第8話 あほに群れるあほ
たけしとの約束通り9時に大喜利舘前にけいたろう以外、全員集合した。
さて話はさかのぼること3日前のことである。ある裏プロジェクトが始動しようとしていた。そのことをたけしは知らなかった。
しかしながらたけしの知らないところで何かを始めようとするには、ちょいと頭脳が足りてなかった。
けいたろう「みんな、集まってくれ。」
こうたろう「何だ、けいたろう。」
けいたろう「たけしのやろう、意味わからないだろ。あつまろうだなんて」
コンドーム「いつものことだろ」
けいたろう「お前は黙れ!」
コンドーム「何で!?」
けいたろう「お前は口が臭い!」
コンドーム「何でおれ呼ばれたんだ。」
こうたろう「お前の話こそきいてらんないんだよ」
破廉恥「まあ、聞いてやろうよ。」
けいたろう「とにかくこういうことだ」
こうたろう「どういうこと?」
けいたろう「口は、ものほどに何とかを言う。」
こうたろう「お前よくその程度の確実性で攻められたな。逆にすごいわ」
けいたろう「いうだろ」
こうたろう「・・・」
けいたろう「とにかく俺はたけしには付き合わないからな。」
コンドーム「お前はこないといけなんじゃないかな」
けいたろう「へっ!?」
コンドーム「へっって!」」
こうたろう「お前はおれらのエースじゃん!」
けいたろう「お前ら・・・」
富士まん「エースってなんだよ?」
けいたろう「エースは日本語でバケツって意味だよ!馬鹿だな富士まんは!!」
こうたろう「・・・」
説得というものが、こんなにも説得力を必要としないものであっていいのだろうか。
また一つものを覚えていくけいたろう。
後ろには22人の息子たちが連なっていた。
肩ぐるまをした2人、11セットで・・・
大喜利館決戦当日、けいたろうの姿はなかった。
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