第9話 決意のあほ

けいたろうはただ寝坊しただけだった。


たけしに怒られたけいたろうは、逆ギレ寸前まで達したが、達しなかった。




ところで9時に集合したは良いものの、開店は10時からだった。しかも予約制だったので、準備中の職員をつかまえ、無理やり当日予約を取ってもらった。

結局14時からの入店となった。


ここは大喜利舘の正門の前。たけしは考えていた、このメンバーでお笑い舘を突き進めるのかを・・・あと5時間も。




たけし「みんな今日から決戦の時だ。朝ご飯は食べてきたか?」


こうたろう「俺は、カエルのあんかけサラダ。」


たけし「きつっ!コンドームは?」


コンドーム「普通にユッケ。」


たけし「普通じゃないよ、それ。破廉恥は?」


墜落山田「俺はゴム樹脂」


たけし「何で山田が答えるんだよ。しかも何くってんだよ!」


けいたろう「俺はハトを」


破廉恥「俺は、お好み焼きを食べた気になっているよ」


たけし「・・そうか、幸せなやつだな。富士まんは?」


富士「俺、何も食べるものがなくてさ、結局パンを食べたよ。」


たけし「くってんじゃん!一番いいもんくってるよ。


こうたろう「おっ!?中から人が出てきたぞ!」


たけし「よっしゃ、ついに始まったか。」


コンドーム「ドキドキするぜ?」


たけし「なんで聞いてんだよ!」


こうたろう「あれはただ準備してるだけ。あと5時間あるんだから。」


墜落「ここで待つ必要なくね?」


たけし「打ち合わせは必要だろう!命がかかってるんだ。入ったら、最後。松平を殺すまで出てこれない。」


富士まん「打ち合わせの時間考えたら逆にもうちょっと時間遅らせた方がいいんじゃねえか?」


たけし「それもそうだな。」


墜落「ああ、ああもういいよ!ここで待つ待つ!!」


コンドーム「この娑婆の5時間、存分に味わおうぜ。俺らこうやって皆で青春感じるのも久しぶりじゃねえか。あの頃みたいに、毎日がドキドキしてハラハラしてバカやってたあの日々のこと。俺は1週間でも1か月でも、お前らとここでだべってたいってのが本音だぜ!」


たけし「らしくないこと言うな、コンドーム。あっご飯保温解除するの忘れた。やっぱり一回解散しよう。」


こうたろう「そうだな。」


破廉恥「うん、まだ時間あるし、眠い。」


たけし「解散!!13時半集合!!!」


こうたろう「そういえばたけしは朝何食ったんだよ?」


たけし「こつぶっこ」



7人は早すぎたため、一度解散することとなった。


昼ごはんはいったい何を食べるんでしょうか?


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