第14話 起きたら埋められていた モブ目線

俺…エンヴィー様の捜索をする為に来たんだよな。

誕生日の日からエンヴィー様が消えたという情報を聞いて最後に目撃情報があった所を探しに…。何をしてでも殺してやるなんて…別に子供に妻が取られるわけないのに。俺は見つけさえすれば使用人の皆に生きていることだけ報告するつもりだし殺すつもりもなかった。

「そっか。だけど僕以外の人が来られると困るんだよね。好きな人の全ての記憶は僕だけでいいから。覚えているのも僕だけで十分だよ。ここに来たって事実も

要らないから殺すね?」

それなのにどうして埋められてるんだよ!!!

俺悪くないはずなんだけど⁉

「ああ。生き埋めにするんだよ。」

は⁉さっきからこいつ心も読んでくるし、殺しに来るし、狂ってるだろ⁉

「情報渡されて困るのはこっちだからね。召使にも両親派の人がいる。心配されてここに来られるのも迷惑なんだよ。」

こいつ…自分を心配してくれている人たちを…!

「可哀想って言われるのが一番傷付く。自分のことになったらすぐに逃げる。最後まで同情することもできないなら来ないでほしい。」

だからって殺すのは…!

「これが僕の愛し方だからねー。間違えているのを教えてくれるならそのまま殺さないであげるよ。」

いや、腐るわ。

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