怪し、夢魔の夢を叶えましょうか、夏休み編2
怪し、夢魔の夢叶えましょうか、、、
夏休み偏、、2、、
第3の間の、異変、、、
夢夢の家、、、
夢夢は玄関を開けると、、、
「お母さん、、、ただいま、、、」
大広間の方から声が、、、
「お帰りなさい、、夢夢、、大広間にいるわよ、、、」
夢夢は大広間に、向かった、、、
「えっ、またドラマ見ている、、」
「良いじゃない、、もう、家事は済んだのよ、、、佐藤のおばあちゃんも、今帰ったわ、、、そう言えば夢夢、、、カラオケ、ちゃんと歌えたの、、、」
夢夢はニコッと笑って、、、
「うん、、とりあえず、2曲は歌ったよ」
「あら、、良かったわね、、ちゃんと歌えたのね、、、」
「、、、、、お母さん、、幼稚園児の、歌の発表会じゃないのよ、、、」
「まあ、似た様な物じゃない、、、初めてだし、、、」
「、、、、、」
お母さんは、ニコッと笑って、、、
「夢夢、、疲れたでしょう、、お風呂にゆっくり入りなさい」
「うん、、わかった、、、」
お風呂、、、
夢夢は、ふと、思った、、、
「遊園地を、経験したし、、コンサートにも行ったわ、、今日のカラオケでしょう、、、少しずつ、普通の女子高生になれたかな」
夢夢は、ため息をつくと、、、
「普通の女子高生って、、、難しいわ」
お風呂に浸かりながら、夢夢はまた、思った
「でも、、やっぱり、男の人と接するのは、嫌だわ、、、おじいちゃんみたいな人が現れないかな、、美波が、男の子だったら大丈夫だったのかな、、、わからない、、、」
夢夢は、手を伸ばすと、、、
「あ~、気持ちいい~、、、、お風呂って、やっぱり良いな、、、、」
夢夢は夕食を食べると、、部屋に向かった
すぐにベッドに寝転がると、、、
おじいちゃんから、メールが来ていた
「夢夢へ、、、、、名前の入った部屋が5つあるだろう、、、式神の間で、何かあったみたいだ、、如月様が、確認に行ったから、近ずかない様にね、、危ないから、、、」
夢夢は、思った、、、
「えっ、、名前の入った部屋が5つ、、、、4つ、じゃないの、、夢夢は、封印の間と怪しの間しか入っていないわ、、、」
夢夢はニコッと笑って、、、
「如月のおばちゃんが、来るんだ、、じゃあ、夢夢も式神の間に行くわ、、、」
夢夢は、自分の部屋を出ると、、暗い廊下を、しばらく歩くと、、、
式神の間の前に、着いた、、、
「ここね、、式神の間は、、名前の札があるわ、、それにしても、かなり頑丈な扉ね、、これ、開くの、、、」
夢夢が扉に触ると、、夢夢の体から淡い光りが広がり、、扉が静かに開いた、、、
中は薄暗く、、夢夢はすぐに、壁のスイッチを押した、、、
部屋が明るくなると、、、
「わ~、、凄く広いわ、、、」
部屋は、広く、、色んな物が置かれていた
長い棚には、、大きな水晶の様な物が、たくさん並んでいた、、、
「えっ、、水晶の中に、、何かいるわ、、、竜、、犬、、熊、これって、置物なの、」
壁には掛け軸もいっぱい飾ってあった
青龍、如月の心配事、、、
その時、、後ろから声が、、、
「あ~、、夢夢ちゃん、ダメじゃない、、」
夢夢は振り向くと、、、
「あっ、如月のおばちゃん、、、」
「夢夢ちゃん、、春樹からメールが来ていたでしょう、、危ないから、式神の間に近ずくなと、、ダメでしょう、、、」
夢夢はニコッと笑って、、、
「大丈夫だよ、、、如月のおばちゃんが、来るって言ったから、待っていたのよ」
「焔から、聞いたわよ、、最近、色んな妖術を使うって、、春樹にも負けない妖力だって言ってたわ、、、、」
如月は、心配そうに、、
「夢夢ちゃん、、私も、春樹やルーナも、、夢夢ちゃんの事が心配なのよ、、危ない事に巻き込まれないかと、思っているのよ」
夢夢は、またニコッと笑って、、、
「如月のおばちゃん、、大丈夫だよ、、、、今は、焔もいるし、、」
「そうね、、幻や鶴瓶もいるからね、、、、まだ、春樹が封印を解いていないけど、、」
「あっ、知ってる、、封印の間の掛け軸の絵の妖怪ね、、、」
如月は、笑って、、、
「妖怪か、、夢夢ちゃん、面白いね、、、、あの2人も、かなりの者なのよ、、私が封印を解いても良いけど、、しばらくそのままで良いわね、、、、」
如月は、真剣な顔で、、、
「まあ、、、焔でも、対応出来なかったら、私や、春樹、ルーナが、助けるわよ、、、、この世が、滅亡しても、、、」
「如月のおばちゃん、、、暴走はダメだよ」
夢夢は思い出した様に、、、
「そう言えば、如月のおばちゃん、、式神の間に来た、理由は何なの、、、」
「うん、、何か異変が起きたと、、屋敷が教えたのよ、、あの、かまいたちが庭で妖術を使ったのも知らせたけど、、まあ、あれぐらいわ、大したこと無いわね」
夢夢は思った、、、
「やっぱり、庭の木は、かまいたちの仕業ね、、、ルナが式神のかまいたちを使った事は内緒にしないと、、まあ、おじいちゃん達にはルナの存在は教えてないけど、、、」
如月と夢夢は、式神の間を見渡すと、、、
如月が、水晶の1つが、割れているのに気ずいた、、、
「これだな、、封印が解けているわね、、、何が、入っていたのかな、、、」
「如月のおばちゃん、、何かまずい事でもあったの、、、」
如月は、ニコッと笑って、、、
「うんん、、大した事は無いよ、、焔に、、一応、警戒させておくから、、大丈夫よ、、夢夢ちゃん、、安心して、、、じゃあ、私は帰るわね、、、」
「うん、、如月のおばちゃん、、またね、、おじいちゃんや、ルーナおばあちゃんに、、よろしく言ってね、、、」
如月は、霊道の中に消えた、、、
如月と別れると、、夢夢は部屋に戻った、、
夢夢は、ベッドに寝転がると、、
「ゲーム、、ゲームだよ、、」
お勉強のお時間、、、
夢夢は珍しく、、朝早くに起きていた
キッチンで、朝食を済ませると、相変わらず大広間で、テレビを見ていた、、、
「お父さんは、仕事だから、、録画していたドラマを、見ないと、、、でも、大人って、大変だな、、、長い夏休みなんか無いもの」
録画のドラマが終わる頃に、、、お母さんが来て、、、
「あ~、、夢夢、、お母さん、そのドラマまだ見てないのよ、、消さないでね」
「うん、、わかった、、」
お母さんは、夢夢の顔を見ると、、、
「そう言えば、、夢夢、、学校の宿題とか、レポートは、少しでもやったの」
「ええと、、少しは、やったよ」
「もう、中学の時はいつも、、最後になると必死でやってたじゃない、、、美波ちゃんのお家とかで、、、」
夢夢は思い出す様に、、、
「そう言えば、、美波が、みんなで、早めに宿題しようねって言ってたよ」
「あら、、良かったわね、、、じゃあ、今年はちゃんと計画的にやるのね」
「、、、、たぶん、、、、」
夢夢は思った、、、
「お母さんに、宿題少しはやったと言ったけど、、まだ、全然やってないよ、、」
「夢夢の夏休みの計画は、、、美波に、、、却下されたけど、、、宿題やる気にはならないわよ、、、」
お母さんがキッチンに、お茶を取りに立った
その時、、夢夢のスマホに着信が、、、
「あっ、、、美波だ、、、」
「夢夢、、、起きていた、、」
「うん、、美波、、何か用なの、、、」
「ほら、、夏休みを有効に使うには、宿題とかレポートを早く終らせ様と、話したじゃない、、、」
夢夢は、また宿題の話しかと思った
「ああ、、今、お母さんとその、話をしたのよ、、、で、、、」
「それでね、、今日、午後から、春菜のお家で、お勉強会をしようとなったの」
夢夢は、少し、戸惑った、、、
「えっ、、今日、なの、、、」
「春菜の、お兄ちゃん、学校の先生でしょう、、この間の、夢夢の家探険隊のお礼で、お勉強を、少しお手伝いするそうよ」
「えっ、、気にしなくて良いのに」
「どうなの、、どうせ、予定ないでしょう」
夢夢は少し考えて、、、
「ええと、、、録画したドラマの、続きを見て、、後は、お昼寝と、ゲームかな、、」
「じゃあ、、1時に春菜のお家で、、、、わかるよね、、この間、行った春菜のお父さんのラーメン屋さんの隣よ、、」
夢夢は、小さな声で、、、
「あの~、、美波、、夢夢は、今日の予定を言ったけど、、聞こえたのかな」
「あら、、そんなの、却下よ、、、早く宿題とかレポートをやったら、いくらでもドラマなんか見れるでしょう、、中学の時の大変だった事を忘れたの、、、」
夢夢は、、何も言えなかった、、、
「ええと、、、わかった、、、行くよ」
「じゃあね、、遅れないでね」
お母さんがキッチンからお茶を持って、テーブル横に座ると、、、
「夢夢、、誰から電話なの、、、」
「うん、、美波だよ、、」
「また、どこかに出かけるの、、、」
「ええと、、1時に、春菜のお家で、夏休みの宿題とかレポートをやらないかって、、」
「あら、、お勉強会なの、、良かったわね、早めに終わらせる、、、絶好のチャンスじゃない、、、」
「、、、、ドラマの続き、見てたのに、、」
「じゃあ、、早く昼食を食べて、準備しないと、、、」
「えっ、、朝食、食べたばかりだよ、、」
「何言ってるの、、パン、1枚じゃない」
夢夢はサラダを食べて、野菜ジュースを飲むと、、、
教科書、宿題、レポートを、バッグに準備して、着替えると家を出た、、、
春菜のお家で、お勉強会、、、
春菜のお家、、、
家の前には春菜と、美波、由美が待っていた
「あっ、、夢夢が来たわ、、これで全員そろったわね、、、」
夢夢は、春菜のお家を見て、思った、、
「春菜のお家も、、以外と大きいじゃない、、おじいちゃんが確か地主だと、言ってたわね、、、」
由美が、、、
「春菜のお家も、大きいわね、、私のところはこんなに大きくないわ」
春菜は、みんなに向かって、、
「夢夢、、、、夢夢の家よりは全然、小さいわよ、、、そう言えば、、、美波のお家も大きいよね」
「あっ、、、夢夢は、美波のお家は、夏休みの、最後に何回も行った事があるよ、、」
美波は、思い出す様に、、、
「そうね、、、夏休みの終わり頃、、この子、、数学、以外、勉強は出来るのに、、、全然、宿題とかしないのよ、、夏休みの終わりは、いつも、決まって家に来るのよ」
「えへへ、、、、いつも、後回しなのよ、、美波の宿題、見て、、、あってるか確認するのよ、、、」
「えへへ、、じゃないでしょう」
みんなは、ニコッと笑った、、
「じゃあ、、入って、、、」
夢夢達は、、春菜のお家に入った、、
玄関には、春菜のお母さんとお兄ちゃんが、待っていた、、、
「あら、、、、由美ちゃん、美波ちゃん、、夢夢ちゃん、いらっしゃい」
「やあ、、みんな、、ようこそ、、この間のお礼に、、わからない事があったらどんどん聞いてくれ、、、」
夢夢は、思った、、、
「春菜のお母さん、、優しそうな、きれいなお母さんじゃない、、、、由美のお母さんも、美波のお母さんもきれいだったし、、」
みんなは、頭を下げて、、、
「おじゃまします、、、」
「どうぞ、、、、みんな、かわいいのね、、本当に、春菜のお友達はかわいいって、、家のラーメン屋さんでは、噂なのよ、、」
美波達は、苦笑いをした、、、
「そんな事、無いです、、」
春菜はリビングに案内した、、、
「私の、部屋では、4人は狭いからリビングで良いかな、、、」
由美と美波は、、
「大丈夫よ、、ある程度終わらせたから」
「そうね、、わからないところと、、レポートぐらいかな、、、」
夢夢は、ドキッとした、、、
「え~、、夢夢なんか、何もしていないわよ、、、どうするの、、夢夢、、」
リビングの大きなテーブルには、春菜のお母さんが用意した、飲み物と、お菓子が置かれていた、、、、
リビングの大きなテーブル席で、各自、、、宿題を開いて、、勉強を始めた、、、
そこに、春菜のお兄ちゃんが来て、、、
「わからないところが、あったら聞いてね」
夢夢は、美波に隠れながら言った、、、
「はあ~い、、、お願いします、」
「夢夢ちゃん、、自分で考えるのよ、、、、夢夢、なんで私の後ろに隠れるのよ、、、」
「うん、、ちょとね、、まだ、、、少し、、なれないから」
春菜のお兄ちゃんは、苦笑いをした
夢夢は、けっこうなスピードで、宿題を片付けていた、、、
それを見て、美波が、、、
「夢夢ちゃん、、凄く早く、答え書いてるけど、、あっているの、、、」
「、、たぶん、、あっていると思う」
「もう、、ちょと、見せて、、」
美波は、プリントを確認した、、、
「え~、、全部正解だわ、、、、あんた、、予習したの、、、」
「えっ、、今、初めて見たよ」
「どうして、、こんなに早く書けるのよ」
「う~ん、、、何となく、、嫌いな数学以外は、答えが頭に浮かぶの、、」
美波は、思い当たる節があった、、
「そう言えば、、あんた、、数学以外のテストの成績が良かったわね、、」
「うん、、、不思議ね、、、」
由美と春菜は、、、
「やっぱり、夢夢って、変わっているわ」
「でも良いいな、答えが頭に浮かぶなんて、、うらやましいわよ、、、」
「1回見れば、、、記憶に残るみたい、、、ほら、嫌がらせ動画のやつとか、ストーカーとかの顔も忘れないわ」
「そうね、、夢夢が教えてそれで、ルナが解決したのよね、、、」
それを聞いた、春菜のお兄ちゃんが、、
「えっ、、、春菜、、それって、家のラーメン屋の、悪意の動画を、流したYouTuberの事件の事か、」
春菜達は、まずいと思った、、、
お兄ちゃんは、、春菜に詰めより、、、
「その、事件を解決したのは、、ルナさんと言う人なのか、、どう言う関係なんだ、、」
春菜は、困ってしまった、、、
すると、美波が、、、
「春菜のお兄ちゃん、、夢夢のおじいちゃんの知り合いで、警察関係の人なの、、個人的な事件だから、、、表沙汰にしたくないみたいよ、、」
「そうなの、、でも、お礼を言わないと」
すると、由美が、、、
「あっ、、、春菜のお兄ちゃん、、歴史のここの問題がわからないの、、教えてもらえるかな、、、」
春菜のお兄ちゃんは、ニコッと笑って、、
「え~歴史か、、良いよ、、見せてくれ」
夢夢と美波と春菜は、ほっとした、、
「由美、、上手いぞ、、、ナイスタイミングだよ、、、」
春菜は、美波と夢夢に、、
「美波、、夢夢、、ごめんね、、お兄ちゃんがいる事、、つい、うっかり忘れていたわ」
「大丈夫よ、、、誰も、、夢で解決したなんて信じないわよ、、、」
「ごめんね、、、、夢夢も、うっかり言ったわ、、」
夕方、、、、
春菜が、リビングの時計を見ると、、、
「あっ、、、もう、6時過ぎてるじゃない、美波、暗くなる前に、、帰った方が良いんじゃない、、、」
「えっ、、もうそんな時間、、、ごめんね、春菜、気がつかないで、、」
由美は、ニコッと笑って、、
「宿題も、ほとんど終わったわ、、春菜の、お兄ちゃんのおかげね、、、」
春菜のお兄ちゃんは、照れ臭そうに、、
「みんな、優秀だから、、勉強が、はかどったみたいだね、、、、」
春菜は、背伸びをすると、、、
「これで、、夏休みの終わりまで、エンジョイ出来るわ、、、」
「そうよ、、まだいっぱい、予定があるのよ、、ねえ、、夢夢ちゃん、、」
「えっ、、、、」
美波は、笑って、、
「夢夢の家の、探険は全然、はかどっていないからね、、よろしくね、、」
すると、春菜のお兄ちゃんが、、
「夢夢ちゃん、、みんな、、蔵の探険の時は是非とも、声をかけてね、、、あ~、今から楽しみだ、、、」
「お兄ちゃんたら、、、みんな、ごめんね」
美波達は、ニコッと笑った
春菜のお母さんと春菜のお兄ちゃんに、、、
お礼を言うと、夢夢達は帰えることにした
夢夢達は春菜に向かって手を振ると、、、
春菜もまた、、、、ニコッと笑って、手を振った、、、
帰り道での、異変、、、
帰り道、、、
辺りは、薄暗く、、、
夢夢達は、会話をしながら歩いていた、、、
由美は、、背伸びをして、、、
「あ~、、宿題、終わったし、、さあ、、、遊ぶぞ、、、」
美波は、夢夢の顔をじっと見て、、、
「そうね、、、夏休みの計画、、、ひとつひとつこなさないと、、、夢夢ちゃん、、、、覚悟は良いかな、、、」
「、、、お手柔らかにね、、美波、、、」
由美の家の近くの角を曲がると、、、
夢夢は、誰もいない、小さな公園の、大きな木の下に、黒い影が見えた、、、
夢夢は、危険を感じて、、、
「ねえ、、、美波、、由美、、ちょと動かないで、、、」
美波と由美は驚いて、、、、
「どうしたの、、夢夢、、怖い顔をして、」
「何、、、誰か、怪しい者がいるの」
夢夢には、その黒い影が、、大きな動物の様に、見えた、、、
「夢夢ちゃん、、何なの、、怖いわ」
「夢夢、、何か言ってよ、、、」
「えっ、、美波と由美には、あれが見えないの、、どうして、、、」
美波と由美は、ただならぬ空気を感じた、、
「夢夢、、やっぱり、何かいるのね」
「でも、、あの、おばさん、、普通に歩いているわよ」
夢夢は、妖力を高めると、、、柔らかい光りが広がり、、、
「美波、、、由美、、私を信じて、、、夢夢の手をさわって、、、」
美波と由美は、夢夢の手をさわった、、、
すると、、、、美波と由美にも、動物の様な黒い影が見えた、、、
「え~、あの大きな木の下に何かいるわ、、何、あれ、、ライオンなの」
「由美、、もっと大きいわよ、、あんな動物はいないわよ、、でも、なぜ、、他の人には見えないの、、、」
夢夢は、険しい顔で、、、
「美波、、たぶん、、あれは、妖怪よ」
「えっ、、この令和の世の中に、妖怪、、、アニメ、だけの話じゃないの、、」
由美も、、、
「他の人に、見えないなら、本当に妖怪かもね、、、」
「夢夢、、どうするの、、、」
「、、、わからないわ、、」
由美は、少し考えて、、、
「ねえ、、妖怪なら、、焔ちゃんが、専門なんじゃないの、、、」
「そうだよ、、、夢夢、、、焔ちゃんを呼んでよ、、、あれが、暴れる前に、、」
「うん、、、、わかったよ、、」
夢夢は妖力を、、また上げると、、、
焔の気を探した、、、
「あっ、、、見つけた、、、焔ちゃん、、、焔ちゃん、、、」
「えっ、、、夢夢ちゃんなの、、どうしたの、、何かあったの、、、」
夢夢は目の前の事を、説明した、、、
「今、、家の近くの、公園の側にいるけど、、おかしな、妖怪がいるの、、」
「えっ、、、この時代、街中に妖怪がいたかな、、、山奥だとわかるけど」
「う~ん、、、凄く大きな、動物みたいな妖怪よ、、他の人には、見えないみたいなの」
「大丈夫なの、、、」
「今の、ところは、大人しくしているわ」
「じゃあ、、すぐに行くから、危険な事は、しないでよ、、、」
「うん、、、わかった、、、」
焔は、封印の間の掛け軸から飛び出すと、、夢夢の気をたどって、、霊道に消えた、、
美波と由美は、、、
「夢夢、、焔ちゃんは、来るって言ったの」
「うん、、すぐに来るよ、、、」
「あいつ、、それまでに、暴れなければ良いけど、、、」
黒い影の妖怪は、、、、ピクリとも動かなかった、、、
しばらくすると、、、夢夢達の、目の前の、
空間が揺らいで、、霊道の穴が開き、、、
焔が現れた、、、
「あっ、、、焔ちゃん、、」
「みんな、、大丈夫なの、、、」
「うん、、、大丈夫だよ、、、」
美波が、、黒い影を指さすと、、、
「焔ちゃん、、、あれよ、、、あの、大きな妖怪よ、、、」
「焔ちゃん、、退治出来るの、、、」
そこには、相変わらず、ピクリとも動かない大きな妖怪がいた、、、
それを、、見て、、焔がニコッと、笑った、
「あ~、、、いた~、、、」
夢夢と、美波と由美は、驚き、、、
「えっ、、焔ちゃん、、知ってるの、、」
「悪い、妖怪じゃないの」
「確かに、、全然、暴れようとしないわ、」
焔は、みんなに、、、
「あれは、、春樹の式神だよ、、、昨日、何かの原因で、封印が解けたんだよ」
夢夢は、、思い出した
「あ~、、昨日、如月のおばちゃんが言ってたやつだ、、あれがそうなの、、」
焔は、、鵺を呼んだ、、、
「おい、、鵺、、焔だよ、、、」
黒い影は、あわてて走って来た、、
「焔、、、怖かったぞ、、こんな訳がわからないところは、、、、春樹の家は全然わからないし、、、」
「バカ者、、勝手に屋敷を出るからだ」
夢夢達は、キョトンとしていた、、
「焔、、人間達がいるけど、、見えるのか、、今はわざと姿を消しているのに」
「バカ、、この子の妖気を見てみろ、、」
鵺は、夢夢の妖気を見た、、、
「え~、、どうして、、春樹様と同じ妖気なの、、、」
「春樹の孫の夢夢ちゃんだよ、、如月様をお友達とみてるし、、、すごい子だよ、、」
鵺は、、驚き、、
「え~、春樹様の孫、、、、、、如月様をお友達だと、、恐れ多い、、、」
美波が、、、
「焔ちゃん、、私達も、紹介してね、、」
「ええと、、、鵺、、夢夢ちゃんの友達の美波ちゃんと、由美ちゃんだよ、、、」
「はは~、、鵺と、申します、、、春樹様の式神をやっています、よろしくね」
由美が、、、
「何か、、凄く、大きなワンちゃんみたいね、、、その上、おしゃべり出来るなんて、かわいいね、、、、」
「春菜がいたら、大変よ、、動物大好きだもの、、、」
「美波、、動物じゃないし、、妖怪だし、、鵺だよ、、、」
焔は鵺に、、、
「鵺、、大騒ぎになる前に帰るわよ、、、、ほら、、霊道に入って、、、、屋敷に帰れるわよ」
「助かった、、、じゃあ、みなさん、、またね、、、、」
焔と、鵺は、霊道を使って、帰った、、、
由美は、ニコッと笑い、、、
「変な、、妖怪ね、、もっと、小さかったらかわいいのに、、、」
美波が、、、
「ますます、、夢夢の家の、探険隊は、おもしろくなったわよ、、、近々、開催ね、、、まだまだ、やることはたくさんあるわ、、」
「、、、、、、美波、、、、夢夢の、のんびりした時間は、、、無いの、、、」
「普通の子に、なるんでしょう、、、ダメよ、、、」
「、、、、わかった、、、」
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