怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編4

怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、、


夏休み編、4、






封印の間、、、


千年扉の屏風の、左側の出口から夢夢達は出てきた、、、



すると、焔が、、、


「時間が進むから、夢夢達は由美ちゃんのお家に戻ってね、、私は、掛け軸に戻るから」



春菜はまた驚き、、


「あっ、、、さっきまで履いていた靴がない、、本当に千年扉って、凄いわ」


「もう、、春菜、くだらないわよ、、、それより早く由美のお家に戻らないと、、」



焔は、由美のお家までの、霊道を作った


「はい、、この霊道を使えば、一瞬で由美ちゃんの家よ、、じゃあ、またね、」


「ありがとう、、焔ちゃん、、」


「由美、、急いで帰るよ」



夢夢達は、霊道に入った、、、



由美家の、リビングの空間に穴が開いて、、

夢夢達は現れた、、、



由美は、壁の時計を見ると、、、


「凄いわ、、出かけてから5分もたっていないわよ、、」


由美は、隣の部屋をそっと見ると、、、


「あっ、、おばあちゃん、おとなしく寝てるわ、、良かった、、」



夢夢達は、ほっとして、テーブルの横に座った、、、



しばらくすると、、、由美のスマホに着信があった、、、


「あっ、綾乃お姉ちゃんからだわ、、、、、お姉ちゃん、どうしたの、、、」



しばらく話すと、由美は電話を終えた、、


「美波、、春菜、、夢夢、、お姉ちゃんが、今、警察から連絡がはいって、愛ちゃん達が見つかったって、、今から迎えに行くって言ってたよ、、、」


「じゃあ、愛ちゃん達、上手く警察に話したのね、、」



春菜は、心配そうに、、、


「怒られる、だろうね、、かわいそう」


「うんん、、お姉ちゃんは、無事なら良いと言ってたから大丈夫よ、、」


美波も、、、


「そうね、、あの子達、賢いもの、上手くやるわよ、、、」



「お姉ちゃんが、お父さん達も、すぐに帰るって言ってたわ」



すると、、美波が、、


「由美のおばあちゃんも寝てるし、、そろそろ帰ろうか、、、」


「そうね、色々とありすぎて、少し疲れたわね、、、」


「由美、、おじいちゃんのお薬は、寝ると体の悪いとこも治すから、、おばあちゃんは、大丈夫だよ、」


由美は、ニコッと笑って、、


「うん、、夢夢、色々とありがとうね、、、また助けられたよ、、陰陽道、妖術がなければ、愛ちゃん達は、ずっと行方不明になってたわ、、、」



春菜は、大きな声で、、、


「そうよ、、陰陽道、妖術、、最高よ、、」


「春菜、おばあちゃんが起きるわよ」


「あっ、、ごめん、、由美、、」



夢夢達は、由美のお家から、帰った、、



夢夢の家、、、、



夢夢は、、お母さんと、また大広間にいた、


「お母さん、、今日、、由美のお姉さんの子が行方不明になって大変だったんだよ」


「まあ、、大丈夫なの、、」


「うん、、近所の裏山で、迷子になっていたみたい、、、」


「かわそうね、、、不安だったでしょう」


「警察から電話があって、、由美のお姉さんがすぐ、迎えにいったみたいよ」


「良かったわね、、すぐに見つかって、、」



お母さんは、、、心配そうに、、夢夢の顔を見ると、、、


「、、、夢夢、、あなたも気を付けなさいよ駅前ですら、ちゃんと行けないから、、、」


「え~、、小学生じゃないのよ、、、、、、駅前に行けないのは意味が違うわよ」


「はいはい、、もうすぐ、お父さんも帰って来るわ、、早く、お風呂に入りなさい、、」









第二回、、春菜のお兄ちゃんの蔵調査






それから3日後の夕方、、、、



夢夢のスマホに着信が、、、、


「あっ、、、春菜だ、、、、、春菜、、何か用なの、、、」


「夢夢、、、ごめんね、、お兄ちゃんよ、、蔵調査隊を、まだ、やらなのかとうるさいのよ、、、ダメかな、、」


「えっ、、夢夢は、別にかまわないよ、、、少し、春菜のお兄ちゃんに馴れたし、、、、美波達も、来るよね、、」


「えっ、良いの、、じゃあ、明日、午後から、大丈夫かな、、由美や美波にも話しておくから、、、」


「うん、、全然、大丈夫だよ、」


「じゃあ、、よろしくね、、」


「うん、、待ってるよ、、、明日ね、、」



電話が切れると、、そこに、お母さんが来て


「夢夢、、電話、誰なの、、、」


「うん、、春菜だよ、、、明日また、春菜のお兄ちゃんが、家の蔵、見たいんだって」



お母さんは、不思議そうな顔で、、、


「えっ、、また、、何が良いのかしら、、、あんなガラクタしかない蔵なのに、、」


「美術品とか、有名な本とか、色々と見たいんだって、、、」



お母さんは、ニコッと笑って、、


「美術品、、有名な本、、そんなの無いでしょう、、偽物ばっかりよ」


「良いじゃないの、、春菜のお兄ちゃんは、それでも、満足なんだから」



夢夢は、思った、、、


「もう、、お母さんは、知らないけど、、、おじいちゃんは全部、本人からもらった物なのよ、、全部、本物よ、、、」



お母さんは、夢夢に、、、


「夢夢、、、じゃあ、春菜ちゃん達は、何時に来るの、、、」


「ええと、、午後からだって言ってたよ」


「じゃあ、、お菓子と果物かジュースだけで良いわね、、、」



夢夢は、お母さんに、、、


「あっ、そうだ、、お父さんに言った方が良いかな、、、」


「どうせ、、仕事だから言わないで、、良いわよ、、、面倒くさいから、、」


「わかった、、、」



お父さんは、、会社でくしゃみをした


「ハ、、ハ、、、ハクション、、う~ん、、風邪かな、、、」



夢夢は、お風呂に入り、、夕食を済ますと、

自分の部屋に行った、、、



「さてと、、これから、、夢夢の自由な、、時間だよ、、マンガがいいかな、ゲームにしようかな、、、動画も良いな、、時間はいっぱいあるから、全部やるわよ、、」



この様に、夜更かしをして、無駄な時間を、過ごす、、夢夢だった、、、、



「えっ、、有意義な時間だよ、、」



お昼近く、、


「ねえ、、、夢夢、、あんたいつまで寝てるの、、もう11時なのよ、、、」


「う~ん、、、、、大丈夫だよ、、、夏休みだから、、」


「あなた、、今日、春菜ちゃん達が来るって言ってたよね、、、」


「えっ、、、えっ、、あっ、そうだ、、、、わかった、、今起きるから、、」


「お昼、、早く食べてよ、、」


「お腹、空いてない、、」


「少しでも、食べなさい」


「、、、、、わかった、、」



夢夢は、着替えて、準備をすると、キッチンで、少しだけ、昼食を済ませた


「夢夢お嬢様、、このジュースは、美味しいですよ、、、」


「あっ、、佐藤のおばあちゃん、、いただきます、、、、、あっ、本当においしい、、、これ、佐藤のおばあちゃんが作ったの」


「ええ、、庭で取れた果物を使って、、ジュースにしたのよ」



すると、お母さんが、、、


「佐藤のおばあちゃんがジュースを作ってくれたから、、これ美波ちゃん達にも出すわね、、、」


「うん、、美波達、、この間の、佐藤のおばあちゃんが、作ったサンドイッチ、凄くおいしいって言ってたよ」



佐藤のおばあちゃんは、ニコッと笑って


「そうですか、、良かったわ、、、作ったかいがあったわ、、」



すると、門のインターホンが鳴った、、、


「あっ、、美波達だ、、、」



夢夢は、あわてて門まで行った、、、



門を開けると、美波達が、待っていた


「美波、由美、春菜、、ええと春菜のお兄ちゃんいらっしゃい、、、」


「夢夢、よろしくね」



春菜のお兄ちゃんは、頭を下げて、、、


「夢夢ちゃん、、今日は、よろしくお願いいたします、、、」


「ええと、、、こちらこそ、、、かな、、」



夢夢は母屋まで、案内した、、、



玄関では、お母さんと佐藤のおばあちゃんが

待っていた、、、


「みんな、いらっしゃい、、ゆっくりしていってね、、、夢夢、、大広間に案内してね、、」


「ええと、、夢夢ちゃんのお母さん、今日は突然お邪魔してすみません」


「いえ、、、全然、かまわないわよ、、あんな、ガラクタしかない蔵でも良かったら、、何度でも来てください」



春菜のお兄ちゃんは、困惑して、小さな声で


「えっ、、ガラクタ、、、全部本物ですよ、、、夢夢ちゃんのお母さん、俺の鑑定信じていないのかな、、、」


「お兄ちゃん、、その話はしないでよ」


春菜は、お兄ちゃんに注意した、、


佐藤のおばあちゃんも、頭を下げて、、


「夢夢お嬢様の、お友達の方、いらっしゃいませ、、、」


美波はニコッと笑って、、、


「あっ、、佐藤のおばあちゃん、、この間のサンドイッチ、おいしかったよ」


「ええと、、美波ちゃん、、ありがとうね」



夢夢は、大広間に案内した、、、








第1の蔵の再調査と、、不思議な出来事







大広間のテーブルには、お菓子と果物、、、佐藤のおばあちゃんが作った、ジュースが置かれてあった、、、



みんな、それぞれいただいた、、、



すると、春菜が


「えっ、ジュースおいしい、、、」


「あっ、本当だ、、凄くおいしいよ」


「夢夢、、これ、もしかして佐藤のおばあちゃんが、作ったの、、、」


「うん、、家の庭の果物で作ったらしいよ」


「やっぱり、、、佐藤のおばあちゃん、何を作ってもおいしいいね、、、」



夢夢達は、少し会話すると、、春菜のお兄ちゃんが、そわそわしているのを感じた


「夢夢、、もう、お兄ちゃん待ちきれないみたい、、そろそろ行こうか、お兄ちゃん、、第1の蔵から、見たいのよね」


「やっぱり、、最初から、見たいよ、、よろしくお願いいたします」



美波は、思い出す様に、、、


「確か、4の蔵まで見たけど、、1の蔵から3の蔵は全然、、覚えていないわ、、、由美は、どう、、」


「えっ、、私も、あまり記憶がないわ、」


「夢夢も、、全然だよ、、おじいちゃんや、おばあちゃんの部屋の方が好きだよ、、」



春菜は、呆れて、、、


「え~、けっこう、凄いものがあったわよ、、忘れたの、、、」



夢夢達は、大きな中庭を抜けると、、、、



第1の蔵の前に来た、、、



春菜のお兄ちゃんは、目を輝かせた、、、


「いや~、、やっぱり大きいな、、1つ1つが、、美術館や、博物館みたいだな、、、、歴史オタク、、骨董品オタクの血が騒ぐぞ」



夢夢が、第1の蔵の、鍵を開けると、、、


中の灯りをつけた、、、



中は、、やっぱり、広かった、、、



春菜は、、驚いた、、、


「やっぱり、本当広いし、色んな物がたくさんあるわよ、、ねえ、、お兄ちゃん、、、、え~、、、お兄ちゃんどうしたの、、、」



春菜のお兄ちゃんが、、、固まって動かなかった、、、


由美は、驚き、、、


「え~、、夢夢ちゃん、、どう言う事なの、、春菜のお兄ちゃんが、固まって動かないわよ、、、」



春菜が、お兄ちゃんを触ると、、


「どうしたの、、お兄ちゃん、、夢夢、、どうにかして、、、」


「え~、、夢夢も、何だかわからないよ」



美波は、思い出して、、、


「確か、この間の千年扉を使って、移動した時に、警察官達は全員、こんな感じで時が止まっていたよね、、、誰かが千年扉を使ったの、、、」


「美波、、それなら、夢夢達の時間も止まるよ、、夢夢達は動けるじゃない、、、」



すると、夢夢達の後ろの空間が、歪み、


空間から如月が現れた、、、



美波達は、驚き、退いた、、、



「あっ、如月のおばちゃん、、、」



美波達は、思った、、、


「え~、あの人が、如月さんなの、、、、、夢夢ちゃん、失礼よ、、きれいなお姉さんじゃない、、」


「本当に、凄くきれいなお姉さんね、、」


「でも、あの人、空間から現れたわよ、、、妖術かしら、、陰陽師なの、、」



如月は、夢夢達を見て、、


「夢夢ちゃん、、大丈夫なのね、、、」


「えっ、、何、、、」


「屋敷の蔵に侵入者が、現れたと、屋敷が、知らせたから、、、あれね、不審者は」


如月は、春菜のお兄ちゃんを見た、、



「じゃあ、天罰を食らわすわよ、、地獄に落ちろ、、、破壊大雷撃、、、」



夢夢は、あわてて、、、


「えっ、如月のおばちゃん、待って、、、、違うよ、、友達のお兄ちゃんだよ、、、」



如月は、、美波達を見て、、、


「えっ、違うの、、そうなの、、、で、、、その子達は、、夢夢ちゃんの友達なの」



美波達も、ニコッと笑って、、、


「ええと、、如月のお姉さん、、夢夢の友達で、美波と言いいます、、、」


「美波ちゃん、、よろしくね、、」



由美も、、


「如月のお姉さん、、由美です、、よろしくお願いします、、、」


「由美ちゃん、よろしくね、、」



春菜は、、、


「ええと、、、如月のお姉さん、春菜と言います、、お兄ちゃんは、、侵入者じゃありません、、以前も一回蔵に入っていますし、」


「春菜ちゃん、、ごめんね、、屋敷のやつ、誤作動をやったみたいね、、後で解くから、、待ってて、、、」



夢夢は、如月を見て、、、


「如月のおばちゃん、、春菜のお兄ちゃんの状態、どうにかなるの」


「簡単よ、、でも、私の姿は見られたくないいでしょう、、春菜ちゃんのお兄ちゃんには、色々と内緒でしょう、、」


「えっ、、如月のお姉さんは、そんな事も、知ってるのですか、、」



如月は、ニコッと笑って、、、


「そうよ、、全部、焔から聞いているわよ、、心配するから、春樹とルーナには、内緒にしているわよ、、、夢夢ちゃん、それで良いのよね、、、」



美波は、驚き、、


「えっ、、焔ちゃんを、知ってるいるの」


「ええ、、、、焔は、私の弟子よ、、」


「え~、、そうなんですね、、、」



夢夢は、如月に、、、


「うん、、おじいちゃん達には内緒の方が良いわ、、如月のおばちゃん、ありがとう、」


「夢夢ちゃん、、失礼よ、、如月さんは、、きれいなお姉さんじゃない、、」


「そうよ、、夢夢、失礼だわ」


「あら、、夢夢のお友達は、全員良い子達ね、、、お姉さんか、、良い響きね、、、、これからも、よろしくね、、、春菜ちゃん、私が消えたら、お兄ちゃんは、元に戻るわよ、、、」


「ありがとうございます、、」


「じゃあね、如月のおばちゃん」


「夢夢ちゃん、、ダメよ、、」


「えっ、、如月のおばちゃんは、、如月のおばちゃんだよ、、、」


「ダメよ、、夢夢、、、こんなきれいなお姉さんに、、、そんな事を言ったら」



夢夢は、思った、、、


「だって、、如月の、おばちゃん、1万年も、生きているんだよ、、おばちゃんでも、誉め言葉だよ、、、」







気を取り直して、、第1の蔵の、鑑定、、






如月が、消えると同時に、春菜のお兄ちゃんは、動けるようになった、、



「わあ~凄い、、すばらしい、美術品だ、、書物もすごいぞ、、明治時代のお宝がたくさんあるぞ、、、」



春菜は、ニコッと笑った、、、


「あっ、、、お兄ちゃん、元に、戻ったわ」


「如月のお姉さんが、、全てを、元に戻したのね、、、」


「もう、、夢夢、、凄すぎて、、訳がわからないわよ、、、」


美波は、、、


「そう、、如月のお姉さんも、気になるわね、、あんなにきれいで、、凄い力を持っているのよ、、、うらやましいわ、、凄い、、陰陽師なのね、、、」



夢夢は思った、、、


「如月のおばちゃん、、1万年も生きているし、、4大獣神の、青龍だし、、、美波達には、言えないよね、、、」




春菜のお兄ちゃんは、まず、日本画を見ると


「え~、、凄い、、全部本物だよな、、正式に調べないとわからないけど、、川合玉堂、、横山大観、、まだあるぞ、凄いな、」



夢夢と美波と由美は、ポカンとしていた、、


「由美、知ってる、、、」


「全然、、知らないわよ」


「夢夢も、知らない、、、」



春菜は、相変わらず呆れて、、、


「2人とも有名な絵描きよ、他の絵描きさんも有名な人よ、本物だったら大変よ、、」


「へえ~、、そうなんだ、、、」


「夢夢は、、たぶんこれからも興味ないよ」



春菜のお兄ちゃんは、次に、書物の方を見て、愕然とした、、、


「こ、、こ、、これは、どう言う事なのか、、有名な人の書物のオンパレードじゃないか、、、」



春菜も、お兄ちゃんに近より、、、


「どうしたの、、お兄ちゃん、、」


「凄いよ、、春菜も見てごらん、、知ってる人ばかりだよ、、」


「本当ね、、、」



夢夢達、、3人はキョトンとしていた、、、



春菜のお兄ちゃんは、、、


「福沢諭吉、、、夏目漱石、、、樋口一葉、、与謝野晶子、、森鴎外、、正岡子規、、、まだまだあるぞ、、高浜虚子、、、岡倉天心、、凄いぞ、、、」


「お兄ちゃん、、本物なの、、」


「ああ、、、それも、初版本だよ、、」



春菜のお兄ちゃんの、手が震えた、、、


「手袋を持って来て、良かったよ、、、、、こんなの素手で触れないよ、、、」



美波も、、、


「あっ、、、それは、、有名人だわ、、、、本は読んだことが無いけど、名前は知ってるわよ、、、」


「由美も、知ってるわ、、、我輩は猫であるとか坊っちゃんとか、、」



美波は、由美に、、、


「由美、、それって、夏目漱石だけじゃない、、、」


由美は、ニコッと笑って、、、


「それしか、思いつかなかったわ、、」



すると、夢夢が、、、


「あっ、、、夢夢も知ってるよ、、、全部、お札の人だよ、、、」



春菜は、呆れて、、、


「夢夢ちゃん、、福沢諭吉、夏目漱石、樋口一葉は、、そうだけど、、、、、後は違うでしょう、、」


「えっ、、そうなの、、、お札で有名な人達だと思ったよ」



春菜は、、不思議そうに、、、


「夢夢ちゃん、、、本当に歴史とか興味あるの、、、そうは、思えないけど」


「夢夢は、、平安時代は、かなりなものよ、、おじいちゃんから詳しく聞いたからね、、、それに、おじいちゃん全部見て来た事を夢夢に教えてくれたから」



春菜のお兄ちゃんは、、驚き、、


「えっ、、春菜、、どう言うことなの」


「あっ、、、夢夢の妄想よ、、、おじいちゃんが言った事と現実を間違えたのよ」



美波が、小さな声で、夢夢に、、


「夢夢ちゃん、、あんた、バカなの、、、、春菜のお兄ちゃんに、千年扉の事がバレるじゃない、、ダメでしょう、、」


「あっ、、、春菜のお兄ちゃんがいる事を、すっかり忘れていたわ、、ごめん、、、」



夢夢は、ニコッと笑って、ごまかした、、








次から次えと、出てくるお宝、、






すると、、第4の蔵と同じ様に、引き伸ばした大きな写真があった、、



春菜のお兄ちゃんは、また驚き、、



「えっ、、第4の蔵にもあったけど、また、大きな写真がいっぱいだ、、、」



春菜のお兄ちゃん、春菜に、、


「春菜、、これも、本当に、合成写真なのか、、、どう見ても本物だし、、明治ならカメラがあるかもしれない」


「合成よ、、そんな写真が、あるわけ無いじゃない、、、気にしないで、、」


春菜のお兄ちゃん、また、驚き、、


「ほら、、たくさん有名な人達が、写っているよ、、、さっき言った文豪達、、夏目漱石や、福沢諭吉、、それに、やっぱり、この人、確か、夢夢ちゃんのおじいちゃんだろう、、相変わらず、一緒に写っているし」



「お兄ちゃん、、もう、写真は、いいわよ」


「いや、、なんか府に落ちない、、これを見てみろ、、肖像画とほとんど同じだよ」



「春菜のお兄ちゃん、、写真は、もう良いんじゃない、、」


「いやいや、、美波ちゃん、、これを見てよ、、徳川慶喜だよ、、、あっ、、、西郷隆盛も写っているじゃないか、、やっぱり夢夢ちゃんのおじいちゃんと一緒だよ、、、、これも、合成写真なのか、、、」



夢夢は、大きな声で、、、


「あ~、この人見たことがある」


「えっ、、夢夢ちゃんも見たのか、、ほら、春菜、、、、合成じゃ無いぞ、、」



春菜は、あわてて、、、


「えっ、、夢夢ちゃん、、、、、嘘はいけないわよ、、」


「夢夢は、見たよ、、犬を散歩に連れてた、おじさんだよ、、テレビで見たと思う、、、確か、お花見の時に流れていたわ、、」


夢夢は、ニコッと笑って


「いつも、、、着物を着ている、おじさんだよね、、」



春菜は、呆れて夢夢を見た、、、


「それって、、、夢夢ちゃん、、上野公園の銅像の事なの、、、西郷隆盛の、、、」


「そうだよ、、、その、おじさんだよ」


「はあ~、、心配して損をしたわ、、、」



春菜のお兄ちゃんも、、ガックリとした、、


「合成なのか、、本物の様に見えるけど、、凄い発見かと、思ったのに、、、まあ、、、タイムマシンでもあればの話しだけど」



春菜は思った、、、、


「お兄ちゃんに、絶対、千年扉の事を教えちゃダメだわ、、絶対に興味持つもの、、、お兄ちゃんの、大好きな江戸時代にも、行けちゃうもの、、私達、4人の秘密よ、、、」



美波達も、、ほっとした、、、



夢夢は後ろを向いて、ニコッと笑った、、、


「上手く、ごまかせたかな、、、、

夢夢は、、歴史とか知らない事にしないと、ダメだわ、、」



夢夢は思った、、、


「美波達にも内緒だけど、、ルーナおばあちゃんだって大昔の人よ、、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてほとんどわかるけど、、、知らないふりして、みんなが上手くいくようにしないと、、、、」



「それに、夢夢は、千年扉は、あまり使いたくないわ、、、危険がいっぱいだし、、、、本当に、妖怪だっているのよ、、、美波達に何かあったら、嫌だもの、、」



春菜のお兄ちゃんは、気を取り直して、隣の方に向かった、、、


「よし、、、、写真の事は置いといて、、、残りを調べるぞ、、、」



春菜のお兄ちゃんは、第1の蔵のすみっこに、雑然と置かれていた物に気ずいた、、、



「ええと、、、なんか楽譜みたいな物があるぞ、、、荒城の月、、、えっ、、滝廉太郎か、、、本物なの、、音楽はあまり、詳しくないけど、、、サインが入っているみたいだけど、、、」



春菜も、驚き、、、


「本物だったら凄いわね、、、」



美波は、由美に、、、


「滝廉太郎だって、、、由美は、知ってる」


「私は、音楽は得意よ、、滝廉太郎も、荒城の月も知ってるわ」


「夢夢も知ってるよ、、メガネをかけたおじさんだよ、、」


春菜は、、夢夢に、、、


「夢夢ちゃん、、あんた、失礼だよ、、、、有名な作曲家なのよ、、、それに以外と若いのよ確か、まだ20代なのよ、、」


「えっ、20代なの、、、でも、、音楽室で見たよ、、、、、本当にメガネをかけたおじさんだよ、、」


「確かに、、肖像画では、メガネをかけているけど、、、」


「ほら、、夢夢は、一度覚えたら忘れないんだよ、、、」


「、、、、、夢夢ちゃん、、お願いだから、名前も覚えてね、、、」




春菜のお兄ちゃんは、がらくたの様に置かれていた物を見ると、、、


「あっ、これは、第4の蔵にもあった、、、からくり儀右衛門こと田中久重のからくりじゃないか、、、、文字書き人形だぞ、、、確か他にあったけど、、本物だったら大発見だぞ、、、」



春菜もそれを見て、、


「凄いわね、、芝浦製作所の創設者ね、、」


「由美、、また出たわ、、からくり何とか」


「う~ん、この間聞いたけど、、忘れたわ」



夢夢は、ニコッと笑って、、


「あ~、まただ、、田中、キテレツ斉だ、、コロチキとか、言う、からくりロボットを作った人だよ、、ほら、、有名な、発明家、アニメでもやっていた、、、」



春菜は呆れて、、、


「夢夢ちゃん、、この間と同じじゃない、、田中久重よ、、、、今の大きな企業を作った人よ、、、」


「え~、、、、コロチキ作った人じゃないの、、」


「違います、、、それ名前も違っているじゃない、、」


「そうなの、、、」



春菜のお兄ちゃんは、感動に浸って、、、、

余韻をかみしめていた、、、


「お~、、来て良かった、、、春菜、、確か蔵は第7まで、あるんだよな、、あ~、、、蔵調査隊、3回目が、待ち遠しいな」



春菜は、呆れて、


「お兄ちゃん、、夢夢のお家なのよ、、そんなに何回もお邪魔出来ないわよ、、」


「えっ、、、そうなの、、、」



春菜のお兄ちゃんは、、少し、落ち込んでいるようにみえた、、、



かわいそうにみえた、、夢夢が、、


「ええと、、、春菜のお兄ちゃん、、、、、春菜達が、一緒なら、、、、蔵だったら見に来ても良いよ、、、」



春菜お兄ちゃんは、ニコニコとして、、、


「えっ、、夢夢ちゃん、、良いの、、、、、ありがとう、、、」


「夢夢、、、ごめんね、、、気を使わせて」


「良いよ、、こんな蔵で良かったら、、」



第1の蔵の、調査隊は、終了した、、、

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