第11話ヤンデレ~

「見てリーファ!僕の部屋全てリーファにしてみたよ!」

え?そうだった。この人ヤバい人だった。

壁中に魔法で私の写真のようなものを作って貼っていて、ベットには私の人形を眠れなくなるまで詰めて置かれている。そして、シーツまで私だ。

椅子や机はモフモフしていて可愛いが、怖い。特に人形の無機質な瞳が沢山こちらに向いているのだ。

夜に見せないでよ!!

「エ、エンヴィー様…私暫く寝付きが悪くなりそうです…。怖いです…。」

「あ。リーファのバックも、等身大リーファもあるよ!魔法で再現してみた!あと、リーファの位置がいつでも分かるように魔法かけておいたから、危険な時は僕が守ってあげるね!」

家族のように愛着沸いて来てたけど、やっぱり怖い。

ヤンデレ怖い。家に帰りたい。

「僕以外のことを好きになる前にいっそ殺すのもありだよね!リーファの最後の記憶は僕ってロマンチックじゃない?」

嫌ああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?

「そ、そろそろ眠りたいので…部屋に…。」

怖い!少しでも安心できる部屋に帰りたい…!

「?そっか?おやすみー!」

どうして生き生きとした顔でヤンデレ発動するの⁉顔が良いから怖い雰囲気が増加している!!


その後一週間くらい寝付きが悪くなった。

「大丈夫?くまできてるよ?」

「だっ大丈夫です!私少し遠吠えしたくなって練習してただけです!嫌でしたら止めます!」

「え?まあ止めないけど…。」

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