怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編7話
怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、
夏休み編、、7、
夢夢のお家、、
夢夢は、玄関を開けると、、、
「お母さん、、ただいま、、、」
すると、大広間からお母さんの声が、
「あっ、お帰り、、夢夢、、大広間にいるわよ、、、」
夢夢は、大広間に向かった、、、
「あっ、、、お母さん、、またドラマ見ている、、、」
「何、言ってるの、、さっきまで佐藤のおばあちゃんとずっと離れと母屋の掃除をしていたのよ」
お母さんはニコッと笑って、、、
「夢夢、、プールどうだった、、私があげた水着は、、美波ちゃん達は何か言ってた」
「うん、、水着、かわいいと言ってたよ」
「男の子の、反応は、、、かわいいとか声をかけられなかったの、、、」
「、、、、イヤに決まっているでしょう、、水着姿を見られたくないから、プールの外ではずっと、パーカーを着ていたわよ、、、」
「あら、、良いスタイルしてるし、かわいいのに、もったい無いわね」
「、、、、イヤです、、、」
夢夢は思い出した、様に、、
「あっ、、、お母さん、、今日プールに、盗撮犯がいたのよ、、すぐに捕まったけど」
「え~、、イヤらしいわね、、女の子の水着姿を撮るなんて、、最低だわ、、」
「本当だよ、、、」
お母さんは、心配そうに、、、
「夢夢、、あんたは大丈夫だったの、、、、ほら、、私と似て美人だから、、、」
「また、お母さん、自分で言うの、、、
夢夢は大丈夫だよ、、、プールの外ではずっとパーカー着ていたし、、警察が取り調べた後は処分すると、言ってたよ」
お母さんは、ほっとして、、、
「大丈夫なら、良いわ、、」
夢夢は思った、、、
「まあ、、どうせ、、焔が、出回らない様に、封印の術をかけたから、、裁判が終わったら消えるから、大丈夫だけどね」
お母さんは、、また、ドラマを見ていた、、
「あっ、、、夢夢、、洗濯するから、水着とパーカーは洗濯機に入れてね、、、」
「うん、、わかった、、夢夢はお風呂に入るから入れとくよ、、、」
「、、、よろしくね、、、あっ、夢夢、、お母さんも入るから、、早くね、、、今日は暑かったから、、、」
「え~、ゆっくり入りたかったのに、、、」
「ダメよ、、お父さんだって、、もう、帰って来るんだから、、、」
「わかったわよ、、、、」
夢夢は、広いキッチンで、夕食を食べていた
「あっ、、、このサラダ、おいしい、、、」
すると、お母さんが、、、
「そう、、、、それは、佐藤のおばあちゃんが、、離れの空いたスペースで、作った野菜が入っているのよ、、、サラダも佐藤のおばあちゃんが、作ったのよ」
「やっぱり、、、本当に、佐藤のおばあちゃんは、何を作ってもおいしいよ、、、」
そこに、、お風呂から上がった、お父さんが来て、、、
「さてと、、ビール、、ビールだな、、」
夢夢は思った、、、
「お父さん、、いつもビールを飲んでいるけど、、あんなの、おいしいの、、、、、、、夢夢は、野菜ジュースが1番だよ、、、」
お父さんは、ビールを飲んで、一息すると、、テレビを付けた、、、
「おっ、、サッカー中継をやっているじゃないか、、、あっ、地元のサッカーチームだ」
お父さんは、夢中で見ていた、、、
夢夢は、お母さんに、、、
「お母さん、、お父さんって、以外とスポーツの中継を見てるよね、、好きなの、、」
お母さんは、思い出す様に、、、
「そうよ、、学生の頃、ずっと野球をやっていたのよ、、、私も試合を見に行ったわ、、あれで、結構、、格好良かったのよ、、」
「へえ~、、そうなんだ、、」
夢夢は、小さな声で呟いた、、、
「あっ、、、そうだ、、美波が言ってたよ、今度、1回、、大空君の、サッカーの試合を見に行かないかって、、、スポーツは、あまり興味ないけど、、、」
「えっ、、夢夢、、大空君って、、美波ちゃんの彼氏よね、、、何、、デートとかの話なの、、、」
夢夢は、、面倒くさそうな、顔で、、、
「違うよ、ちゃんと聞いてよ、大空君の、学校のチームのサッカーの試合を見に行かないかって誘われたのよ」
「あら、、良いじゃない、、、」
「え~、、暑いし、、試合って結構、時間がかかるし、、高校のグランドなのに観客もいるらしいよ、、」
「そうなの、、、私もあまり、スポーツは、知らないわ、、、」
夢夢は、思い出す様に、言った
「そう言えば、、、大空君って夢夢の女子校の隣の男子校でしょう、、美波が言ってたけど、、サッカー部は、全国大会にも出る、、強豪高らしいよ、、、」
「凄いじゃない、、、まだ1年生でしょう、、試合に出れるなんて、、、」
「そうなの、、、夢夢は知らないよ」
美波からの、お誘い、、、
その、週の土曜日、、、
夢夢は、お母さんと相変わらず、録画していた深夜ドラマを見ていた、、、
「深夜ドラマって、以外と楽に見れるよね、、若い子が、大勢いるから、、面白いし、、あっ、、この子イケメンだわ」
「もう、、うるさい、、ストーリーがわからなくなるじゃない、、、」
お母さんは、ニコッと笑って、、、
「あら、、たいしたストーリーじゃないでしょう、、、」
「お母さんは、、男の子だけを見てるからだよ、、」
「夢夢は、変わっているのね、、ドラマは出演者でずいぶん変わるのよ、、ヒットしたり、あ~、絶対、この子、売れるわよ」
「もう、、、」
すると、夢夢のスマホに着信が、、、
「あっ、、、美波だ、、、」
「夢夢、、今、電話大丈夫、、、」
「うん、、ドラマを見てるだけだよ、、」
美波は、恥ずかしそうに、、、
「あの~、、ほら、、夏休み前に言った、、大空君の、、サッカーの試合を見に行かないかって言ってた事を、覚えているかな」
「ええと、、、、覚えているけど、、この間お母さんに話したばかりだよ」
「じゃあ、、良かった、、、明日、午後から隣の男子校のグランドで試合があるから行こうね、、、」
「えっ、、、男子校って、男の子だけだよね、、、」
「、、、あたりまえでしょう、、」
「無理だよ、、、夢夢は耐えられないよ、」
美波は、、笑って、、、
「もう、、サッカー部の男の子は、モテるみたいで他の高校の女子生徒がたくさん見に来るから、、大丈夫よ、、、私達だけじゃ無いのよ、、、」
「そうなの、、、」
美波はニコッと、笑って、、、
「じゃあ、夢夢、明日お昼前に迎えに行くからね、、起きててよ、、」
「お昼でしょう、、大丈夫よ、、楽勝よ」
夢夢は、大きな声で言った、、、
「大丈夫じゃないから言ってるのよ、、遅くまでゲームはダメよ、、」
「美波、、、お母さんと同じ事、、言っているよ、、、」
「あたりまえでしょう、、夢夢のやりそうな事は、全部わかっているのよ、、、」
「、、、、そうなの、、、」
「じゃあね、、、」
すると、お母さんが、、、
「夢夢、、明日、、サッカーの試合を見に行くの、、、」
「うん、、お昼からだって、、隣の男子校のグランドで試合するみたいよ、、」
お母さんは、ニコッと笑って、、、
「結構、、イケメンがいたりして、、、」
「興味ないもん、、、美波に付いてくだけだよ、、、」
お母さんは、呆れた顔で夢夢を見た、、、
「あんたも、、美波ちゃんみたいに彼氏ぐらい作れば良いのに、、、」
「イヤだよ、、おじいちゃんみたいな優しい男の子はいないもん、、、」
「また、、おじいちゃんなの、、」
夢夢はお風呂を済まし、、少しだけ夕食を食べると、大広間でドラマを見て、しばらくすると、自分の部屋に行った、、、
「さてと、、まだ11時だよ、、明日はお昼だし、、ゆっくりゲームが出来るよ、、」
またまた美波の忠告を忘れて、、ゲームに没頭する夢夢であった、、、
「ああ、、楽しかった、、もうそろそろ寝ないと、、、、え~、、4時過ぎているじゃない、、寝ないと、起きれないよ、、」
夢夢は、目を閉じた、、、
「えっ、、寝れない、、、どうするの、、、もう、、夢夢のバカ、、、」
I時間後、夢夢はようやく寝た、、、
サッカー試合、観戦当日、、、
夢夢は、まだ、夢の中にいた、、、
外は、、夏の日差しが降り注いでいた、、
「ねえ、、夢夢、、もうすぐ11時よ、、」
夢夢は寝ぼけて、、、
「お母さん、、夏休みだよ、、まだ寝るの」
「昨日、、お昼から、サッカーの試合を見る約束したんじゃないの、、、」
「、、、、覚えていない、、、」
「美波ちゃん達が、お昼には、迎えに来るんじゃないの、、、」
夢夢は、、完全に目が覚めた、、
「あっ、、、そうだった、、」
「もう、、早く、ご飯を食べてね、、」
夢夢は、あわてて起きると、着替えをして、出かける用意をした、、、
母屋のキッチン、、、
「夢夢、、お昼も兼ねているのよ、、ちゃんと食べなさい、、、」
「え~、、ほら、、もうこんなに食べたよ」
お母さんは、呆れて、、、
「何を言ってるの、、サラダとパン1枚と野菜ジュースだけじゃない、、他のおかずも食べなさい、、」
「じゃあ、、この、玉子料理、少しだけ」
「そんなんじゃ、、体が持たないでしょう」
その時、、家の門のインターホンが鳴った
「あっ、、、美波達が、来たわ、、お母さん、行ってきます、、、」
「もう、、、」
夢夢は、あわてて門の方に向かった、、、
門の前には、美波達が待っていた、、、
「夢夢、、ちゃんと起きれたのね」
「夢夢、、今日もかわいいいね、、」
「男の子の、注目を集めるかもよ、、」
夢夢は、、みんなに、、、
「美波や、春菜、由美も、美人だし、、、
かわいい服を着ているじゃない、、注目されるかもよ」
すると、春菜が、、
「私も、、美波みたいに素敵な彼氏が出来るかもよ、、、告白されたりして、、」
「、、、由美は、、まだいらないわ、、」
「夢夢もだよ、、」
すると、美波が、、、
「私だって、大空君は、いるけど、、、、サッカーが好きで、、デートなんか出来ないわよ、、たまに電話で話をするぐらいよ」
美波は、少し考えて、、、
「まあ、、今は、、みんなで好きな事が出来るから良いかな、、」
春菜も、、、
「そうね、、この4人で、やりたい事がいっぱいあるから、、彼氏は、、いらないか」
「そうよ、、、春菜、、みんなが出来ない、体験を私達はしてるのよ、、今しかないのよ、、学生の内だけよ、、」
美波も、笑って、、、
「そうね、、、いろいろと、やらないと、」
夢夢は、ぽそっと呟いた、、、
「美波、、試合に遅れるよ、、」
「あっ、、、急いで行かないと、、、」
勝利の女神になれるか、、美波、、
夢夢達は、、早足で、、男子校のグランドに向かった、、、
大空君の男子校のサッカーグランド横には、大勢のギャラリーがいた、、
「え~、、何、、この人の多さは、、、」
「えっ、、プロの試合じゃないよね、、」
夢夢は、、辺りを見て安心した、、、
「本当に、美波が言った様に、、女の子が、いっぱいいるわ、、良かった、、夢夢達が目立たないで、、、」
しかし、夢夢の思いとは違って、、、
男の子達は、騒然としていた、、
「えっ、、あの子達、レベル高いな、、みんな、かわいいぞ、、」
「え~、、アイドルなのか、、特に、、あの子、、すげえ美人だ、、、」
女の子達も、、、
「えっ、、スタイル良いし、、顔もかわいい、、芸能人なの、、」
夢夢は、、気になり、、、
「美波、、私達の事、、みんな見てるみたいだよ、、、ほら、、女の子達も、、」
「気にしないの、、、」
「ねえ、、春菜、、、、夢夢は、、変な格好していない、、大丈夫なの、、」
春菜は、、、
「夢夢ちゃん、、あなたが美人だからよ、、スタイルも良いし、、」
「え~、、、、美波や由美、春菜も、かわいいじゃない、、でも何か、見られるのはイヤだよ、、」
「気にしないの、、ほら、、試合が始まるよ、、、」
サッカーの試合が始まった、、、、
由美は、大空君を見つけると、、、
「美波、、大空君よ、、凄いわね、1年生でレギュラーなんて、、」
春菜は、由美が指さす方を見た、、
「あれが大空君なの、、イケメンじゃない」
「えっ、、そうかな、、、」
夢夢は思った、、、
「あ~、、鈴木君、小学6年の時と違うね、、小さかったのに、、、」
「夢夢、、そうなの、、」
「うん、、夢夢より小さかったよ、、」
美波は、、大空君を見ていた、、、
由美が、、
「美波、、応援しないと、、、」
春菜は、ニコッと笑って、、
「そうよ、美波、、勝利の女神にならないと、、、」
「そんなんじゃないわよ、、、でも、頑張って欲しいわ」
前半戦が終わって、、0ー0、、少しの休憩の時間、、
大空君に、先輩が、、、、
「おい、、鈴木、、あそこにいる、かわいい、女の子、、お前の彼女だろう、、美波さんだったよな」
「、ええ、、そうです、、でも先輩もかわいい彼女がいるじゃないないですか」
「お前の彼女には、負けるよ、、、」
「でも、、お前の彼女の友達、、凄いレベルが高いな、、アイドル並みだぞ、、特に、、あの女の子、、別格じゃないか、、」
先輩は夢夢を指さした、、、
「ああ、、あの子は、、俺の小学生の同級生で、、夢夢ちゃんと言う子だよ、、変わっているけど、、とても、きれいな子だよ」
「良いな、、あんな子と、友達になりたいよ、、、」
「先輩、、彼女がいるんだから、、やめて下さいね、、」
「ああ、、俺には無理だよ、、」
その頃夢夢達は、、、
「春菜、、サッカーは詳しいの、、、」
「私は、スポーツは得意よ、、小学校の時、サッカーの女の子のチームにいたもの」
「春菜は何でも、やるのね、、夢夢には無理だよ、、、」
美波は、みんなに、、、
「夢夢、、違うでしょう、、あなただって、運動神経良いのに、、全然やる気が無いだけじゃない、、、」
由美も、、、
「そう言えば、、体育の授業、、そつなく何でもこなすわよね、、、」
「そうよ、、、でも、この子のすぐ、飽きるのよ、、、」
「え~、、もったいないよ、、」
夢夢は少し、考えて、、、
「あっ、、美波、、ゲームは飽きずにやってるよ、、、ドラマも飽きずに見ているし」
美波は、ため息をついて、、、
「はあ~、、、あんた、、それじゃあ、オタクで引きこもりと一緒じゃない、、普通の女の子になるんでしょう」
「えっ、、そうなの、、、、でも、オタクじゃないと思うけど、、」
由美は、夢夢の顔を見て、、、
「もったいないよ、、こんなに、美人で、、スタイルも良いのに、、」
春菜も、、、
「本当だよ、、アイドルだってなれるぐらい、かわいいじゃない、、」
「絶対に、、やだ、、、、目立ちたくないもの、、、」
迷惑な酔っぱらい達、、、
後半戦が、始まった、、、
すると、、、夢夢達から少し離れた場所から、、誰かの怒鳴り声が聞こえた、、、
見ていた人達も、離れて行く様子が見えた
「えっ、、何、、、ケンカなの、」
「美波、、酔っぱらい達が、何か叫んでいるみたいよ」
「え~、、こんな昼間から、、」
「迷惑な、人達ね、、、」
しばらくして、、酔っぱらい達の元に、、学校関係者が駆けつけて、、、
「あの~、、周りの方の迷惑になるので、、お静かにしてもらえますか」
「うるさいのは、お前達だ、、近くで、飲んでいたら、うるさい声が聞こえていたから文句を言いに来たんだ」
「そうだ、、お前達の方がうるさいぞ」
「こんなに、、大勢で騒いでいるのは、お前達だ、、ふざけるな、、」
学校関係者は、頭を下げて、、
「ええと、、、すみません、、サッカーの試合をやっていますので、、」
「今すぐ止めろ、、、周りの人も帰せよ」
酔っぱらい達は、、ますます大声で怒鳴った
それを見ていた夢夢達は、、、
「あ~あ、、ダメだわ、、」
「昼間なんだし、、学校だから、しょうがないでしょう、、、」
美波は心配そうに、、
「大空君達、、大丈夫かしら、、」
春菜も、怒って、、、
「警察を呼べば、良いのよ、、」
「でも、、学校関係者の人は、事をあまり大きくしたくないんじゃないの、試合が中止になるから、、、」
酔っぱらい達は、、グランドに向かって、怒鳴った、、、
由美が、、、
「もう、、許せないわ、、夢夢、、ルナを呼んで、、天罰を与えて、、」
「由美、、ダメだよ、、ルナは夜じゃないと、現れないから、、、」
「じゃあ、、焔ちゃんを呼んで、、」
「うん、、わかったよ、、」
夢夢は妖気を上げて、、、
「焔ちゃん、、来てちょうだい、、」
「えっ、、夢夢ちゃん、事件なの、わかったわ、、、、」
「、、、何だ、、焔、、どこかに行くのか」
「ええ、、、夢夢ちゃんよ、、」
「何、、、、夢夢ちゃん、、、私も行くわよ、、」
焔は、掛け軸から出て、すぐに霊道で夢夢の元に向かった、、
夢夢達の元に、他の人達には、見えない、、焔が現れた、、、その後、、如月も他の人達には、見えないように現れた、、、
「あっ、焔ちゃん、、、えっ、、如月のおばちゃんも来たの、、、」
「そうだよ、、たまたま、焔に用事があったから、、、夢夢、悪者はどこにいるの、、、夢夢に悪さをする奴は、、、私が消滅させてあげるわ、、、」
「如月のおばちゃん、、ダメだよ、、消滅させたら、、、」
美波と、由美、春菜は、如月を見ていた、、
「やっぱり、如月のお姉さんは、美人だわ」
「あら、、美波ちゃん、由美ちゃん、春菜ちゃん、、また、会ったわね、、」
「こんにちわ、、如月のお姉さん、、」
「はい、、よろしくね」
焔は、呆れて、、、
「もう、、如月様、、そんな事より、、夢夢ちゃん、事件は、、何なの、、」
「あの、、酔っぱらい達よ、、因縁をつけて、迷惑だから、どうにか出来ない」
相変わらず、酔っぱらい達は、騒いでいた
すると、如月が、、
「じゃあ、、私が、黄泉の国に、封印してあげるわ、、、」
「如月のおばちゃん、、だから、ダメだよ」
如月は、困った様子で、、、
「そうね、、力をセーブ出来ないから、、この辺りを全部、封印してしまうかもね」
「そうじゃなくて、、穏便に処理して欲しいの、、周りに気ずかれない様に、、」
美波達も、うなずき、、、
「そう、、そう、、焔ちゃん、試合に影響無いように出来ないの、、、」
「焔ちゃん、、よろしくお願い、、」
「穏便にね、、、」
焔は、ニコッと笑って、、、
「夢夢ちゃん、、簡単じゃない、、ほら、、カラオケの時に使った人形よ、、あれに、、念を込めて、命令すれば良いのよ」
夢夢は、困った様に、、、
「焔ちゃん、、今、空間ボックスに、人形は入っていないわ、、」
「えっ、、そうなの、、焔も、持っていないわよ、、、困ったわ、、春樹の部屋に行かないとダメかな、、、」
すると、如月が、、
「夢夢ちゃん、、人形はいらないわ、、、、私が、戒めの妖術を使うから、、夢夢ちゃんが命令して、、私の念じゃ強すぎて、周りに影響が出るから、、」
「うん、、わかった、如月のおばちゃん、、じゃあ、、、やって、、、」
如月は、、妖術、戒めをかけた、、、
如月の妖気が、酔っぱらい達を包んだ、、
、夢夢はすぐに、五芒星を空に描き、妖気を上げて、命令した、、、
「迷惑な酔っぱらい達、、、おとなしく、、元の場所に戻りなさい、、、そして、全て、忘れるのよ、、、」
すると、、酔っぱらい達は、急に静かになると、、元いた場所に帰って行った、、、
学校関係者達は、ほっとした顔で、、、
「良かった、、やっと、気がすんだみたいだ、、」
「でも、変だな、、急におとなしくなって」
「まあ、良いじゃないか、、警察沙汰になったら試合どころじゃないからな」
学校関係者達は、学校の中に戻った、、
夢夢達も、、ほっとした、、、
如月と焔は、夢夢達を見ると、、、
「夢夢ちゃん、みんな、、私達は、もう、帰るわよ、、、」
「夢夢ちゃん、、またね、、」
「あっ、如月のおばちゃん、焔ちゃん、ありがとうね、、」
「如月のお姉さん、、焔ちゃん、、またね」
如月と焔は、霊道で帰って行った、、、、
夢夢達はグランドの方を見た、、
「さてと、、試合を見ないと、、」
「美波、、まだ点は入っていないみたいだよこのまま引き分けかな、、、」
美波は、、試合を見ると、、まだ、0ー0のままだった、、、
すると、、その時、、大空君のチームが攻勢に出た、、パスをつなぎ、、ゴール前で、、、最後に、大空君が決めた、、、
周りは、歓声に包まれた、、、
春菜は、美波に抱きつき、、、
「やった、、美波、、大空君、、シュートで、ゴールを決めたよ、、、」
そのまま、、後半戦が終わり、1ー0で大空君の、高校が勝った、、、
由美が、、興奮して、、
「美波、、あなた、、本当に勝利の女神じゃないの、、、」
春菜も興奮して、、、
「最後のシュート、、凄かったよね、、、相手のキーパー、反応出来なかったもの」
夢夢は、、さっぱりわからなかった
「へえ~、、あれで点が入るんだ、、野球もサッカーもお父さんが、見てるけど、、全然ルールがわからないよ、、、」
試合が終わってしばらくすると、、、周りの観客は、帰って行った、、、、、
夢夢達も、帰ることにした、、、
美波は照れくさいのか、、大空君に、、軽く手を振ると、ニコッと笑っていた、、、
夢夢は、、美波に、、、
「美波、、、夢夢達は帰るけど、、美波は残るの、、、」
「バカね、、、一緒に帰るわよ」
まだまだ、、夏の日差しが眩しかった
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