怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編6話

怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、


夏休み編、、6、







ルナは、夢夢の部屋に現れると、すぐに、、


夢夢に戻った、、、


「ああ~、、由美ったら、、絶対にルナに会いたかっただけだよね、、、」



夢夢は、ベッドの上で、スマホを触ると、、


「あ~、もう1時だよ、、、まあ、、ずっと夏休みだし、、、、早起きしないで良いから、、、ゲームでもやるか、、」



夢夢は、、こうして、、、無駄な時間を過ごした、、、


「え~、、、だから、、有意義な時間だよ、夢夢だってリフレッシュしないと、、、」




次の日の朝、、?、、お昼、、、



夢夢は朝食、、?、、を食べていた、、


「朝は、これだけで良いわ、、」



夢夢を見た、お母さんは怒って、、、


「夢夢、、あんたまた、野菜ジュースとパン1枚だけなの、、もう、卵焼きとか、お魚は食べないの、、お昼も兼ねているのよ、普通は、ご飯でしょう、、、」


「えっ、、もう、お腹いっぱいで、入らないよ、、、」


「まったく、、体が持たないでしょう、、」


「さてと、、ドラマ、、ドラマと、、」



夢夢は、逃げるように、大広間に向かった、



「さてと、、昨日、、由美の事があったから、見れなかったところから見るわよ、、」



すると、邪魔をする様に、、、、、スマホに着信が、、、


「あっ、、、由美だ、、、」


「由美、、、どうしたの、、、」


「あ~、夢夢、、やっとルナに会えたよ、、これで、春菜や美波と同じだよ」



夢夢は、思った、、、


「いつも、会ってるじゃない、、ルナは夢夢だもの、、、」



由美は、、大きな声で、、、


「ねえ、、夢夢、、聞いているの、、、」


「あっ、、、うん、、良かったね、、、それで、おじいちゃんと会えたの、、」


「うん、、会えたよ、、、会って謝ったわ、すぐに許してくれたよ、、」


「そう、、良かったわね、、、」


由美は、興奮して、、、


「ねえ、夢夢、、春菜達が言ってたけど、、やっぱりルナは夢夢と似てるのよ、、、私も昨日、見てそう思ったわ」


「えっ、、全然、違うよ、、夢夢は夢夢だもの、ルナとは違うよ、、」


「誰も、、夢夢がルナとは言って無いわよ、似てるねって言っただけよ、、」


「、、、、そうなの、、、」




由美の電話が終わると、、夢夢は、録画したテレビのドラマを付けた、、すると大広間にお母さんが来て、、、



「あっ、夢夢、、お母さんもそのドラマ、、まだ見てないのよ、、、」


「いま、付けたばかりだよ、、、」


「あっ、、そう、、じゃあ、良いわ」



夢夢とお母さんは、、しばらく、ドラマを見ていた、、、


「あ~、、かわいい、、この子も良いね」


「えっ、お母さん、、昨日言ってた人と違うじゃない、、、」


「イケメンだったら良いのよ、、カッコいいわ、、、良いわね、若いって、、、」


「もう、、ストーリーがわからなくなるし

ドラマは面白ければ良いのよ」


「あら、、お母さんは、好きなタレントで、ドラマはみるわよ、、」


「お母さん、、中身だよ、、、、優しい人が一番良いの、、」


「、、、夢夢、、カッコ良い方が良いじゃない、、、」


「やだ、、、優しいのが一番良いの、、」


「、、、あなた、、、変わっているのね」



その日は何もなく終わった、、、






夢夢の憂鬱、、、、





次の日の、お昼過ぎ、、、



お母さんと、佐藤のおばあちゃんは、離れの大きな4部屋の中で、、お母さんの物が閉まってある、部屋の片付けをしていた、、、


「佐藤のおばあちゃん、ごめんね、、しかし、この部屋は物が多いわ」


「奥様、、、ずいぶんと物を大事にしているのね、、、」



お母さんは、笑って、、、


「そうね、、私が若い頃の物もずいぶんあるわ、、洋服なんかも、、、女子校の頃、、、お父様にわがまま言って、買ってもらったのに、1回も着ない物もあるのよ、、」


「そうですか、、、あっ、、夢夢お嬢様も着れそうな洋服がいっぱいありますね」



お母さんは、ニコッと笑って、、


「私も、10代の頃は夢夢と同じ様なスタイルだったから、夢夢にも着れるわね、、、、1回も着ていないんだから、、、もったいないわ、、、」


「それは、、良いですね、、、」



その頃、夢夢は、おじいちゃんの部屋を探索していた、、、


「あ~、、これ、、新しい護符だ、、、、、ええと、空間ボックスに入れてと、、、」



夢夢が、おじいちゃんの部屋を出ると、、、


スマホに着信が、、、


「あっ、、、美波だ、、、」


「夢夢ちゃん、、起きてる、、」


「美波、、もうお昼過ぎているんだよ、、、起きているわよ、、、で、、何、、」



美波は、嬉しそうに、、、


「夢夢、、、近くに出来た新しい大きなプールの招待券があるから、明日行かない、電車とか使わないから良いでしょう」


夢夢は不安そうに、、、


「美波、、、プールって、、、あの、プールの事だよね、、、」


「違うプールって、あるの、、」


「、、、、無いと思う、、、」



夢夢は、嫌そうに、、、


「ええと、、、もしかして水着とかになるの、、、」


「あたりまえでしょう、、、、」


「女性専用なのかな、、」


「お風呂じゃないのよ、、、男の人もいるわよ、、、」



夢夢は大きな声で、、、


「イヤだ、、、夢夢は絶対に無理だよ、、」


「大丈夫だよ、、みんな水着なんだから」



夢夢は小さな声で、、、


「じゃあ、夢夢は見学と言う事で、、、」


「夢夢ちゃん、、学校の体育の授業じゃないのよ、、、ダメです、、」



夢夢は、更に小さな声で、、、


「だって、体育の授業、以外で水着なんか、着る事無いから、スクール水着しか持っていないわよ、、、」


美波は、ニコッと笑って、、、


「まだ、お昼過ぎでしょう、、駅前のデパートで、かわいい水着売っているわよ」


「、、、、、」


「明日9時に、、夢夢の家に迎えに行くからね、、ちゃんと用意してよ、、よろしくね」


「、、、、、わかった、、」



夢夢は、、凄く憂鬱になった、、、






夢夢の着せ替え、、、





大広間、、、


夢夢が大広間に行くと、そこには、大量の洋服を入れた高価そうな箱が積んであった、、


「え~、、お母さん、これ何、、、」


「あ~、、夢夢、、良いところに来た、、」



お母さんは、箱から、洋服を出して、、、、夢夢に合わすと、、


「あっ、、、ほんの少し大きいだけね、大丈夫だわ、、少しだけ夢夢の方がやせているのね、、、」


「お母さん、、これ何、、」


「私の若い頃の、洋服のコレクションよ、、1回も着ていないのよ、、私もスタイルは良い方だったけど、、夢夢は少しだけやせすぎね、、でも、似合うわ、、」



夢夢は思い出した様に、、、


「あっ、、お母さん、、さっき、、美波から電話があって、、明日、プールに行かないかって、、、」



お母さんは、心配そうに、、、


「夢夢、、大丈夫なの、、、あなた、少学校以来、プールや海に行った事が無いのよ」


「そうだよ、、、水着だってスクール水着しか持っていないもの」



お母さんは、思い出した様に、、、


何個か箱を開けた、、、


「これこれ、、かわいい水着あるわよ、」


「え~、、、これ、、ビキニじゃない、、、イヤだよ、、、」


「じゃあ、これは、、ワンピースタイプなら良いでしょう」


「、、、うん、、、これなら、まだましだわ、、お母さん、、これの上から着る物はないの、、、」



すると、お母さんは、別の箱を開けた、、、


「この、薄手のパーカーはどう、、」


「うん、、これなら、少し恥ずかしくないかも、、、でも、、男の人もいるのよ」


「あたりまえでしょう、、プールなんだから、、」


「男の人に、、、ジロジロ、見られるのは嫌だよ、、」


「そうね、、夢夢は私と似て、かわいいから、注目されるかもね」


「、、、自分で、言うの、、、ハア~、、、嫌だな、、、、」



夕方、、、


夢夢は、お風呂に入っていた、、、


「あ~、、イヤだ、、水着なんて着たくない、、、みんなどうして平気なんだろう、、女の子だけなら良いのに、、、」



「あっ、、、陰陽道で、もう一人の夢夢を作れないかな、、、後で焔に聞いてみよう」



夢夢は、お風呂を出ると、、夕食を済ませて、、、、


自分の部屋に行く前に、、封印の間に、、、向かった、、、



封印の間、、、


夢夢は、焔の掛け軸の前に立つと、、、


「ねえ、、、焔ちゃん、、出て来て、、」



すると、淡い光りが広がると、、掛け軸の中から、焔が出て来た、、、


「ええと、、夢夢ちゃん、どうしたの、、」


「ねえ、焔ちゃん、、陰陽道の妖術で、夢夢の身代わりとか出せるの」


「え~、、夢夢ちゃん、、何か危険が迫っているの、、身代わりはいらないわ、、焔が、退治してあげるわ、、」



夢夢はニコッと笑って、、、


「違うよ、、ちょっと行きたくない所があって、、、身代わりに、、行ってもらおうと、思ったの」


「ええと、あるけど、、ほら、以前に使った人形よ、、あれを使えば身代わりが出来るわよ、、、」


「そうなの、、、」



焔は、困った顔で、、、


「でも、、問題があるわ、、術者が未熟なら、身代わりはおかしな事をするわよ」


「え~、、それもイヤだわ、、夢夢がおかしな事をしたみたいになるじゃない」


「そうね、、止めた方が良いわよ、、」



夢夢はあきらめて、、部屋に戻った、、






プール、の当日、、、憂鬱な朝、、







カーテン越しに外が明るく見えた、、、


夢夢はあまり寝れずに、起きていた、、


「ああ、、とうとう、朝になったわ、、9時には、美波達が来る、、、あっ、、修学旅行の時に使った、薬師が作った、具合が悪くなった様に見える薬を使うか、、」


「ダメだ、、美波は、その事知ってるし、、薬師の特効薬も知ってるから、それを使えば良いと絶対に言うわ、、、」



夢夢は仕方なく、着替えて、プールに行く、用意をした、、、



夢夢が、キッチンに行くと、、、


「えっ、、、夢夢、、ちゃんと起きたの、、今、起こしに行こうと思ったのよ、、」


「うん、、、あまり、、寝れなかった、、」


「それで、、大丈夫なの、、」



夢夢は、、面白くない顔で、、、


「たぶん、、精神的に大丈夫じゃない、、、二学期から学校行けないかも、夢夢、気が弱いから、、」


「あっ、、、それだけ冗談が言えるんなら、大丈夫ね、、」


「、、、、少しは、可哀想だと思ってよ、」


「バカ言っていないで、朝食食べてね」


「お腹なんか空かない、、」


「少しは、食べなさい、、」



夢夢は、、少しだけ食べた、、、



9時ちかくに、、家のインターホンが鳴った


「あっ、、、美波達が来た、、、お母さん、行って来ます、、、」


「はいはい、、楽しんでね、、、」


「絶対、、楽しめない、、、」


夢夢の家の門の前、、大きな門が開くと、、夢夢が出て来た


「あっ、、、夢夢、、ちゃんと起きたのね」


「うん、、起きた、、」


夢夢の様子を見た、春菜が、、、


「ねえ、、夢夢、、何か元気がないね、、、どうしたの、、今日、行くプールの施設大きくて、いろんな物があるわよ、、食べ物屋さんとか、、」



由美も、、楽しそうに、、、


「そうよ、、流れるプールとか、、ウォータースライダーとかもあるみたいよ」


「そうなの、、、」



美波は、、、ニコッと笑って、、、


「この子、、水着になるのが嫌なのよ」



春菜も、ニコニコとして、、、


「大丈夫だよ、、、みんな水着なんだから」



由美は、夢夢の顔を見ると、、、


「夢夢ちゃん、、、ずっと一緒に行動するから大丈夫よ、、私も知らない人に、水着姿、見られるのは、本当は嫌だもの、、、」


「うん、、わかった、、」


「じゃあ、、プールに行こうか、、」



夢夢達は、、プールがある、施設に向かって歩き始めた、、、


「美波、、どのぐらい歩くの、、、」


「30分ぐらいで着くんじゃない、、」


「え~、、美波、、夢夢はそんなに歩けないよ、、、」


「おしゃべりしてれば、すぐに着くわよ」


30分程、歩くと、プールがある施設に着いた



「えっ、、大きい、、人もいっぱいいるわ、美波、、あれ、全員プールに行くの」


「そうね、、ほとんどがプールに行く人かもね、、、」


「じゃあ、、夢夢はここで失礼します、、」



美波は、怒って、、、


「もう、、冗談は言わないで、、並ぶわよ」



みんなは、入口に並んだ、、、


20分程で着替えてプールサイドに現れた


夢夢達が、プールサイドのパラソルの席に着くと、、、


回りの、男の人達は、ざわついた、、


「えっ、、あの子達、モデル、タレント、、かわいいし、、スタイル抜群だな」


「わあ~、、かわいいな、レベル、高っ、」



夢夢は、美波の後ろに隠れた、、、


「夢夢ちゃん、、何してるの、、」


「美波、、、男の人達が、ジロジロ見ていない、、夢夢は、嫌だもの、、」


「気にしないの、、夢夢ちゃん、いつまでパーカーを着ているの、、もうすぐ泳ぐわよ」



夢夢は、美波と春菜を見て、、、


「美波、、春菜、、ビキニの水着、、恥ずかしくないの、、、」


「全然、、ほら、、、女の子半分くらいはビキニじゃない、、目立たないわよ」


「気にしない、、エンジョイしないと」



すると、由美が、、、


「私も、夢夢と同じで、ワンピースタイプじゃないと無理だわ、、」


「何言ってるの、、みんなかわいいから、何を着ても大丈夫だよ、」



夢夢も、、、


「絶対、、ビキニは嫌だよ、、、」


「はいはい、、泳ぐわよ、、夢夢ちゃん、、パーカーは脱いでね」



夢夢がパーカーを脱ぐと、、、春菜が、、


「わあ~、、やっぱり夢夢が一番スタイルが良いわ、、美人だし、、写真撮りたいぐらいよ、、、男の人が見るのも、わかるわ、、、スマホ持って来れば良かった、、、」


「やめてよ、、、、みんな、かわいいし、、スタイルだって良いじゃない、、、」



美波が、パラソル席を立つと、、、


「さあ、、時間がもったいないわ、、浮き輪を持って流れるプールに行くわよ」



夢夢達は、しばらく流れるプールや、ウォータスライダーで遊んだ







プールで起こった事件、、、






1時間ほど、、遊んだ夢夢達は、、パラソル席で、ジュースを飲んでいた、、、



すると、隣のパラソル席お姉さん達がが、、、、声をあげた、、、


「えっ、、やだ、、、」



美波は、すぐに、反応した、、、、


「あの~、、お姉さん達、、何かあったの」


「ええ、、あの、走って逃げている男よ」



男が、建物の後ろに入ろうとしていた、、、


「えっ、お姉さん、あの男何をしたの」



お姉さんは、怒って、、、


「たぶん、、盗撮よ、、、さっきから泳ぐ訳でもなく、、小さなポシェットみたいな物を持って後付けていたのよ」



もう1人の、お姉さんも、、、


「さっき、、騒音で聞こえずらかったけど、シャッターをきる、音が聞こえたわ」


「え~、、盗撮犯なの、、係の人に言って、捕まえたらいいよ、、」



お姉さん達は、困って、、、


「う~ん、、、確実な証拠が無いわ、、」



すると、春菜も、、、


「お姉さん、ポシェットを持った男でしょうあいつ、、私達の近くでも、、ウロウロしてたわよ、、怪しいと思ったのよね」



お姉さん達が、、、


「じゃあ、、、あなた達も、盗撮されたかもしれないわよ、、、」



由美は怒って、、、


「許せないわ、、、夢夢、、そんなのが

SNS、か、画像配信、されたら拡散するわよ、、大変な事になるわ、、、」


「え~、、やだ、、、夢夢、困るよ」



美波が、、、あわてて、、、


「夢夢ちゃん、、あの男が、施設から出ていく前に、捕まえて、映像を消さないと」



春菜が、、、


「夢夢、、焔ちゃんよ、あっ、如月のお姉さんでも良いわ、、、霊道使えるんでしょう」


「ダメだよ、、如月のおばちゃんが来たら、、怒って、、、この施設ごと破壊しちゃうから、、、」


「じゃあ、焔ちゃんね、、早く呼んで、、」


「うん、、、わかった、、、」



夢夢は、妖力を上げて、、、、


「焔ちゃん、、、焔ちゃん、、」


「えっ、、夢夢ちゃんなの、、どうしたの」


「悪い奴がいるの、、、来て、、」


「わかったわ、、、すぐに行くわよ」



焔は、封印の間の掛け軸の中から、出て来て、何かの封印を解くと、すぐに、霊道を開き、、夢夢の気を追った、、、、



焔は、夢夢達の前の空間から現れた、、、


「あっ、、、焔ちゃん、、良かった、、」


「ねえ、、みんな、、何があったの、、、」



すると、由美が、、、


「夢夢ちゃん、、私達や、お姉さん達の水着姿の写真を盗撮されたのよ、、犯人を捕まえてひどい目にあわせて、、」



焔は、少し考えて、、、


「ええと、、由美ちゃん、盗撮って何、、」


「えっ、、焔ちゃんは、精霊だからわからないんだ、、あのね、、勝手に許可無く人の写真を撮る、犯罪者なのよ、、」



焔は、理解して、、、


「わかったわ、、その男を地獄に落とせば良いのね、、、」


「ダメ~、、殺したらダメよ、、」


「じゃあ、、奈落の底に封印するのね」


「それも、ダメです、、とにかく捕まえて、警察に引き渡すのよ」


「わかったわ、、その男の特徴を教えて」


すると、春菜が、、、


「焔ちゃん、、私は、はっきりと姿を見たわよ、、、」


「じゃあ、、春菜ちゃんの残留思念を見せて、、、」






天罰を、受けた盗撮犯、、、






焔は、春菜の手を触ると、、、


「、、、、、この男ね、、わかったわ、」



焔は、、目を閉じ、妖力を上げた、、、


「あっ、、あの建物の陰にいるわ、、、、、よし、、封印を解いて、ついて来た、あいつに、任せるか、、」



焔は、妖術で、誰かと話した、、、


「焔ちゃん、、どうするの、、」


「大丈夫だよ、、、もう、鵺がその男の所に行ったよ、、、」



すると、春菜が目を輝かせた、、、


「由美、、、鵺って、この間、私の家から帰る時に見た、大きなワンちゃんでしょう」


「えっ、、ワンちゃん、、、、由美、そんな事、言ったかな、、」



夢夢は思った、、、


「鵺は、、妖怪だよ、、」



焔は、ニコッと笑って、、


「夢夢ちゃん、、鵺が、その男に天罰をあたえるわよ」


「やり過ぎたら、、ダメだよ、、」


「うん、、、鵺の奴、、理解出来るかな」



美波が、、お姉さん達に、、


「お姉さん、、私達の知り合いが、あの男を捕まえるみたいよ、電話で特徴を話したら

見つけたって、あの、先にある建物の陰に潜んでいるみたいよ、、」



「そうなの、、、良かった、、盗撮犯に私達の写真を使われたくないわ、、」


「ねえ、逃げられないように係の人に連絡するわ、、、」



1人の、お姉さんは、、近くの係員に説明した、、、、、


すると、2~3人の係員達は、建物の方に走って行った、、、



夢夢達や、お姉さん達も、係員の後を追っかけた、、、



その頃、施設の建物の陰では、、、


盗撮犯の男が、、、


「危ない、危ない、、あの姉ちゃん達、後、少しで気ずくとこだった、、今日はかわいい子達が多いぞ、、」



「特に、あの、高校生4人は、アイドル並みだぞ、、マニアに高く売れるかも、、4人の中でも、あのパーカーを着ていた女の子、、あの子の水着姿を撮るまでは諦めないぞ、、よし、もう一回行くか、、、」



すると、、そこに鵺が現れた、、、


鵺は、姿を隠しているので盗撮犯の男には見えなかった、、、



「あっ、、こいつだな、、焔が言ってた悪いやつは、、おいしくなさそうだな、、あっ、食べちゃいけないんだ、、、」



鵺は、しょうがなく、大きな前足で、軽く叩くと、、男は気を失い、倒れた、、、


「この、位なら、死なないだろう」


男のポシェットから、隠してあった盗撮用のカメラと、何枚もの水着姿の女性の写真が見えた、、、



そこに、係員3人が駆けつけた、、、



「あっ、、男が倒れているぞ、、、」



係員は、、男のポシェットから、、隠しカメラと女の子の水着姿の写真が出ていた


それを見た係員は、、、


「おい、、こいつが、盗撮犯だ、、警察に連絡してくれ、、」


「ああ、、すぐに来てもらう、、、」



係員は、警察に電話した、、、



そこに、夢夢達とお姉さん達が来た、、、


「あ~、、こいつよ、、ずっと後ろからついていた男は、、、」


「あっ、、、なに、こんなに女の子の水着姿の写真があるじゃない、、こいつ、常習犯だわ、、、」



夢夢達も、お姉さん達の後ろで、倒れていた盗撮犯を見ていた



鵺は、焔の、近くに来て、、、


「焔、、これでいいのか、、」


「うん、、鵺、、上出来だよ」


「手加減って、難しいぞ」



すると春菜が、、、


「あっ、、、大きなワンちゃん、、」


「えっ、、俺、、いつからワンちゃんになったの、、、、それに、なんで俺が見えるの」



焔は、ニコッと笑って、、、


「鵺、、あの子も、夢夢ちゃんの友達で春菜ちゃんと言うのよ、、夢夢ちゃんの影響で、私達が見えるのよ」


「へえ~、、そうなんだ、、、夢夢様と、後の2人の女の子は、この間見たぞ、、」



春菜は、鵺に抱きつき、、、


「わあ~、もふもふだ、、かわいい」


「えっ、、俺がかわいい、、そうかな、」



夢夢は思った、、、


「春菜、、そいつは妖怪だぞ、、」



しばらくすると、警察が来て盗撮犯を逮捕して連れていった、、、


お姉さん達は事情を聞かれた後、、夢夢達の元に来た、、、


「ありがとうね、、ところで、、あの盗撮犯を倒した、、お友達はどうしたの」



美波は、、少し考えて、、、


「ええと、、、ちょっと恥ずかしがりやだから、、隠れているのよ」


「え~、、あの、盗撮犯を簡単に倒すなんて、、凄いわ、、会ってみたかったのに」


「そうよ、、お礼も言わないといけないのに、、、」



それを聞いていた、鵺は、小さな声で、、、


「俺は、ここにいるぞ、、お礼を言うのか、それなら、結界を解いて姿を見せるぞ」


「バカ、、姿を見せちゃダメよ、、、大騒ぎになるからね、、、」



焔は、夢夢達に、、、


「夢夢ちゃん、みんな、、、じゃあ、私達は帰るわよ、、鵺、、霊道に入って」


「うん、、焔ちゃん、鵺、、ありがとうね」



春菜は、、名残惜しそうに、、、


「え~、、大きな、ワンちゃん帰るの、、」


「春菜ちゃん、、またね、、」


「うん、、、またね、ワンちゃん、、、」


「春菜、、鵺だよ、、、」



焔達が、帰ると、夢夢達と、お姉さん達は、

元のパラソル席に戻った、、、



それから3時間程度、プールで満喫した夢夢達は帰る事にした、、、



帰り道で、、、美波が、、


「どう、、夢夢、、水着姿は、なれたでしょう、、、」


「え~、、、プールの中は良いけど、、、、外はパーカーがいるわ、、」



春菜が、、、


「あっ、、、スマホで夢夢の水着姿を撮れば良かった、、凄くかわいかったのに」



由美は、笑って、、、


「春菜、、あんたそれじゃあ、盗撮犯と同じだよ、、、」


「大丈夫だよ、、、夢夢に了解を得て撮影するんだから、、」


「、、、やだ、、、絶対、、」



美波は、、夢夢に、、、


「夢夢ちゃん、、今度は海だね、、、ああ、楽しみだわ、、、」


「え~、、もっと人が多いじゃない、、、、美波、、ハードルが高いよ、、、」


「夢夢、、、海よ、、、海水浴よ、、」


「まだまだ、、夏休みは、、、たっぷりあるわよ、、、」


「、、、、、夢夢は、、大丈夫なの、、」




夏の暑い日差しが降り注いでいた、、、



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