「ん……また朝がきた」

小さな少年はどす黒く見える天井を見ながら言った。

「朝なんて来なければいいのにな……」

少年はそう愚痴をこぼす。

「もう起きてるかしら？」

女性はそう言うとドアを開けて中へと入ってきた。

「あら起きているのね、おはようご飯できてるから早く食べてしまいなさい」

女性はそう言ってそそくさと部屋を後にした。

少年は女性が部屋を後にしたあと少年も部屋を出てリビングへと続いた。

「いただきます」

少年はすぐに椅子に座って急ぎご飯を食べる。

「今日も学校が終わったらすぐに帰って勉強しなさいね貴方は他の人と違って頭がいいんだからその分勉強をするのよ遊んでる暇はないんだから」

女性は少年に言い聞かせるように言った。

「毎回言わなくてもわかってるよ」

少年は既に準備されていた持ち物を持って急ぎ家を後にした。

(そうだ俺は他とは違って頭がいい、運動もできる、だから俺は他の奴よりも何倍も頑張らないと……例え自分のやりたいことを殺してでも)

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい