第25話 エッチな体つきをした美人教師が、俺の事を気にかけてくるんだが

 ある日の夕暮れ時の放課後。

 誰もいない教室に二人だけがいる。


 席に座る武田賢治たけだ/けんじの目の前には、賢治よりも一回りほど人生を生きている美人な女性教師――桜田友奈さくらだ/ゆうながいるのだ。

 しかも、服の上からでもわかるほどの膨らみを持っている。


 目線の先に丁度胸元があり、目のやり場に物凄く困っていた。

 でも、嫌ではなかったのだ。


「この頃成績が悪いよね。何か悩みでもあるのかしら?」


 先生は本気で心配しているらしい。


「そ、そうですね……そうかもしれないです」


 賢治の視線は先生の胸元に向けられていた。


 授業に集中できていない理由としては、先生の服に隠れた胸のカップ数である。

 そればかりが気になってしまい、この頃夜遅くまで起き、不健康な生活をしていたのだ。


「でも、先生にも原因がありますから」


 先生は驚いた感じに目を見開いていた。


「それはどういう事かしら?」

「だから、先生が、そ、そのような体つきをしているのが……」


 賢治は口に出すと恥ずかしくなり、小声になってしまう。


「へえ、そういう事ね。これが気になるのね」


 賢治は俯きながらも頷く。


「なら、見せてあげてもいいけどね♡」


 友奈先生は少し顔を赤くしながらも、強気な姿勢を見せていた。


「え? そ、それはさすがに」

「あなたの方から言い出しておいて消極的になってるの?」

「で、ですが、俺はカップ数が知りたいだけなんです」

「……それだけでいいの?」


 先生はきょとんをした顔をして、予想外過ぎる発言をする賢治を見つめていた。


「まあ、いいわ。じゃあ、教えるわね。賢治君、耳を貸して」


 友奈先生は隣まで近づいてくると、耳元で――




 胸の大きさを知った事で逆に興奮してしまい、その日も全然寝付けなかったのであった。

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