世界一、忙しい女子高生なの、、、」


「それだけ話せるなら、、起きてよ、、、、早くご飯を食べてね、、」


「起きるけど、、ご飯はいらない、、」


「ダメよ、、、いいわね、、」


「、、、え~、、わかったよ、、、」



夢夢は、しょうがなく起きて、着替えてキッチンに向かった、、



夢夢がキッチンで、少しだけご飯を食べて、大広間に向かおうとしたら、スマホに着信があった、、、


「あっ、、、春菜だ、、、」


「夢夢、、やったわね、、、」


「ええと、なんだっけ、、」


「もう、、ひき逃げ犯人よ、、今、お兄ちゃんから電話があって、、警察から連絡が入って、今朝、ひき逃げ犯人が自首して来たそうよ、、ルナがやったのね、、」


「良かったわね、、、」



春菜は、夢夢を問い詰めた、、、


「夢夢ちゃん、、聞きたい事があるんだけど、、、」


「ええと、、春菜、、、何かな、、」


「警察が言ったみたいだけど、、犯人も、酷い大怪我をしていたらしいけど、、まさか、ルナじゃないよね」



夢夢は、まずいと思い、、、


「え~、、夢夢は寝ていたから、知らないわよ、ルナにはやりすぎないでねと言ったよ、もうルナってダメね、、夢夢の言い付け守らないなんて、、、」


「そう、、、まあ、死んでいないみたいだから良いわ、、あっ、それと、、お兄ちゃんのお友達に、奇跡が起きたみたいよ」



「ええと、、何かな、、、」


「今朝、、医者達が大騒ぎしていたみたいよお兄ちゃんのお友達が昨日まで重症な状態だったのに、嘘の様に、治ったらしいわ、」


「そうなの、、、」


「ほら、由美のおばあちゃんの癌が消えたみたいに、、きっとルナがやったのね、お兄ちゃんが言ってたよ、、お友達の夢に天使が現れて、不思議な薬をくれたって、、」


「そう、、でも良かったわね、、」


「夢夢ちゃん、、ありがとう、、春菜は、、これからお兄ちゃんの病院に行くから、またね、、、」


「うん、、、春菜、お兄ちゃんによろしくね、、、」


「うん、、わかった、、、」



春菜の電話は、切れた、、、



大広間、、、


大広間には、お母さんがいて、またドラマを見ていた、、、


「あっ、、、またドラマを見ている、、」



お母さんは、ニコッと笑って、、、


「良いじゃない、、ドラマぐらい見てたってそれより、夢夢、、誰と話をしていたの、」


「うん、春菜だよ、、、」



お母さんは、興味津々に聞いてきた、、


「あっ、春菜ちゃんのお兄ちゃんの事なの、どうかしたの、、進展はあったの、、」


「ひき逃げ犯人が、自首したみたいよ、、それにお友達も、回復したって、、」


「良かったじゃない、、犯人も、まんざら悪い人じゃなかったのね」


「そんな事ないよ、、悪人だよ、よっぽど脅されてしょうがなく自首したんだよ」


お母さんは、不思議そうに、、、


「夢夢ちゃん、、何で、そう言えるのよ」


「う~ん、、、何となく、、女の子の勘ね」



春菜のお兄ちゃんは、2日後に退院して、、

お友達も検査を済ませて1週間後に退院した、、、、病院では、医者達の間で、何が起きたかは、今だに謎である、、、



「、、回復丸って、すごいわ、、、」







またまた、怪しの間での異変、、、







夕方頃、、、



お母さんが、険しい顔で、大広間に来た


「夢夢、、ここにいたのね、、、」


「えっ、、お母さんどうしたの、、怖い顔して、、、」


「また、、あの、お札の部屋で音がするのよ、、もう、、本当にイヤだわ」



夢夢は笑って、、、


「また、、、猫だよ、、近所の猫が迷い混んだのよ、、心配ないよ」


「、、、泥棒だったらどうするの、、」


「何回も言うけど、このお屋敷は、泥棒は入れないのよ」



お母さんは、呆れて、、、


「夢夢、、あなた、、またおじいちゃんの陰陽師の術とかで守られているなんて言うの、確かに、頑丈に鍵が掛かっているから入れないと思うけど」


「そうだよ、、、」


「バカバカしい、、だったら、音がしないか、夢夢が見てきてよ、、、」


「わかったよ、、、もう、、面倒くさいな」


夢夢は、立ち上がると、大広間から出て、、怪しの間か式神の間だろうと思い、そっちの方に向かった



怪しの間、、、


夢夢が、怪しの間の前に立つと、、、中から何やら音が聞こえた、、、


「、、、音がするわね、、絶対に知らない人は入れないから、、如月のおばちゃんか、焔かな、、まあ良いわ、、、」



夢夢が、怪しの間の扉に触ると、淡く光り、扉が開いた、、


夢夢が中に入ると、、、焔がいた、、


「あっ、、焔ちゃん、、どうしたの」


「あっ、夢夢ちゃん、ごめんね、、、こいつらよ、、また屋敷が教えてくれたのよ」



焔の前には、、鶴瓶と座敷わらしが座っていた、、、


「あっ、鶴瓶、、座敷わらし、、また何かやったの、、」


「ご主人様、、騒がせてすみません」


「こっそり、少しだけ抜け出そうとしたら、見つかりました、、」



焔は、怒って、、、


「鶴瓶、、あんた、如月様だったら封印だけで済まされないわよ」


「焔、、それだけは、勘弁してくれ」



夢夢は、鶴瓶と座敷わらしに、、


「鶴瓶、座敷わらし、、何するつもりだったの、霊道を使って、、、」


「ご主人様、、何かこの近くに美味しいものが食べられる所があると、座敷わらしに誘われたんだ」



焔は、怒った顔で、、、


「バカバカしい、、あんた達はそんな所に行けるわけないでしょう、、どうやって美味しいものを手にいれるの」


「あっ、そうだ、、この格好じゃむりだぞ、座敷わらし、、、」


「そうか、、鶴瓶は、変身出来なかったな」



焔と夢夢は、呆れて、、


「バカみたい、、鶴瓶は、掛け軸に戻って、、座敷わらしは霊道に帰ってちょうだい、、如月様を呼ぶわよ」


「ご勘弁を、、、じゃあな、、座敷わらし」


「ああ、、またな、、」


2人は、それぞれ戻った、、、


「ごねんね、、夢夢ちゃん、、お騒がせして、、、」


「うん、、気にしないから、大丈夫だよ」



焔も、掛け軸に戻って行った、、、


夢夢が大広間に、戻ると、、、


「あっ、、、夢夢、、どうだったの」


「大丈夫だよ、、やっぱり猫が迷い混んだんだよ、、もう、帰ったよ」


「良かったわ、、泥棒じゃなくて、、、このお屋敷、金持ちそうに見えるから、、、、何にもお金になるもの無いのにね、、、」



夢夢は思った、、、


「お母さんは、知らないけど、、このお屋敷には、国宝級のお宝がたくさんあるのよ、、絶対に、誰も盗めないけど、、、」







普通の女の子になる為の試練、、、






次の日のお昼頃、、、


相変わらず大広間でドラマを見ていた、夢夢とお母さん、、、


「わあ~、、この子もイケメンね、、好きなタイプだわ」


「もう、、うるさい、、良いとこなのに」


「ああ~、、若いって良いわね」



夢夢は、ニコッと笑って、、、


「お母さんだってまだ、若いでしょう、、、確か30代よね、、」


「そうよ、、若くして結婚したから、まだ、ピチピチで、かわいい、30代よ」


「、、、、また、、自分で言ってる」


「あら、、本当の事でしょう、、いつも20代そこそこに見えるって言われるのよ」


「誰が、言ったの、、誉めすぎだよ」



すると、、夢夢のスマホに着信が、、、


「夢夢ちゃん、、、あんた、今、暇でしょう、、、」


「ええと、、、美波、、何かな、、」


「これから、お出かけするわよ」



夢夢は、少しだけ考えて、、


「ええと、、、今、大事なドラマを見ているのよ、、、」


「どうせ、録画でしょう、、いつでも見れるでしょう、、」


「そうだけど、、、何かな、、、」


「駅前の大きな公園でいろんなスイーツ有名店のフェスをやっているのよ」


「そうなの、、、」



夢夢は思った、、、


「夢夢は、スイーツより、野菜ジュースの方が良いけど、、、あ~、、まさか、これって昨日、座敷わらしが言ってた美味しいものがある所って、これじゃないよね」



「夢夢ちゃん、聞いているの、、」


「うん、、聞いているよ、、」


「じゃあ、今から、由美と春菜、、みんなで夢夢を迎えに行くから、出かける用意してね、、、」


「わかった、、、」



美波の電話がきれると、、、


「夢夢、、どこかに行くの、、、」


「うん、、美波が、駅前の大きな公園で、、スイーツフェスやっているから、行かないかって、、、」


「あら、、スイーツフェス、、良いわね」


「、、、、夢夢は、、そんなにスイーツ好きじゃないよ、、、」


「夢夢、、あんた、、変わっているわね、、女の子は甘い物が、大好きなのよ」


「、、、、そうかな、、」



夢夢は、自分の部屋戻って、出かける用意をした、、


しばらくして、門のインターホンが鳴った


「あっ、美波達が、来たわ、、お母さん、、行ってきます、、」


「はいはい、、楽しんでね」


「、、、、、うん、、、」



門の外には美波達が待っていた、、、


「夢夢、、スイーツフェスだよ、、有名店がいっぱい出店してるんだって」


「春菜は、お昼、食べなかったわよ、、、、あ~、楽しみだわ」


美波は、待ちきれなくて歩きだした、、


「じゃあ、行くわよ、、、」


「美波、、また、人が多いんでしょう」


「あたりまえでしょう、、有名店がたくさんあるのよ、、昨日、テレビでも、取材してたわよ、、、」



夢夢は、ため息をついて、、、


「美波、、女性専用のフェスかな、、、」


「そんな事、あるわけないでしょう」


「そうだよね、、、はあ~、、イヤだな」



すると春菜が、、、


「最近の若い男の子達の間でも、スイーツ好きは多いみたいだよ」


「え~、、夢夢は辞退と言う事で、、、」


美波は、怒って、、、


「夢夢ちゃん、、普通の女の子になるんでしょう、、ダメよ、、」


「、、、、、わかった、、、」








フェス会場で感じた、違和感、、、







しばらく歩くと、、フェス会場の大きな公園に着いた、、、、そこには、たくさんの有名店のお店と、大勢の人達がいた、、



夢夢達はさっそく、、人気のお店に並んだ


「ここよ、、テレビで取材してた、お店は、、凄く美味しいって言ってたよ」



相変わらず、夢夢達を見ていた男の子達が、ざわついた、、、


「えっ、、かわいい、、芸能人なの、、テレビの取材かな、、、」


「モデル、、なの、、レベル高いな」



夢夢は、美波にしがみついた、、、


「夢夢ちゃん、、あんた、何しているの」


「美波、平気なの、、男の子達が、ジロジロ見てるよ、、、」


「、、、もう、、堂々としてれば良いのよ」



由美も春菜も、ニコッと笑って


「しょうがないよ、、夢夢は美人だもの」


「由美も春菜も、美波もかわいいじゃない」


「そうよ、、、春菜は、注目されるのは、別に平気よ、、、」


「由美は、ちょとイヤかな、、」



スイーツを買うと、テーブル席に座り、、、夢夢達はさっそく食べてみた、、、


「わあ~、、人気だけあって、とっても美味しいよ、、、」


「うん、でも、この量だと、物足りないかな、、、」


「夢夢は、これで十分だよ、、」


「夢夢は、本当に少食だわね、、、良いわね、、スタイルが良くて、、かわいいし」


「だから、、春菜達も、かわいいわよ」


「そう、、じゃあ、アイドルになれるかな」


「由美は、普通で良いわよ、、」



夢夢達は、スイーツを食べ終わると、、、

美波が、周りを見て、、、


「さてと、、次はどの店に並ぼうか」


「あそこの、、お店も人気の店だよ、、」



夢夢は、、そこに並んでいた、男の子達に、違和感を感じた、、、


「待って、、美波、、由美、春菜、、」


「えっ、、、どうしたの、夢夢ちゃん」



夢夢は、店に並んでいる2人の男の子を指さすと、、、


「あの、2人の男の子、、人間じゃないわ」


「え~、、春菜には、普通の男の子に見えるわよ、、、」


「夢夢ちゃん、本当なの、、」


夢夢は、妖力を少しだけ上げると、、、


「美波、、由美、春菜、、夢夢を触って、、そして、男の子達を見て、、、」


美波達は、、夢夢の手に触り、、男の子達を見て、驚いた様子で、、、


「何、、あれ、、霧が包んでいる様にボヤけて見えるわよ、、周りの人はどうして、気がつかないのかな、、、」


「由美、、私達は、夢夢の妖力で見えるのよ、、妖力の無い普通の人じゃ無理よ」



美波達は考えて、、、、


「夢夢ちゃん、、何かあるとまずいわ、、、焔ちゃんに来てもらったら」


「そうね、、夢夢、、焔ちゃんを呼んだ方が良いよ」


「うん、、わかった、、、」



夢夢は、、また妖力を少しだけ上げると


「、、、、あっ、、、焔ちゃん、、夢夢だけど、、来てもらえるかな」


「夢夢ちゃん、事件なの、、大丈夫なの」


「、、、まだ、起きていないけど、、来てくれる」


「わかったわ、、すぐに行くから」



そう言うと、焔は、掛け軸から抜け出し、、

霊道を開くと、、中に消えた、、、



フェス会場の、夢夢達の前の空間に穴が開いて、焔が出てきた、、、


「あっ、、焔ちゃん、、来てくれたのね」


「みんな、、大丈夫、、怪我とかしていない、、敵はどこなの、、、」



美波達は、ニコッと笑って、、


「焔ちゃん、誰も怪我なんかしていないわよ、、、」


「えっ、、じゃあ、敵はどこ、、」



美波達は、、男の子達を指さすと、、


「敵というか、、ほら、、あのお店に並んでいる、2人の男の子を見て」


「焔ちゃん、、人間じゃ無いでしょう」


「妖怪とかじゃないの、、人間に化けた」


焔が、男の子達を見て、、、


「あ~、、、確かに人間じゃ無いわよ」


「大丈夫なの、、悪さとかしないの」



焔は、ニコッと笑って、、、


「ええ、、大丈夫よ、、悪さとかはしないはずよ、、ねえ、、夢夢ちゃん、、」


「えっ、、夢夢は知らないわよ、、」


「夢夢も知ってる奴よ、、、あれだけ注意したのに、、、人間に化けてまで、来たかったのね、、、」


「え~、、あの人間、座敷わらしの変化なの、、でも、鶴瓶は変化が出来ないよね」


「もう1人は、、からす天狗と同じで

遠野の山奥に住む、山童(やまわらわ)だよ、、、河童と似ているわよ」



美波達は、驚き、、、


「やっぱり、妖怪なのね、、」


「座敷わらしは、、外も出歩くの、家に住む奴だと思ったわ」


春菜は、ニコッと笑って、、、


「良いな、、座敷わらしに河童か、、お話しをしたいな、、」


「春菜、、河童じゃないよ、山童だよ」


「じゃあ、会わせてあげるよ、、春菜ちゃんまってて、、、」



そう言うと、焔は、2人の男の子の側に行った、、、焔を見た男の子達は驚きあわてて、頭を下げた、、他の人間には、焔が見えないため変に思われた、、、


そして、スイーツを買った、男の子2人は、夢夢達の席に来た、、、


「あ~、、ご主人様、、どうも、、」


「ええと、、、私も、春樹様の式神をやっています、ご主人様、、山童と申します、、」


「ええと、夢夢です、、」



春菜は、興味津々に、、、


「凄い、、、座敷わらしに河童なの、、」


「ええと、、似てますが、山童です」


春菜は興味深く、、座敷わらしと山童に質問攻めをした、、、


「へえ~、、夢夢のお家の怪しの間の霊道に住んでいるんだ、、、遠野っていろんな妖怪がいるの、、、」


「遠野だけじゃないぞ、、日本の各地の山奥に住んでいるんだ、、見える人間はほとんどいないからな、、、」



すると、座敷わらしが、、、


「おいらは、日本全国、いろんな所に霊道さえ作れば行けるぞ」



美波達は、思い出した、、、


「あ~、、怪しの間の壁の渦だよ、、ねえ、座敷わらしさん、、あれが霊道の入り口なのね、、、今度、入ってみたいわ」


「ああ、、ご主人様のお友達なら、大歓迎だぞ、、、」



美波達は、ニコッと笑って、、、


「やった、、またひとつ、夢夢のお家の探険隊の、やることが増えたわ」


「そうね、、簡単に日本全国、どこにも行けるのよ、、楽しみだわ、、」



すると、座敷わらしがニコニコと笑って、、


「あっ、、その時は、座敷わらしの格好で案内させていただきます、、、」


焔は、険しい顔で、、、


「みんな、その時は焔も行くわよ、、座敷わらしは、凄い方向音痴なのよ、、この間のからす天狗の子どもみたいに迷子になるわよ」



座敷わらしは、照れ笑いをした、、、


「えへへ、、面目無い、、最近の霊道の地図を作っているんだ、、」



春菜は、かわいそうと、、、


「スマホがあれば、GPSの位置情報で迷わないのに、、地図なんかいらないわよ」


「春菜ちゃん、、霊道ではスマホは機能しないのよ、異空間だから、、」


由美も、思い出した様に、、、


「そうだよ、春菜、、この間、愛ちゃん達が霊道に迷い混んでいた時に、この世界は時間が止まっていたのに、、霊道の愛ちゃん達は動いていたじゃない、、、」



夢夢は、思った、、、


「、、夢夢は、霊道でも、知ってる人の気配は探せるわよ、、出口だってわかるし、、、妖力を上げれば、自分で出口を作れるわ」







フェス会場で起きた、事件、、






すると、隣のテーブル席のお姉さんが、大きな声で、、、


「え~、、無いわ、、お財布が、、」


もう1人の、お姉さんも、、、バックを調べると、、、


「、、ねえ、、私のお財布も無いわよ、、、さっきのお店で会計の時は、ちゃんとあったのよ、、どうして、、」



すると、、美波が席を立つと、、、


「お姉さん達、、何かあったの、、」


「ええ、、どうも、スリにお財布を盗まれたみたいなの、、」


「えっ、、そうなんですか、、」



由美も、、お姉さん達に、聞いた


「お姉さん達、、怪しい人物は見ていないの、、、」


「怪しい人物は、、、ええと、、、」



もう1人のお姉さんが、、、


「ほら、、さっきのお店で、、わざとらしくぶつかった男の人がいたじゃない、、リックを背負ったおじさん、、、」


「あ~、、そう言えば、、怪しいわね」



すると、春菜が、焔に、、、


「焔ちゃん、、そのスリの男の人をさがせないのかな、、リックを背負ったおじさんだって、、、」


「えっ、、簡単よ、、お財布には小さい、、つくも神、、まあ、鶴瓶の様な者がついているし、、その人の、痕跡を放つから、複数持ってる人を見つけるのは容易いなのよ」



春菜は、ニコッと笑って、、、


「じゃあ、、焔ちゃん、、見つけてくれるかな、、、」


「良いわよ、、、ええと、、、心眼、、広域、、、、、あら、、まだ公園内にいるわよ、、、ほら、、あそこよ、、遠くに見えるトイレの近くよ、、、」


「、、、焔ちゃん、、やっぱり、そのリックを背負ったおじさんがスリなの、、」



「、、ええ、、あってると思うわ、、リックの中から、複数の人の残留思念を感じるもの

春菜ちゃん、、天罰を与えても良いかしら、、、」



春菜は、戸惑いながら、、、


「焔ちゃん、、殺したらダメなのよ」


「えっ、、近くよね、、雷撃の妖術だと、死んでしまうかしら、、、弱い衝撃を与えられるかしら、、、」


夢夢も、焔に、、、


「焔ちゃん、、本当に殺しちゃダメなのよ、、より自然に、気を失ったみたいな方が良いわよ、、、夢夢がやろうか、、」


「う~ん、難しいわね、、でも、夢夢ちゃんの方がもっと危ないわよ」



すると、、山童が、、


「あの~、ご主人様、、焔様、、おいらがしましょうか、、」


「えっ、山童、あんた出来るの」


「山童、、お前出来るのか、、」



「座敷わらし、出来るぞ、ご主人様、焔様、弱い衝撃を与えるなら、、良い妖術があります、、その、リックを背負ったおじさんを気絶させれば良いのかな」



夢夢と、焔と春菜はニコッと笑って、、


「じゃあ、、お願い、山童やって、、、」



山童は、妖力を上げて、リックを背負ったおじさんの気を感じて妖術を放った


「、、妖術、、晴天の霹靂、、、」



晴れた空に、ゴロゴロと音が聞こえ、一瞬、小さく光ると、、突然リックを背負ったおじさんが気を失って倒れた、、、


「ご主人様、、リックを背負ったおじさんは気を失いましたよ、、」


焔は、ニコッと笑って、、、


「山童、、良くやったね、、、」



すると、、春菜が、お姉さん達に、、、


「あの~、、お姉さん達、、私達のお友達が、そのリックを背負ったおじさんを見つけたって、、あそこのトイレの近くにいるらしいわ、、、」


「えっ、、じゃあ、、行ってたしかめないと、、」


お姉さん達は、あわてて、向かって



美波と由美は、、、


「春菜、、どういう事、、、」


「山童が、スリのおじさんを気絶させたのよ、、、私達も行くわよ、、」


「わかったわ、、由美、行くわよ」


「ええ、、何だか、知らないけど、、行かないと」



夢夢達も全員、、お姉さん達の後に付いて行った、、、



トイレの横には人だかりが出来ていた、、



そこにリックを背負ったおじさんが、気を失って倒れていた、、、



誰かが連絡したのか、フェス会場の警備員も、3人ほど来ていた、、、



すると、警備員の1人が、スリと思われる、気を失って倒れていた、おじさんのリックの中からはみ出した、、複数の財布を見た、、



「えっ、、こいつ、なんでこんなに財布を持ってるんだ、、」



警備員のお兄さんは、リックを開けて確認した、、、


「おい、、おかしいぞ、、これ、女物の財布じゃないか、、、スリなのか、、」



そこに、お姉さん達が来て、、、


「あ~、、私のお財布だわ、、やっぱりこいつが盗んだのね、、」


「私のお財布も、あるわよ、、、」



それを、聞いた、警備員がすぐに警察に、連絡した、、、



しばらくして、、警察が駆けつけ、、スリのおじさんを逮捕した


お姉さん達は、警察にいろいろと聞かれ、確認の上でお財布を取り戻した、、、



お姉さん達が、夢夢達の元に近ずいて、、


「あの~、、お友達はどこなの、、お礼を言いたいんだけど、、、」


「そうね、、スリも捕まえてくれたし、お財布も戻ったわ」



すると、美波が気を利かせて、、、


「あ~、お姉さん達、、お友達は警察関係で、今日は、非番だから関わりたくないみたいなの、後で伝えておくわ」


「そうなの、、残念だわ、、」



それを聞いていた、、山童が、、、


「焔様、、おいらいつから、警察関係になったんだ、、お礼を言うなら、ここにいるぞ」


「そうだな、山童が、妖術でスリを倒したんだ、、お礼を言うのは当然だぞ、、」


「しっ~、、山童、座敷わらし、黙って、余計な事をしないでちょうだい」



その後、夢夢達とお姉さん達は、元のテーブル席に戻ると、また、他のスイーツを買うために列に並んだ、、、


美波達は、お礼として、、焔、座敷わらし、山童にもスイーツを持って来た、、


「え~、、みんな、ありがとう、、初めて食べたわ、、美味しいわね、、」


「これも、美味しいな、山童、、」


「ああ、さっきのとは違う美味しさだ」


美波達は、ニコッと笑っていた、、、



スイーツを食べ終わり、しばらくして、焔達はそれぞれ、霊道を使って帰って行った、、



その後も、美波達は、いろんなお店に並んでスイーツ巡りをした、、、


「、、、え~、、まだ食べるの、、夢夢はお腹いっぱいだよ、、、美波、、、」


「夢夢ちゃん、、普通の女の子なら、これがあたりまえなのよ、、」


「そうそう、、甘い物は、別腹なのよ」


「、、、、無理だよ、、、」



美波達のスイーツ巡りはまだまだ続く、、、

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