第四話 レッツショッピング
「あ!これかわいいじゃない!」
「これなんかオシャレじゃないか?」
「いいねランパード!結構にあってるよ!」
「だろ!」
大悪魔を倒した後、俺たちはショッピングモールの服屋さんに来ていた。
こいつらにもこっちの世界になれてほしいため、服を買うという決断をした。
最初はこのままでいいってことを言い張っていたが、みんなあまりにも奇抜すぎる格好だし、変な目でみられるから全力で買いに行こうとお願いしたら「なら仕方ないか」とついてきてくれたんだが。
「なぁはやと!この服、結構にあってるよな!」
ピッチピチの全身白タイツを身につけたランパードがこっちへ猛ダッシュで走ってきた。いや怖すぎだろ、前より奇抜になってどうすんだよ。しかも顔のところもタイツで隠れており、全ての肌がタイツに覆われている。それに顔もタイツで覆ってる影響で、声が少しこもってんだよな。まぁ全然聞き取れるからいいけど。あとなんか口元がすごく濡れている。いや本当に汚いし普通に唾液ついたからこれ買わないと申し訳ねぇじゃねぇか。
「俺、この服結構好きだわ、なんかこう、自分と服が合体してる感じがするんだ」
SMに目覚めたキルラ◯ルかよお前。てか全身タイツなんて置くなよな、ちんこっぽいのがもっこりしてんの見えんだよ見たくもないのに…
「はぁ…ランパード、頼む、金は渡すから好きに買ってくれ。俺は別の場所を見てくるから、白タイツは脱いでみんなとしっかり決めてくれよ。服を2着と下着を2着だけ買ったら駐車場に集合な」
そう言って俺はランパードに8万円を手渡した。
結構な痛手だな、パチンコかなんかで増やすか。
「お!マジか!じゃぁ選んでくるわ!お釣り、あとで返すから!」
そんなことは聞かずにそそくさと本屋さんへと足を運んだ。
_本屋_
「お!見つけたぞーずっと探してたんだぜ」
俺はずっと探し求めていたラノベをやっと見つけてレジに持って行く。
とその時、あるものが目線の中に入り込んだ。
「これは、『どくパラコミカライズ1巻』!」※詳しくは二話
どくパラとはあの、あん♡、ちょ♡、そこはだめよぉ♡、ダーメダメ何たらかんたらの略称だ!あの後みんなが寝静まった後にやってみたんだが、めちゃくちゃにエロかった。そしてコミカライズときたんなら、もう買うしかない!
俺は二つの本を店員さんに渡した。わざわざどくパラを隠したりはしない。
「合計1543円になります。」
お金を出し俺は、少しだけイケボで言った。
「釣りは、いらねぇぜ」
「いやちょうどなんで言われなくてもあげません」
ふっ、照れちゃって、可愛いんだから☆
まぁ買えたからよしとしよう。駐車場に戻るか。
_駐車場_
駐車場に着くと、もうみんなが車の前で待っていた。
「早くーこっちきてよ」
リエルが俺を呼んだ。
俺は車の方に走って向かった。
「ほほう?なかなかにいいじゃないですか女性陣お二人方」
「でしょ?フェミエルが選んでくれたのよ」
リエルは下は白いストリートパンツで、上は黒色のオフショルダーだ。うまく言葉に言い表せられないがすごくエロい。そしてフェミエルはランタンスリーブワンピースだ。こっちもちょっと清楚な感じがしてとてもいい。そしてエロい。
聞かなくてもいいだろうけどランパードは下がカーゴパンツで上は白色のパーカーだ。全然似合ってない何なら全身白タイツの方が似合ってる。
「どうだ?はやと、この俺の服もフェミエルが選んでくれたんだぜ」
「でもランパードは注文多すぎていろいろ大変だったんだから」
フェミエルさんなんでそんな落差あるんですかね?
「ちなみにお前ら下着どんなん買ったん?」
「俺は普通の買ったけど、お前らは?」
いやお前のは聞きたくない。
「それを聞くのはナンセンスだよ祖チンくん」
まぁそれもそうだ。どうせ洗濯するうちにどれが誰のかぐらいわかってくるか。
まぁみんなちゃんと選んでくれたし、んならいいか。
「よしお前ら、家に帰るぞ」
「「「おーけー」」」
みんなで車に乗り込み、家へと向かって走り出した。
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