第3話肩慣らし
「しっかり……避けろよ!」
ホブゴブリンと被っているアルズを物ともせず、ホブゴブリン目掛けて手に持っている刀で神速の突きを放った。
「あっぶない!」
アルズは避けたが、アルズと被っていたホブゴブリンには避けれずまんまと食らい唸り声を上げてよろけた。
「これでも食らえ!」
そこへアルズは隙を逃さず、ホブゴブリンの心臓目掛けてダガーを思いっきり刺した。
「はいおしまいやっぱり弱いね〜」
「そうやって油断してるといつか足すくわれるぞ」
「平気だよこの辺はまだ街の近くだし、そもそも魔物の数自体少ないからね」
「そういって後の戦いでミスしても知らんからな」
「そう言いながら助けてくれるんだから~」
「煩い」
そんな何回もした会話をしたあと、俺たちはテントに戻ってしばらく何事もなく就寝した。
***
「朝だぞ起きろ」
「まだ寝てたい……」
「文句言うな」
朝ごはんをパパっと済まして、テントも閉まって出発の準備を終わらせ、再度出発した。
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