第3話 作戦

「疲れた」

「佐藤、大丈夫か」

「あぁ、お陰で大体分かってきた。

使用時間は最大3分。二人だと1.5分、反比例になる。 クールタイムは使った時間だけ。 」

「クールタイムの時間は二人の時もか?」

「あぁ、人数に関係なく使った時間だ」

「食料調達してきました。」

「健斗くん、遥斗くんありがとう」

「これ消費期限切れてるじゃん」

「大丈夫だよ。 俺も魚売り場に行ったけれど、2日たっても腐ってなかったから」

「じゃあ皆で食事にするか」

「はーい」

「確かに、味や食感普通だな」

「じゃあ一人一人、分かったことや考えたことを言っていこうか」

「はい、まず私から。近くに人はいなかった」

「 ここに来たばっかりで少ししかわからないが、 この卵の賞費期限が 8月5日になっている。 卵の賞費期限はたしか2週間ぐらいだったから、この世界ができたのは 7月22日から7月25日位だと思う」

「流石佐藤、よく知ってるな」

「5月位に家庭科で習っただろう」

「僕たちが夏休み始まった頃だね」

「そういえば、この紙に書いてある『ゴールにたどり着ければゲーム終了』のゴールって何処」

「あぁ、それはあそこだよ」

「あれって確か この前できたショッピングモール だよね」

「あぁ」

「分かってるなら早くゴールに行こうよ」

「駄目だ。あそこには、化け物の門番がいる」

「なるほど、よし明日の朝行くか」

「 行った瞬間殺される」

「安心しろ俺の能力は、姿を消すことができる」

「おいおい、少し落ち着け。 確かに佐藤の能力は姿を消すことができるが、 俺たち6人だと30秒。危険だ」

「それなら大丈夫です。まず佐藤さんの能力で姿を消し、健斗の能力で注意を引く、そして扉に入る。図で説明すると


    扉扉扉扉扉扉扉

     ⬆️ 鬼 ➡️ ドーン

     ⬆️     ↗️

     ⬆️   ↗️ 魔法

     ⬆️ 私


こうなります。それに、ここにいる方がよっぽど危険です」

「、、、分かった行こう。ただ、危なくなったらすぐ逃げる。いいか」

「うん」

「良いと思うぜ」

「今日は、もう寝よう」

「おやすみ」zzZ

スタタタ

(うん?こんな時間にだれだ)

「佐々木か?早く寝ろよ」

「よう佐藤。 いや 、もう少し考えるよ」

「何を考えてるんだ?」

「 この世界って何なんだろう?って」

「、、、 誰かが作ったんじゃない?」

「もし俺たちが、 ゴールしたらどの時間に戻されるんだろう?」

「実はあっちの世界だと佐々木たちは行方不明と言う 扱いになっている」

「まじ?」

「まじ」

カクカクシカジカ

「ほーん。しかし、可笑しいな。 そんなに行方不明者がいるなら、もっとたくさんの人がいてもいいとに」

「どれだけ考えても、今の俺たちは全く分かんねえよ。 もし 可能性があるとしたらあの女くらいか」

「スッキリしたら眠くなってきた」

「じゃあ寝るか」

「おう、おやすみ」

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