第9話 無免ローヤーって仮面ライダーのパクリじゃないの?

前回までの、七兜山無免ローヤー!

 電気窃盗による闇の雷撃を法の刀で切り裂き、怪人窃盗男を倒した無免ローヤー! 駒沢青年は心を一時的に取り戻し、七兜山には虹がかかった。無免ローヤーは今日も戦う! 変身! 法に代わって、救済する!



 法と道徳は峻別される。どれだけモラルに反する行為をしても、それが法律上の要件をなんら満たさないものであれば、処罰されることはないし、責任が発生することもない。これはとても重要なことだ。……だからというわけでもないだろうが、法科大学院には、けっこうモラルのない奴もいるのである。


 とある行政法の講義において、割り振られたペアで事件に関する文書作成をしてこい、という課題が出された。事案を整理し、何が争点で、各当事者は何を主張立証し、結論はどうなるか、ということを書くのである。水去は鈴木という女生徒とペアになり、「じゃあ提出前のこの日に二人で検討会をやるから、その日までに各々下書きを作っておくこと」という話になった。日程的にかなりしんどい話だったが、水去は徹夜で文書作成をした。


 さて、検討会当日、寝不足で寒気がする水去の前に現れたその女生徒は、何の準備もしてきていなかった。「ゴメーン! 眠くてできなかったー!」と言うのである。そうやって悪びれもせず、水去の書いてきた下書きを見ている。


「ねー、この下書きだと実体的違法について争ってないけど、なんで書かなかったの?」


「問題になってるのは聴聞と公聴会における手続的違法なので、まあ書かなくてもいいかなと。時間もなかったし」


「でも、書いた方がいいと思うけどなー」


「そりゃ、まあ、何事も書かないよりは書いた方がいいですけどね」


「そうでしょ? じゃあ書いてよ」


「は?」


 お前が書けよ、と口に出しかけた水去。しかしぐっと堪えた。ペアに割り振られたこの女生徒は、実は昨年原級留置処分をくらったらしい先輩なのである。どうにもやりづらい。ここはもう少し穏当に、「いやぁ、俺は実体的違法の方がどう争われたのか調べてなくて……」と言ってみたところ「一審とか控訴審の判決の中も探せばどっかにあるでしょ」という返答が帰ってくる。


「えっ、あの、ということは、実体的違法も俺が書くんですか?」


「それくらいやってよ!」


 それくらいって、どれくらい? 負担の公平な分配は? 胸中に不満を感じる中、結局ぜーんぶ水去が書くことになったのである。「じゃあ全部書けたら、私の名前も付けて提出しといてー」という言葉をもって、検討会は終わった。


 もう一度言うが、学校の課題でペア相手の成果にフリーライドしたって、別に法律には反しないのである。法と道徳は峻別される。道徳の問題について裁判所で争ったって、どうにもならない。


 ○


 その翌日である。


「無免ローヤーってさ、仮面ライダーのパクリじゃないの?」


「な、な、なにを急に言い出すんだ」


 昼休み、水去と神崎は、とある大講義室の一番後ろの隅の席で昼飯を食べていた。講義室には遠くに一人、他の生徒がいるだけだった。多くの学生は生協食堂で昼食をとる。けれども、水去は金が無いので生協食堂の利用を許されず、逆に神崎は金持ちなので生協食堂なんて貧乏くさい場所の利用が許されないのだ。だから、一方の弁当はタッパーにふりかけご飯を詰めただけのものであり、もう一方の弁当は出前でとった寿司だった。


「無免ローヤーと仮面ライダー、ふと、名前とか諸々似てるなーって思って。で、パクリじゃないの?」


「危ない質問をしやがって……ま、まあ、マグロくれるなら考えてやらんでもないぞよ」


 いいよー、と神崎が言うので、水去は箸で素早くつかんで食った。「う、美味っ! 寿司なんか久々に食った……!」「欲しかったら残り全部上げるよ。で、無免ローヤーって仮面ライダーのパクリじゃないの?」「くれるのか! じゃあ鯖を一つ……美味! 美味すぎる!」「ねえ、無免ローヤーって仮面ライダーのパクリじゃないの?」「ほお! ウニってこんな味なのか、初めて食べた! ちょっと臭いがこいつはイケる!」「おーい? 無免ローヤーって……」「たまごのまろやかで優しい甘み、これが高級寿司か! 感動!」「無免ローヤー?」「ガリ! ガリも最高! ガリガリ! やっぱガリだな!」水去は一心不乱に寿司を食っている。 


 神崎が立ち上がって、寿司の入った黒い木桶を取り上げた。


「あっ……」寿司を奪われた水去が物欲しそうに見上げると、神崎が怒ったように、「無免ローヤーって仮面ライダーのパクリじゃないのっ?」と言った。水去が気色悪い上目遣いをやめて、いつもの疲れた表情に戻る。


「無免ローヤーは現実の存在です。実在の人物及び団体と関係します。フィクションではありません。どんだけ似てたって文句は受け付けねーぞ……もしこれが仮に、無免ローヤーという小説とかなら、パクリという議論もできるかもしれんがな」


「そういう場合はやっぱりパクリになるの?」


「一般的にどう思われるかは知らんが、著作権の侵害になるかって意味なら、問題ないんじゃないのか?」


「どういうこと?」


 神崎が皿を机に戻したので、水去の表情が晴れて、嬉しそうに箸をのばした。ヒーローなのに、おお、なんと情けない。貧乏は人を下品にするものだ。心さえ浅ましさに侵された水去が、むぐむぐ食べながら六法を開いて解説を始める。


「仮面ライダーってのは、石ノ森章太郎原作・東映制作の映像作品だろ? かっこいいよな。で、映像作品は著作物として著作権法によって保護されている。ここで著作物とは何か? という話になるわけだ」


 水去が六法の中の著作権法二条一項一号を撫でると、漏れ出した法の光がパチパチ弾けた。


「定義規定は著作物を、『思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの』としている。これに当たるものには著作権法がいろんな権利を保障しているわけだな。で、『仮面ライダー』という作品は著作物だ」


「なるほど、法律の規定の意味はよく分かんないけど、言ってることは理解できるよ」


 神崎のリアクションに頷きつつ、水去がエビを口に放り込んだ。美味すぎてちょっと涙が出てきた。感動を噛みしめつつ解説を再開する。


「さて、著作権はbundle of rights、つまりいろんな権利が集まった束なんだが、その中に著作権法二十七条が定める翻案権というものが含まれている。翻案ってのは……ま、悪く言えばパクリだな。もう少し正確に言えば、例えば『仮面ライダー』という著作物にいろいろ手を加えて新たな創作性を付加することで、かつ、元となった『仮面ライダー』の本質的特徴を直接感じられるものを作ること、ってとこか」


「ふむふむ、よく分かんないけど、パクリは翻案権という権利に引っかかるんだね」


「その理解で十分だ。翻案権があるから、勝手にパクったら権利侵害だよということになる。だから法律問題にするなら、無免ローヤーって仮面ライダーのパクリじゃないの? という問題は、無免ローヤーって仮面ライダーの翻案権侵害じゃないの? という問題に置き換えられるな」


「翻案権侵害になるかどうか、か……」


「もう少しだけ頑張ろう。話は元に戻るが、著作物の定義の話だ。著作物は、思想又は感情を創作的に『表現』したものであって……と言ったよな。そう、著作物ってのは表現なんだよ。ココが一番重要な話。著作権法が保護するのは、表現、であって、アイデア、ではない。これを表現・アイデア二分論という」


「表現とアイデアって何が違うの?」


「とてもいい質問だ。しかし、難しい質問でもある。少し抽象的な説明だが、アイデアを具体的なものに落とし込んだもの、例えば小説で言えばその文字列、が表現だ」


「うーん? 実際に紙なり映像なりに表れてるものが表現ってこと?」


「その通り。例えば……これは講義で教えてもらった例示だけど、『ピュラモスとティスベ』と『ロミオとジュリエット』と『ウェストサイド物語』は全部、対立する家の男女が恋に落ちるけど周囲に反対されて死んじゃうっていう同じアイデアで書かれている。……って言っても分かんなよな、えーと、例えば、異世界に転生してスーパーパワーを得て好き勝手するぜ! ってアイデアの下で書かれた小説はいっぱいあるだろ? って話」


「なるほど! それなら分かるね」


「表現をパクったら翻案権侵害になるが、アイデアをパクっても侵害にならない。それは翻案ではなく、新たな独立した創作だ。アイデアレベルで保護してたら、創作なんかできなくなるからな」


「へえー、じゃあ、無免ローヤーは仮面ライダーの翻案権侵害にはならないってことなの?」


「ベルトを通して変身するヒーローってアイデアのレベルではパクリかもしれないが、表現のパクリは認められないんじゃないか? まあ仮に俺が……」


 そこまで言ったところで、突如として六法が光を放った。勝手に動いてバックルに収まり、水去が無免ローヤーに変身する。丁度、校舎のどこかで火災報知器が誤作動したらしく、サイレンが鳴り響き始める。


 そうして、無免ローヤーによる寸劇が始まった。


「はぁ、はぁ……うぇえ!(突然虚無に吹き飛ばされて倒れる)はぁ、はぁ、神崎さん!はぁはぁ、何故見てるんです!」


 水去の突然の奇行を、神崎が唖然としたまま見つめている。


「(虚無と戦いつつ)うぇっ、うぇい、はぁ、はぁ、神崎さん! ううぇあ……はぁ、はぁ、本当に裏切ったんですか! うぇぁっ、はぁ、はぁ、アンタと俺は、仲間じゃなかったんで、うぇあ! はぁ、はぁ、そんな……そんな! うぇあ! 何故だ! 何故だ! 何故だぁ!」


 そこで無免ローヤーの変身が解けて、真顔の水去に戻った。火災報知器のサイレン音も収まる。「あれ、俺は何をしていたんだ? なんだか、何らかの作品の伝説の第一話の表現をパクる、すなわち翻案権を侵害しかねないようなことをしていた気がするのだが」


「ボ、ボクは何も見ていないし、何も聞いていないし、何も言わないからね!」


「う、うん? ……まあ、表現・アイデア二分論については分かってもらえたか? おそらく、無免ローヤーは仮面ライダーのパクリじゃあない。大丈夫だ!」


「そっか! それはよかったよ!」


 水去が席に戻って、また寿司を食い始めた。神崎が話題を変えるように、「そういや、著作権っていろいろあるって言ってたよね、ちょっと相談があるんだけど!」と言った。


「ほう」水去が寿司を食いながら返事をする。


「ボク、趣味で撮った写真を個人サイトに載せてるんだけどね、最近プチッターの知らないアカウントが勝手に転載してるんだよ」


「個人サイト、なんだか古風な趣味だなぁ……」


 プチッターとは、プチっときたことをプチートすることで人気のSNSである。


「別に転載されるのはいいんだけどさぁ、写真につけてるボクのハンドルネームを勝手に消されて書き換えられるのがムカつくんだよね。著作権法でどうにかならないの?」


「ほお、そりゃ、著作権法十九条が定める氏名表示権の侵害だなぁ」


 水去が寿司を頬張りつつ、他人事のように言う。


「じゃ、無免ローヤーの力でどうにかしようよ」


「ほよ?」寿司を楽しんでいた水去の口から変な音が漏れる。


「絶対怪人の仕業だと思うんだ!」 


「ええ……」


「大学周辺で撮った写真ばっかり転載されるし!」


「山が好きなんだろ」


「でもアカウント名は『怪人氏名表示女』なんだよ?」


「本物の怪人が、そんな大っぴらに怪人名を名乗るもんかねぇ……」


水去がいくらを口に放り込む。痺れを切らした神崎が、意地悪な冷たい表情をして、「キミが今食べてるソレ、いくらすると思ってんの?」と言った。 


 水去は黙り込んだ。


 しばらくにらめっこをしていた二人だったが、結局水去が折れて、「あー分かった、分かったよ! 一応見るだけ見てやるから」と喚いた。ついでに、「で、結局この寿司っていくらなんだ?」と尋ねてみれば、神崎はニッコリ笑って「値段なんか知らないよ、気にしたことないし」と答えた。


 真性の金持ちムーブに水去はまた黙り込んで、六法を手に取ると、バックルにセットする。光の中から法が溢れて、無免ローヤーに変身した。


 神崎が無断転載アカウントをスマートフォンの画面に表示して、無免ローヤーに見せる。法の眼を通して見れば、そこには……「あー、うわ、マジか、マジだよ、アカウントに怪人の闇が憑いてる。マジかよ。ホントに怪人の仕業だったわ、怪人氏名表示女、うわー、マジかー」と無免ローヤーが頭を掻いた。「やっぱそうでしょ? ボク、勘はいいんだよ」と神崎が胸を張る。


「で、どうやって対処するの? いつもみたいに怪人が目の前にいる訳じゃないけど」


「うむ、まずは怪人を探さなければならんなぁ。と、いうわけで、これを使う」


 無免ローヤーが六法をめくって、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律、に触れた。六法から光が溢れ、大きなタブレット型の端末を形成する。


「通称、プロバイダ責任制限法。こいつの力を使って、プチッター社にアカウントの開示請求をする。ま、ホントは裁判しなきゃいけないんだがな」


 そう言いつつ、無免ローヤーが光の画面に必要事項を打ち込んでいく。すると、端末は形を変えて、今度は小さな法の針へと変化した。無免ローヤーはその針を摘まんで持つと、神崎に向かって、「も一度、さっきの画面を見せてくれ」と言った。


 神崎がスマートフォンを差し出す。すると、無免ローヤーは、腕を伸ばして、法の針を画面に突き刺した。しかし針は液晶に衝突せず、画面の中に入り込んで、表示された転載アカウントのアイコンにブスリと刺さった。


「痛ったぁぁぁぁぁい!」


「「え?」」


 講義室に悲鳴が響いて、無免ローヤーと神崎が驚きの声を漏らす。見れば、悲鳴を上げたのは、さっきから前の方に一人座っていた女生徒だった。


「ああっ、あれはよく見れば法科大学院の鈴木さんじゃねえか! 怪人てのは、意外と身近にいるもんだなぁ……」


 無免ローヤーが指を差して言う。そう、悲鳴の主は、昨日水去に文書作成を押し付けた、あの鈴木女生徒だったのである。


「む、無免ローヤー! なんでこんな所にいるのよ! ふざけないで!」


 そう言うと、鈴木女生徒の身体から闇が溢れ、怪人氏名表示女に変貌する。


「私のォ、楽しいプチ廃活動をォ、邪魔をしないでッ」


「ふざけんな! お前のやっていることは、プチート活動でも何でもない! 単なる氏名表示権の侵害行為だ! 法に代わって、救済する!」


 そうやって、無免ローヤーがいつもの決め台詞を言い終わらないうちに、怪人氏名表示女は逃げ出した。「待ちやがれっ!」無免ローヤーが後を追い、講義室を飛び出して、中庭に出る。太陽の光がカアッと法の鎧を照らした。


「追ってこないでェ! キモイッ! ストーカーッ!」


「な、何を言うか!」


 無免ローヤーが六法の著作権法の頁を開く。「お前は絶対許すまじ!」そう言って、氏名表示権についての条文に触れた。


【著作権法十九条 氏名表示権!

 一項 著作者は、その著作物の現作品に、又はその著作物の公衆への提供もしくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利を有する。その著作物を原著作物とする二次的著作物の公衆への提供又は提示に際しての原著作物の著作者名の表示についても、同様とする!】


 六法から光が溢れ、一本のナイフに変わる。無免ローヤーが法のナイフを構える。怪人氏名表示女が急に立ち止まって振り返ると、莫迦にしたように笑う。


「あハハハ、なーちゃってェ、そんなショボいナイフでェ、私をどうにかできると思ってんのォ?」


 怪人氏名表示女が闇の翼を背中に生やして、空に飛び上がった。


「私ィ、飛べるからァ。残念だったねェ? じゃ、この翼でェ、世界に私のプチートを届けるからァ、バイバイーイ」


 宙を舞いつつ、地上の無免ローヤーに向かって手を振る怪人氏名表示女。そのまま悠々と飛び去ろうとする。ナイフを構えたままの無免ローヤーを、神崎が揺さぶる。「水去君! このままじゃ逃げられるよ!」


 しかし、無免ローヤーは慌てもせず、小さく笑って、「大丈夫、こいつがあるからな」と言った。それから六法を開くと、文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約、に触れた。


 六法から光が溢れて、周囲を取り巻く。やがて光は、次々と法のナイフへと変わり、無免ローヤーの周囲に展開した。輝きを放つ大量のナイフが、無免ローヤーの周りに浮かぶ。


「ベルヌ条約の相互主義により、日本で発生した著作権は、加盟国それぞれにおいても発生する……つまり、どこに逃げても無駄だということだ! 百七十を超える国が、神崎八太郎の著作物を保護し、お前を狙っている!」


「なァ、なんですってェ!」


「篤と味わうがいい、著作権法の力をな!」


 無免ローヤーが指揮者のように腕を振るうと、周囲に浮かべた法のナイフが一斉に射出されて、侵害者を追う。翼を駆って逃げる怪人氏名表示女だが、躱しても躱しても次のナイフが飛来する。「ぐあァっ!」やがて法のナイフが闇の翼を貫き、スピードが落ちた所に第二、第三の攻撃が殺到した。百七十を超えるナイフが怪人氏名表示女に突き刺さり、そして……


 ドガアアアアアアン! 空中で怪人氏名表示女が爆発した!


 爆炎の中から落ちてくる鈴木女生徒を、高速で地上を駆けて来た無免ローヤーが、優しく抱き止める。ちょうど、お姫様抱っこの体勢だった。


 無免ローヤーの変身が解ける。


「み、水去くん……」鈴木女生徒が声を漏らした。


「えーと、あのですね、お伝えしたかったことがあって」と水去も答える。


「うん……」鈴木女生徒が至近距離で水去を見つめつつ、小さく頷く。

 

 随分ロマンチックなムードだが、一体ここで水去は、何と言うのか、それは——


「行政法の文書作成なんですがね。あれ、九割九分を俺が書いてるので、著作者は俺で、鈴木さんは著作者じゃないですよね。だから、現状あなたに氏名表示権はないです。もし、自分の名前を入れたいなら、実体的違法の部分くらいは、ご自分でお書きになってくださいね」


 水去はそう言うと、ヘラっと笑って、驚愕の表情を浮かべた鈴木女生徒を、地面に置いた。


 ちなみに北朝鮮はベルヌ条約加盟国だが、日本は北朝鮮を国家として承認していないので、北朝鮮を本国とする著作物は日本国内で保護されない。おそらく逆もまたしかりだ。だから、もし君が、どうしても日本で創作された作品の著作権を侵害したくなったら、北朝鮮に行けばいいかもしれないよ!



次回予告

六月! 玩具屋! ヒーローショー! 第十話「総会屋をぶっとばせ!」 お楽しみに!

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