異世界召喚談(恐らく続く…)

主人公は異世界転生するやいなやとんでもない熱を感じた。現世というまったく魔力のない世界で暮らしていたため身体の内側が空気でいう真空状態となり、異世界に満ちている魔力が一気に身体に入ってくるときの摩擦的なものだった。

とりあえず異世界人に「万能薬」をもらい事なきを得る。万能薬は聖水とも呼ばれるがそんな大層なものではない。ただの魔力が籠もった水だ(魔力の吸収がとびきりよく貴重なものではある)。

特に召喚された者としての仕事はなく、王が戯れで呼んだら私がきたらしい。王は悪い人ではなくそこそこの生活は担保してくれるし、とても聡明で面白い人だ(私の上司とは偉い違いだ)。王政が続くわけだ。

現世人には魔力を保持する能力がないので定期的に万能薬を飲まねば死ぬ(この世界にでは魔力が生命エネルギーとなる)(自然世界に存在する魔力では生存に足りない)(魔力に焼かれたけどね!)。しかし万能薬は高価で王に迷惑をかけそうだ…。あの人に迷惑はかけたくないな…。そこで私は魔力を調達する方法を探すことにした。異世界人は食べ物から魔力を得てそうな雰囲気だが…私にはそういう消化酵素がないのかもな…彼らとは生物学的な大きな差を感じた。



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