第17話 友達っていたことある一部モフモフ要素あり

「あのさ、友達っていたことある?」

え?悪口言いに来たのかな…泣くよ私。

「いませんでした。」

安心した顔してる。もしかして俺だけ見てろよ。ヤンデレ版…?

「そっか。じゃあ、僕が全部初めてだね!友達でも恋人でも兄でも弟でもペットでもなるから、僕だけ見ててね!」

こんなに愛が重い俺だけ見てろよ初めて。

「嫌だったらすぐに止めるから。僕は一生リーファが好きだから。」

私はエンヴィーさんに向き合わないといけない。

このままだとエンヴィーさんは似ていきたくない両親に似てしまう。

「分かりました。」

「ありがとう。」

落ち着きたいのか、私を撫でるエンヴィーさん。

「最近悩みとか聞いてもらってたし、今日はお肉料理にしようか!」

「!」

その言葉で前世とは比べ物にならない程テンションが上がる!

私の気分が上がり過ぎて尻尾がちぎれそうな程振りまわってる⁉

「私肉食なんですね…⁉」

「人の肉とか食べたくなったら止めるからねー。」

食べないよ。

「外出のついでに買ったんだよねー!」

「流石です!エンヴィー様‼尻尾も止まりませんが嗅覚が恐ろしい程冴えています!

楽しみです!最高ですー!!」

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