魔王は人と寄り添いたい

@kokoroyomi

第1話 願望

勇者「魔王、貴様の命ここまでだ!」

魔王「よく来た勇者よ。貴様に一つ提案をしよう」

勇者「魔王が最後に命乞いか?」

魔王「貴様に世界の半分をやろう」

勇者「ふざけるな! 貴様らは今までどれだけの人に危害を加えた」

魔王「、、、そうか。では、消えろ」

~戦闘中~

勇者「中々やるな」

魔王「お主こそ。我は、最後に儚く散ろう」

勇者「何をする気だ!」

魔王「自爆だ! 貴様を殺す」

聖女「勇者様、私の後ろに」

勇者「駄目だ。君じゃ耐えられない」

聖女「勇者様、今までの戦い楽しかったです」

ボォォン

剣士「大丈夫か?」

聖女「ここは、天国ですか」

勇者「ウワァァァ」

聖女「魔王は」

魔法使い「大丈夫だよ、もういない。」

勇者「時期に魔物の活動も収まる。さぁ 王様のところへ行こう」

聖女「はい」

魔法使い・剣士「ヒューヒュー」

勇者 (それにしてもあれが魔王の全力か?少なくとも城が崩壊すると思ったんだが、)

~移動中~

聖女「この馬車に乗っていると、今までの戦いの日々を思い出します」

勇者「楽しかったな」

剣士「俺は、もうくたくただよ」

魔法使い「でも、暇ではなかったね」

商人「そろそろ着きます。ご準備を」

勇者「これから君たちはどうするんだ?」

魔法使い「私は魔法の研究」

剣士「俺は国の騎手に」

勇者「聖女は?」

聖女「私は、勇者様と一緒に居たいです///」

勇者「!一緒に故郷に帰ろう」

兵隊「勇者様一行のご帰宅です」

ドンドンパフパフ

王様「、、、この度は悪しき魔王を打ち倒しよくぞ戻ってきた。勇者一行に褒美を用意する」

勇者「ありがたき幸せ。」

王様「、、、少し話がある。勇者たちはこの後、わしの部屋まで来るように」

勇者たち「?分かりました」

兵隊「勇者様こちらです」

勇者「ありがとう」

魔法使い「 何の話だろうね」

剣士「そりゃ、俺たちは魔王を倒したんだぜ。 特別なお礼とかだろう」

勇者「だと、良いけど」

聖女「大丈夫ですよ勇者様、私がついていますから」

ガチャ

勇者 (王様と側近、それに騎士団長から 有名貴族まで。俺たち以外に6人もいるのか)

王様「座ってくれ」

勇者「分かりました」

王様「今から言うことは、決して他の者に話してはならない。」

王様「実は、勇者たちが来る少し前、縄で縛られた者と一緒に、こんなものが送られてきたんじゃ」

側近「こちらです」カチャ

勇者「これは、資料と最近発売された魔石録音。 これは何ですか?」

王様「確認中だ」

魔法使い「これは!いや、そんなわけない」

勇者「知っているのか?」

魔法使い「昔、歴史書で呼んだことがあります。これは、 魔物を活発させる魔道具です」

貴族・騎手団長「そんなものがあるわけない!」

王様「 十中八九真実じゃ」

貴族・騎手団長・勇者「え、」

王様「一級魔道士の彼もそう言っていた。今は気絶しているが、」

聖女「一体誰がこんなことを」

ガチャ

第二騎手団長「真実の水晶の結果が出ました。」

王様「どうじゃった?」

第二騎手団長「黒でした」

勇者「一体誰がこんなことをしたのですか?」

王様「司祭、ビトレイドだ」

貴族・「あの方がそんなことを」

勇者「、、、」

聖女「 勇者様?」

勇者「一つ聞いていいか」

王様「なんじゃ」

勇者「もしかして、魔王は何も

王様「、、、」

勇者 (魔王に罪はない?いや、違う。俺は正義の為に)

王様「 もしこのことが国民に知れわったら、 今まで落ち着いていた反国王派の勢力が上がる。 それだけは避けなくてはいけない。 故にビトレイド司祭は、不慮の死を遂げたことにする」

勇者以外「はい」

聖女「勇者様、落ち着いて下さい」

魔王「本当だ。 我と対峙した時の気迫は何処にいった」

皆「え?」

勇者「何で魔王がここに?」

魔王「我があの程度でやられるとでも?」

◯◯「久しぶりに疲れた」

勇者「貴方は冒険者の、リョウスケ・タナカさん」

亮介「よう」

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