第21話お揃いにしたい物

「あの、私とお揃いにしたいものとかありますか?」

「え?得意な事、苦手な事、好きな事や趣味。体重や髪質、見た目から全部お揃いにしたいくらい。いっそ、顔も変えてリーファになりたい。」

…。怖い怖い。だけどこの怖さは、もう安心するくらいになってしまった。

本当に私エンヴィーさんが好きに…。

「指輪とか一緒にしたくないの?」

っ!ボーっとしているうちに告白のような言葉を言ってしまった。

引かないのは分かっている。だけど、私が恋愛的に好きになっても好きでいてくれるのか分からない。どうせ、不安になるくらいなら…。

「え」

エンヴィーさんが驚いて動かなくなる。

「私のこと殺しても良い。それに束縛してもいい。心中でもいいよ。私エンヴィー様の為なら性格だって、顔だって、変える。貴方が私を好きでいてくれるなら何だってする。」

「ちょっと、待っ…」

エンヴィーさんが私の腕を掴んで焦ったように話しかけてくる。

「リーファ。流石にそれ友達とかに言わないようにね。僕でも困惑したから。」

「…自覚があったんですね。それに友達はいませんよ。」

エンヴィーさんが止めてくれたおかげで本当に私が恋していることが分かった。

そして結構重い愛情なことをしれた。

「…。リーファの友達なら殺さないようにするつもりだったけど…それなら良かった。」

「友達いたらどうするつもりで…」

もしかして拷問…。

「んー?リーファを甘やかし続けて他のこと考えれなくするだけ。暴力もしない。」

実質忘れさせるということでは…???


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