VRMMORPG遭難日記

2XXX年12月25日 2/2

リスポーン後、一軒の小屋の前にいた。

位置情報にはアーネストの小屋と書かれていた。

ノックをしたが返事はなく、鍵は空いていたので申し訳ないが、お邪魔した。

部屋は質素で四畳半程度、キッチンも風呂も無い(トイレは外にあった)。

ベッドと机と椅子が置かれてあり手紙と何も書かれていない本が一冊置いてあった。

手紙の内容は

『ここを離れることになったので自由にお使いください。

島の南側にも小屋を建てています。

そちらも自由にお使いください。

ps南側の方がモンスターが強いので気をつけてください。

アーネスト』

と言うものだった。

それを読み終えたとき、

『連続クエスト:博士の置き土産　を開始します』

と音声ガイドが聞こえた。

クエスト内容は島の南側の小屋にあるアイテムを取ることが目標のようだ。

つまりこっちはハズレだったのかも知れない。いやゲーム的には反対側が常にゴールになるように設定されているのかもしれない。

閑話休題。

情報を纏めよう。

・とりあえずここは島

・南側にも小屋がある

・おそらく南側の小屋にはアイテムがある

・何らかの手段でここから離れることもできるっぽい

・南側の方が強いモンスターが多い。

・博士=アーネスト

解らない事

・アイテムってどんなもの？

・アーネスト博士は何者？

・元の街どっち？

・南ってどっち？

・ここどこ？

現在のレベル

キャラレベル3

技能

片手武器2

鑑定2

簡易製作3

釣り2

対窒息3

今後の目標

・キャラと技能のレベル上げ

・クエストの達成

・島からの脱出方法

今後の予定

・この辺りの敵を探る

・人を探す

・南がどっちか調べる

・簡易製作用の素材を探す

とりあえず今日はここまでにしよう。

夕飯はハンバーグだと言っていた。

楽しみだ。