第2話 田中亮介は異世界に
◯◯「目覚めよ」
亮介「ここは、」
◯◯「突然ですが貴方は元の世界で亡くなりました。よって次の世界を、3つの中から選んで下さい」
亮介「ちょっと待って」
◯◯「、、、待ちました。では、話に戻らさせていただきます」
亮介「そう言うことじゃ無い。まず、君は誰?」
◯◯「、、、私は、リリィと申します」
亮介「今考えただろ」
◯◯「はぁ、そもそも私に名などありません」
亮介「そうか。じゃあリリィで。それで俺は何で亡くなったんだ?」
リリィ「交通事故です」
亮介「具体的には?」
リリィ「交通事故です」
リリィ「話を戻して宜しいですか?」
亮介「あ、すいません」
リリィ「貴方は元の世界で亡くなりました。よって次の世界を3つの中から選んで下さい
・今の世界
・ 今よりも科学が発展した世界
・今よりも魔法が発展した世界
どれがいいですか?」
亮介「ちなみに、記憶とかって受け継がれますか?」
リリィ「バカですか?そんな人は極一部です。あきらめ.....」
亮介「そっか。じゃあやっぱり安全そうな今よりも科学が
リリィ「ちょっと待った」
亮介「、、、待ちました」
リリィ「そうじゃありません」
亮介「何ですか?」
リリィ「えっと、まず貴方たちの魂についてお話しします。まずこれが貴方が住んでいた世界です。魂は初め、そこにいる一番弱い種族に転生します。そしてある程度その種族を繰り返すと、一つ上の種族になります」
亮介「つまり、俺も初めは蚊とかだったのか?」
リリィ「詳しくは省きますが、貴方もそのレベルの種族になったことはあります」
リリィ「種族によって転生回数や裁かれる条件は、違いますが」
亮介「裁かれるとは?」
リリィ「もちろん、魂が消えるということです。でも、人間の法律とは違うので気を付けて下さい」
亮介「例えば?」
リリィ「肉体的なイジメよりも精神的なイジメの方が罰が大きいとかです。 それらの総合的な罪によって現状維持か、降格か、消えるかが決まります」
リリィ「それで、種族ランクが上がる際、三つの得点があります。
一つ、前の知識を受け継げる
二つ、転生か転移の選択権
三つ、恩恵のスキルと、その人の望むスキル一つ
勿論断ることも出来ますが、」
亮介「勿論もらうぜ」
リリィ「分かりました。では、どの世界へ行きますか?」
亮介「今よりも魔法が発展した世界で」
リリィ「分かりました。では、転生と転移どちらにしますか?」
亮介「転移の場合何歳からですか?」
リリィ「15歳からです。しかし、転生の場合15歳まで生きられる保証はありません。ドラゴンや魔王が来たら普通に終わりです」
亮介「転移で。ってか魔王いるの!やっぱり今よりも科学が発展した世界で」
リリィ「 一度決定したことは変更できません」
亮介「デスヨネ」
リリィ「次に、その場所に合ったスキルを渡します」
・言語理解
(レベルを上げると、全ての言語を理解し 話すことができる。レベル1は同じ種族の者だけ)
・物体収集(アイテムボックス)
(レベルを上げるとサイズが広くなる。レベル1は25マス、1マス同じ物99個。 水などの液体は容器に入れなければならない)
・テレポート
(好きな場所に正確に移動出来る。レベル1は半径10M)
リリィ「これらはレベル5まであります。使い続けたり、レベルアップするとスキルのレベルも上がります。
最後に一つ欲しいスキルを」
亮介「俺が望むスキルは心を読むスキルだ!」
リリィ「あったかな。、、、テレパシーと言うスキルがありました。スキルは相手の心を読む。レベル1は、10Mまで」
亮介「それで良い」
リリィ「では今から貴方を草原に転移させます。必要な物はアイテムボックスの中に入れときました」
亮介「いろいろとありがとう。お互い頑張ろう」
リリィ「それでは」
亮介「行ってくる」
シュン
リリィ「いってらっしゃい」
リリィ(いってらっしゃい?なんであんなこと言ったのかしら。何処か懐かしい雰囲気だったな。でも、これであの人も神の下っ端か。私の後輩になるといいな。なんちゃって)
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