怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編8話

怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、


夏休み編、、8、、







夢夢達は、帰り道で、夢夢の家や千年扉の話をしていた、、


「夢夢ちゃん、、如月のお姉さんの、事も、、焔ちゃんの事もふまえて、、千年扉の事をもっと詳しく、知りたい、、、」



「えっ、、良いよ、危ないから、、、」



すると、春菜が、、、


「あっ、、、そう言えば、私、少し気になる事があるのよね、、、」


「えっ、何、、、何、、、」



春菜は、ニコッと笑って、、、


「ほら、、、前に夢夢のお家探険隊の時の、、あの、大きな、写真に写っていた、夢夢と似た女の人、、、」


「あ~、、確か、、江戸時代の出島、、オランダ屋敷の前で写っていた、女の人ね、、」



「そんな事、あったかな、、」


「夢夢ちゃん、、あなたも、見たでしょう」



美波も、、困惑して、、、


「夢夢のおじいちゃんが、千年扉を使って、江戸時代に行って、撮って来たのよね、、、でも、不思議ね、、、」



由美も気になって、、、


「そうね、、私も不思議だと思うわ」



春菜は、由美に、、


「何よ、、、不思議って、、」


「だって、、夢夢のおじいちゃんは、いつも、歴史上の有名な人物と写っているじゃない、、、」


「、、うん、、、」


夢夢は、うなずいた、、、



すると美波も、、、


「そうよ、、徳川家康とか、、、でも、あの女の人、、歴史上の有名な人物じゃないわよ、、」


「そうなのよ、、、だから、気になるのよ」


「たまたまじゃないの、、、」



すると、春菜が、みんなに、、、


「じゃあ、、そんなに気になるなら、、、、明日、夢夢の家に行って、千年扉で、確かめれば良いのよ、、、」



由美も、ニコッと笑って、、、


「そうね、、千年扉があるんだから、、実際に行ってその、夢夢と似ている女の人に確認すれば良いのよ」


「夢夢ちゃん、、良いでしょう、、、明日、、千年扉で、確かめに行くわよ」



夢夢は、困って、、、


「え~、、江戸時代って、、危ないじゃないの、、夢夢だって行った、事がないんだよ」



春菜がニコッと笑って、、、


「ほら、、如月のお姉さんとか、焔ちゃんとかと一緒なら、守ってもらえるよ、、」


「え~、、如月のおばちゃんはダメだよ、、あまり、、危ないことをしたらダメだって、言ってたし、、」


「じゃあ、、焔ちゃんで決まりね、、、」



夢夢は、あきらめて、、、


「まあ、、いいか、、確認するだけなら、、いざとなったら、如月のおばちゃんを呼べば江戸時代だって、来てくれるから」



それを、聞いた、美波達は驚き、、、


「え~、、夢夢ちゃん、、如月のお姉さんも、千年扉を持っているの、、、」


「えっ、、千年扉は、、家の封印の間にある

1つだけだよ、、、」


「あんた、、じゃあ、如月のお姉さんはどうやって江戸時代に来るのよ、、」


「如月のおばちゃんは、、自分の力でいろんな時代にいけるのよ、、、」



美波達は、また、驚いて、、、


「えっ、、じゃあ、如月のお姉さん、、タイムトラベラーなの、、凄い能力ね、、、、、陰陽師って凄いわ、、、」



夢夢は、思った、、、


「タイムトラベラーじゃないし、、、、、、陰陽師でもないよ、、四大神、、青龍だし」



美波は、ニコニコと笑って、、、


「夢夢ちゃん、、じゃあ決まりね、、明日、お昼過ぎに夢夢のお家に集合ね、、、」



夢夢は、心配そうに、、、


「あっ、、、美波、、お母さんには、お札の部屋の事は内緒だよ、、お父さんもお母さんも、お札の部屋には、入れないのよ」


「えっ、、そうなの、、鍵なんか掛かっていないのに、、」



夢夢は、面白くなさそうに、、、


「おじいちゃんが、妖術をかけているから、入れないのよ、、お父さんとお母さんは、陰陽道なんて、信じてないから、、、、」


「え~、なんで、、、陰陽師、最高なのに、、いろんな体験が出来るのよ」


「夢夢、、わかったわ、、いつもの様に、蔵の探険と言う事にすれば良いのよ」


「うん、、わかった、、、」



そんな、話をしていたら、、夢夢の家の前まで来た、、、


「じゃあ、、夢夢、、明日、よろしくね」



美波達は、、それぞれ、自分のお家に向かって帰って行った、






焔の、意味深な一言、、、







お家の門を開け、、中庭を抜けて、、、



夢夢は、母屋の玄関を開けると、、、、


「お母さん、、ただいま、、、」


「おかえり、、、大広間にいるわよ」


お母さんの大きな声が聞こえた、、、



大広間、、、、


「あ~、また、ドラマ見ている、、あ~、、それ夢夢の野菜ジュースじゃない、、やだ、暑かったから飲もうと思ったのに」


「もう、、冷蔵庫に入っているわよ、、持って来たら、、、」



夢夢は、野菜ジュースを持って、また大広間に来た、、、



すると、お母さんが、、、


「夢夢、、試合はどうだったの、、、」


「うん、、大空君のシュートで1ー0で勝ったよ、、、」


「まあ、、凄いわね、、1年生なのに、、、美波ちゃん喜んだでしょう、、」


「うん、、そうみたい、、」



夢夢は思い出した様に、、、


「あっ、そう言えば、お母さん、、今日、、試合中に、、酔っぱらい達が、うるさいと、怒鳴り込んで来たのよ、、」


「まあ、、イヤね、、昼間から飲んでいるの、、騒がしいのは、学校があるからしょうがないでしょう、、、」


「そうだよね、、、」



お母さんは、心配そうに、、、


「夢夢、、あなたの学校も隣でしょう、、、そんな、人達がいたら、怖いわね、、大丈夫なの、、、」


「うん、、学校の関係者達が対応したら、、おとなしく帰って行ったよ、、、」


「それなら、良かったわ、、、」



夢夢はまた、思い出した様に、、


「あっ、お母さん、そう言えば、明日お昼過ぎに、また、美波達が家に来るから、、」


「まあ、、夏休みだから、良いけど、、この家のどこが面白いの、、」


「蔵を、また見たいそうよ、、、」



お母さんは、困った様子で、、


「え~、、じゃあ、春菜ちゃんのお兄ちゃんも来るの、、、お買い物に行かないと、、、佐藤のおばあちゃんは、もう帰ったし」



夢夢は、ニコッと笑って、、、


「お母さん、、、、春菜のお兄ちゃんは来ないよ、、、」


「あら、、そうなの、、じゃあ、家にあるもので良いわね、、、」


「、、、、、良いわよ、、、別に、、」



夢夢は、お風呂に入ると、、その後、、、


軽く夕食を食べた、、、



部屋に戻ろうとした時に、何か思い出した様に、封印の間に向かった、、



封印の間、、、



夢夢は、焔の掛け軸の前に立っていた、、、



「焔ちゃん、、ちょっとお願いがあるの」



すると、、焔の掛け軸が、淡く輝くと、、、


焔が、掛け軸の中から出て来た、、


「何か用なの、、夢夢ちゃん、、」


「うん、、明日、お昼過ぎに、美波達が、、千年扉を使って、、江戸時代に行きたいって言ってた、、、良いかな、、」


焔は、、不思議そうに、、、


「え~、、何で、また、、女の子なのに歴史に興味があるの、、」


「うん、、気になる事があるって、、、」


「気になる事って、、、何、、、」



夢夢は、淡々と話した、、、


「ええと、、家の蔵にあった写真の事で、確認したいそうよ、、、」


「写真って、、あっ、、春樹が色んな時代に行って撮った、、あれね、、、」


「うん、、そうだよ、、、」


焔は、また、不思議そうに、、


「江戸時代の、どの、有名な人物と会いたいの、、たくさんいるから、、、あっ、夢夢ちゃん、、春樹の知り合いの薬師に会いたいの、、杉田玄白や平賀源内とかに、、」



夢夢は、興味があったが、、、


「それも良いかも、、、でも違うわ、、、」


「じゃあ、、、誰よ、、、」



夢夢は、思い出す様に、、、


「ええとね、、、有名人じゃないよ、、、、焔は、、江戸時代の、今の長崎の出島は知ってるよね、、、」


「ええ、、焔は、2千年も生きているから、全部知ってるわよ、、この国の事は、、」



夢夢は、ニコッと笑って、、、


「じゃあ、、、その、出島のオランダ屋敷の前で写っている、夢夢と少し似ている女の人の所に行って、誰だか、知りたいの」



焔は、、クスクスと笑って、、、


「そうなの、、、あの、写真を見たのね、、あまり春樹は自分達の写真を撮らないから、、あるのは、歴史上に人物だけだわね」


「そうよ、、おじいちゃんもおばあちゃんも昔の写真持ってないから、この間、若い頃のおじいちゃんの顔、初めて見たわ、、ああ~若い時の、、おばあちゃんも見てくれば良かった、、、」



焔は、また、クスクスと笑った、、


「、、で、、江戸時代に行くの、、、」


「うん、、、焔ちゃんも一緒よ、、危ないから、、最悪の時は、如月のおばちゃんを呼ぶから、、、」



焔はニコッと笑って、、、


「良いけど、、如月様は結構忙しいのよ」


「大丈夫だよ、、世界が滅んでも夢夢を絶対に守るって言ってたよ」


「まあ、、如月様にとって、夢夢ちゃんは、孫みたいな感じだもの、、まあ、如月様が怒らなければ世界が滅ぶ事は無いわ」


夢夢は不思議そうに、、、


「そう言えば、、焔ちゃん、さっきから、、クスクス笑っているけど、、、その人を知ってるの、、」


「ええ、、春樹といつも一緒にいたから、、夢夢ちゃんも、、、江戸時代に、行けばわかるわよ」


「そんな、、昔に、知り合いはいないわよ」


「まあ、、行ってのお楽しみね、、」



焔は、ニコッと笑った、、


「変な、焔ちゃん、、、」




夢夢は、部屋に戻ると、明日の事が不安なのか、、少しだけゲームをしてすぐに寝た、、







初めての、江戸時代、、、






次の日の朝、、、



夢夢は、珍しく、早めに起きていた、、、



夢夢がキッチンに行くと、、、


お母さんと、佐藤のおばあちゃんは、びっくりしていた、、、



「え~、、夢夢、、どうしたの、、具合でも悪いの、、、」


「夢夢お嬢様、、、部屋に戻って寝ていた方が良いですよ、、、」



夢夢は、テーブル席に、座ると、、、


「どこも、悪くない、、、元気だよ、、」


「え~、雪でも、降るのかしら、、、あなたが、学校休みなのに、こんな時間に起きるなんて、、、」


「お母さん、、夏だよ、、、」


夢夢は軽く、朝食を食べると、、大広間で、

美波達が来るまでドラマを見ていた、、、



そこに、お母さんが来て、、、


「あら、、、いつもの夢夢だわ、、、いつもどおり行動ね、、、美波ちゃん達はお昼過ぎよね、、じゃあ、、そろそろ、なにか用意するわね、、、」


「すぐに、蔵に行くから、大丈夫だよ、、」


「何か、、用意するわよ、あるもので、」



お母さんは、キッチンに向かった



美波達が来る頃には、大広間のテーブルの上には、、、お菓子やフルーツ、飲み物が置かれていた、、、



すると、、門のインターホンが鳴った、、


夢夢はあわてて、門の方に向かった、、


門が開くと、、美波達がいた、、



「夢夢、、よろしくね、、」


「うん、、昨日の内に、焔に案内頼んでおいたよ、、、」


「じゃあ、、すぐに行けるね、、」



夢夢は、心配そうに、、、


「やっぱり、、千年扉で江戸時代に行くのよね、、お母さんには内緒だよ、、、」



美波は、ニコッと笑って、、、


「夢夢、、千年扉に入ったら、この時代の時間が止まるから大丈夫だよ、、いくら向こうの時代にいても、、、」


「それは、そうだけど、、、」



夢夢が、美波達と玄関まで来ると、お母さん達が待っていた、、、



美波達は、、お母さんや佐藤のおばあちゃんに挨拶をすると、、夢夢と一緒に大広間に行った、、、



「えっ、、夢夢、、今日は、千年扉で、江戸時代に行くから、こんなおもてなしはいらいわよ、、、」


「美波、、本当の事言えないでしょう、、、夢夢は、蔵探険隊、と言ったから、、時間がかかるから、お母さんが、用意したのよ」



すると、春樹が、、、


「あっ、、偽装工作なら、少しだけ食べないと、蔵の方に見に行ったら、まずいわね、」



みんなは、少しだけ食べて、、封印の間に向かった、、、




封印の間、、



そこには、もう、美波達の気を感じたのか、焔が待っていた、、、


「あっ、、、焔ちゃんよろしくね、、」


「うん、、美波ちゃん、由美ちゃん、春菜ちゃん、よろしくね、、、、」



焔は、ニコッと笑って、、、


「さあ、、夢夢ちゃん、、千年扉に行き先を命令して、、、」



夢夢は、千年扉の屏風の、入り口の右側の扉を触ると、、、


「千年扉、、おじいちゃんの写真に写っていた、江戸時代の、出島のオランダ屋敷の前に連れて行って、、、」



すると、、千年扉の右側の入り口の扉が開いた、、、


「夢夢ちゃん、、千年扉が、反応したわ、、みんな、、入って、、江戸時代の、出島のオランダ屋敷に行くわよ」



夢夢達は、千年扉に入って行った、、、、




江戸時代、、長崎、出島、オランダ屋敷の前

、他の人には見えない所に、、、千年扉があらわれた



夢夢達は、千年扉の左側の出口から出て来た



夢夢達が出ると、しばらくして、千年扉の屏風は消えた、、、


「えっ、、これって、本当に江戸時代なの」


「わあ~、歴史の教科書で見たのと、同じだ、、お兄ちゃんが見たら、興奮するだろうな、、、」



由美は、興奮して、、、


「ねえ、、私達、、着物を着ているわよ」


「由美、、似合っているよ、、」


「え~、、でも、お姫様の格好じゃないわよ、、、」



すると、焔が、、、


「もう、、お姫様が、こんな所にいるわけ無いでしょう、、、怪しまれるわよ、、」



美波は、出島の入り口を見て、、


「あっ、、、大勢の武士、見たいな人がいるわ、、でも、私達に気がつかないのかしら」



すると、焔が説明した、、、


「夢夢ちゃん達、、ここは、幕府の命によって、長崎奉行が管理しているのよ、、勝手に入れないわよ、、」



春菜は、うなずき、、、


「私は、知ってるわ、島原の乱の後、厳しくなったのね、、、」


「じゃあ、、出島に入れないの、、、」


「え~、、じゃあ、、写真の、女の人探せないじゃない、、」



焔は、ニコッと笑って、、、


「大丈夫だよ、、千年扉が、焔と同じで、みんなも、他の人には見えない様になっているから、、入れるよ、、、」


「でも、、その女の人を探せても、姿が見えないなら、話が出来ないわよ」



焔は、、また説明した、、、


「大丈夫だよ、、出島の中には、大勢の日本人が、働いているから、、見つけたら、姿を現しても、不自然に思わないわ、、だから、働いている人達と同じ格好なのよ、、その時は焔が術を解くから、、、、」


「じゃあ、、良かったわね、、」






いざ、、写真の、女の人を探せ、、、






夢夢達は、長崎奉行の武士達の横を抜けて、出島の入り口を簡単に、通過した


「わあ~、、本当に気がつかないみたい」


「しっ~、おしゃべりはダメよ」


夢夢達は、出島の中に、入った、、、



中は、町の様に見えた、、、


「さあ、、写真の女の人を探すわよ、、」


「でも、、思った以上、広いのね、、それに、オランダ屋敷なの、、何か西洋のイメージじゃないわ、、」


「う~ん、、、広い、、ごちゃごちゃしていて狭い感じもするわよ、、」



春菜が、、、


「しょうがないよ、、この時代のヨーロッパを日本人は知らないから、、」


「この、風景に似合わない、外国人もたくさんいるわよ、、さあ、、写真の女の人を探すわよ、、、」



夢夢は、タメ息をついた、、、


「夢夢は、歩けないかも、、」


「夢夢ちゃん、、真面目に探してね、、」



夢夢達は、探したがなかなか、見つからなかった、、、



「全然、、見つからないよ、、、」


「結構、、道を歩いたけど、いないよ、」



夢夢は、小さな声で、、、焔に、


「焔ちゃん、、そう言えば、おじいちゃんと一緒に、ここ、出島に来た事があるよね、」



焔は、ニコッと笑って、、、


「あるわよ、、昔、、2回ほど、、如月様も1回来たわ、、、」


「何で、如月のおばちゃんまで、来たの」


「それは、、後でね、、」



夢夢は、少し考えて、、、


「ねえ、、焔は、居場所も、その女の人の正体も知ってるんじゃないの、、」


「さあ、、それは、会ってのお楽しみね」


「、、、、、」




美波は、焔に、、


「ねえ、焔ちゃん、、屋敷の中に、入っても良いのかな、、、」


「見えないから良いけど、、結構、多いわね、、、」



夢夢は、怒って、、、


「焔ちゃん、、いい加減、女の人の居場所を教えてよ、、、」



すると、焔がニコッと笑って、、


「、、、夢夢ちゃん、、大ヒント、人形よ、あれを使えば、、簡単にその女の人を探せるわよ、、、」


「もう、、わかっているなら、教えてよくれれば良いのに、、」



夢夢はしょうがなく、、空間ボックスから

人形を出すと、、、願いをこめた、、、


「人形、、夢夢が見た、写真の女の人の居場所を教えて、、、」



人形は、空に浮かび、進み始めた、、、



すると、由美が、、、


「夢夢、、この間の愛ちゃんの時と同じね、この人形が、写真の、女の人を探すのね」


「うん、、みんな、付いて行くわよ、、、」



人形は、しばらく進むと、、大きな屋敷の前に着いた、、、


「ここね、、その写真の女の人が、いる場所は、、、入るわよ、、」







写真の、女の人の正体とは、、、






人形の後を付いて、ある屋敷の前に来た


「えっ、これ、入れるの」


「ええ、、消えてる間は、通り抜けられるわよ、、」


「え~、便利ね、、お化けみたい、、、」



オランダ屋敷の中に入ると、、、


「わあ~、、中は雰囲気が全然違うわ」



春菜が、、、


「外観はヨーロッパを知らない、日本人が造ったけど、内装はオランダ人が、持って来た装飾品みたいね、、」



すると、ある、部屋で人形は止まった


「どうやら、この部屋に、写真の女の人がいるみたいね、、、」


「さあ、確認するわよ、、、」



夢夢達は、部屋の扉をすり抜けた、、、



部屋には、1人の女の人が、椅子に座っていた、、、



その、女の人を見た、美波達は驚き、、、


「え~、、夢夢が、もう1人いるわ、、」


「でも、、少し大人よね、、、それに、外国人よね、、」



すると、、その女の人が、、、


「えっ、、あなた達は、誰なの、、」



美波達は驚き、、、


「焔ちゃん、、何で、あの女の人は、私達が見えるの、、、」


「そうよね、、誰も気がつかなかったのに」



すると、、その女の人が、焔を見て、、


「あ~、焔ちゃん、、戻って来たのね、、、春樹は、、どこにいるの、、如月様は、、」



美波達は、不思議そうに、、、


「ねえ、、何で、あの女の人、焔や如月のお姉さんの事知ってるの、、、」



焔は、みんなに向かって、、ニコッと笑って


「もう、わかったでしょう、、この人はルーナさんよ、、、」



夢夢は、驚き、唖然とした、、、


「え~、ルーナおばあちゃん、、全然聞いていないよ、、、」


ルーナも、ポカンとして、、、


「ええと、、、焔ちゃん、こちらはどなた、どうして、この子は、私と似ているの」


「ええと、、ルーナ、、この子は、ルーナと春樹の孫の、夢夢ちゃんだよ」



ルーナは、驚き、、、


「え~、、じゃあ、私は、春樹と結婚出来るの、、嬉しい、、、」



美波達は、訳がわからなくて呆然と、立っていた、、、



焔は、まずいと思い、ルーナとこそこそ内緒話をした後、、みんなに説明した、、、


「ええと、、焔が説明するね、、ルーナは夢夢のおばあちゃんだよ、、」



美波達は、、、


「焔ちゃん、、どうして、夢夢のおばあちゃんが江戸時代の出島にいるのよ、、」


「ええとね、、ルーナは、タイムトラベラーなのよ、、偶然、、ここで春樹と会って、、恋に落ちたのよ、ルーナの一目惚れかな」


「え~、、焔ちゃん、恥ずかしわ」



夢夢は思った、、、


「ルーナおばあちゃん、、かわいい、、」


すると、由美が、、


「でも、ルーナさんは、どうしてまだ、ここにいるの、、、」



焔が、また説明した、、、


「突然、ルーナのタイムトラベラー能力が消えて現代に帰れなくなったのよ」


「じゃあ、、夢夢のおじいちゃんの千年扉で帰れば良かったじゃない」


「残念だけど、、千年扉は、来た時と同じ者だけしか、帰れないわよ、、過去の人間を別の時代には連れて行けないわ」



夢夢達は、不思議に思った、、、


「え~、、じゃあ、どうやって、夢夢のおじいちゃんと結婚出来たの」


「それは、、如月様の能力でルーナを春樹達と同じ、時代に連れて行ったからよ」



美波達は納得して、、、


「あっ、そう言えば、如月のお姉さんもタイムトラベラーだったわね、、、」



夢夢は、思った、、、


「如月のおばちゃん、タイムトラベラーじゃないし、、、何でも出来る、、、、四大神だし、、」



美波達は、感動して、、、


「凄いわ、、素敵な運命ね、、、」


「凄いラブロマンスだわ、、映画みたい」


「春菜も、そんな恋がしてみたいわ」



「確か、ルーナが、春樹の大学に留学してきて卒業後にすぐに結婚したのよ」



「え~、焔ちゃん、ルーナ本当に春樹と結婚出来るの、、春樹、、、早く迎えに来ないのかな」


ルーナは、顔が赤くなった、、



夢夢はまた、思った、、、


「ルーナおばあちゃん、、かわいい、、」



すると、焔が、、、


「あ~紹介が遅れたわ、、ルーナ、、夢夢ちゃんよ、、あなたの孫の、、」


「ルーナ、おばあちゃん、、孫の夢夢です」


「夢夢ちゃん、、かわいいね、、春樹と私の孫なんて、、嬉しい、、」



焔は、、美波達を紹介した、、、


「ルーナ、、こちらは、夢夢ちゃんの友達の、美波ちゃん、由美ちゃん、春菜ちゃんよ、、」


「美波です、、ルーナおばあちゃんとは会った事があります、、」


「由美です、、本当に夢夢と似ているわ」


「春菜です、、よろしくお願いします」


「美波ちゃん、由美ちゃん、春菜ちゃん、、よろしくね、、あっ、、、夢夢ちゃんをよろしくね」


「はい、、、こちらこそ、、」



その時、、、夢夢達の後ろに、、千年扉の屏風が現れた、、、



「あっ、、千年扉の屏風が現れたわ、、、、ルーナ、、じゃあ帰るわね、、」


「うん、、焔ちゃん、、春樹は、、」


「ルーナ、、すぐに如月様と来るから、、、平成時代の私も一緒に来るからね」



ルーナは、ニコッと笑った、、、



夢夢が、、、


「ルーナ、おばあちゃん、、またね、、若いルーナおばあちゃんに会えて良かったよ」


「夢夢ちゃん、、今の私は、おばあちゃんじゃないわよ、、ルーナお姉さんよ」


「はいはい、、おばあちゃんは全然、変わらないのね、、、またね、、」



夢夢達が千年扉に入ると、千年扉の屏風は消えた、、、


ルーナはタメ息をついた、、、


「はあ~、、、春樹、、早く来て、、、」


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