第16話 邪魔な人を排除

「うーん。流石に父様と母様は今の僕では無理かな…。」

ある日、エンヴィーは屋敷に戻り屋敷の人々を皆殺しにしていた。

「エンヴィー様…!一体どうしてこんなこt…」

心配してくれていた人々達にも裏切られたことがある。

途中まで心配していたくせに無理だと分かったら殺しに来たり、情報を流したりしてきた。僕の地位でも少しは金になると思ったんだろう。その時から僕は君達メイドや執事が憎くて仕方が無い。

そんなことを思いながら、僕は使用人の首や心臓を剣や魔法で貫く。

「あああああ!よくも!よくも!!」

後ろから襲い掛かってきた男を風魔法で吹き飛ばす。不意打ちするつもりだったのか。吹き飛んだ男は壁にぶつかり、意識を失った。

これなら治療をしてもすぐ死ぬだろう。

「そろそろ帰るね。行ってきます。僕を育てたのも裏切り者しかいないなんて…結構傷付くよ…。」

生きている人がいても困るし、トラウマくらいは作らないとね。

関係ない人がいるのも分かってる。だけど僕には許せなかった。

火魔法で僕は屋敷に火を付け、認識阻害魔法を自分にかけ家に帰ったのだった。

「今日はとてもいい青空だな。リーファに見せないと。」


「嫌ああああ!!!」「助けて!!助け…!」

「お母さん…!お母さん…。うわあああああああああん!!」

「熱い!!熱いよおおおお!!」

僕はリーファといる為なら、何だってしてやる。世界を捨てても絶対に。

君以外要らない。

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