2XXX年12月26日

遭難2日目。

周囲を確認しながらのアイテム探し兼敵探ししていたはずの午前中は迷ってしまった。が素材は集まった。


目印が必要だ。

少なくとも小屋に戻れるようにしたい。

と言うことで焚き火を作るために枝を集めておいた。


いっそ開き直って、帰って来ないと言うのもありなのかも知れない。


どうせ敵に倒されればここに戻ってくる。レベルが低い内はデメリットがない。

通常、デスペナルティは一定時間のステータス低下であるがレベルが10以下の場合それを受けない。



おかしい。何度出ていっても戻ってきてしまう。

死に戻りでなく、真っ直ぐ歩いているはずなのに5分もせずにもとの場所に戻ってくるのだ。


もしかしてこれが孔明の罠の一つ、石兵八陣?


とりあえずアイテムを拾いまくっている。


石、枝、葉、ツタ、ミミズ、そして鉱石。


鉱石は精錬するとランダムで金属になるらしい。


本来、精錬するためには炉が必要になる。

がこれはゲーム。炉ではなく竈でもできるようだ。焚き火ではダメらしい。

石(大)を積んでいくと竈が出来るようだ。


各アイテムの詳細を知るために鑑定を行っているがレベルが低く最低限の事しか解らない。


簡易製作技能で片っ端から作ってみた。


石と枝と葉で焚き火

ツタと枝とミミズで簡易針無し釣竿

ツタと石でスリング


スリングは石を投げて攻撃する武器だ。

威力が固定されるがレベルの低い内はこれがメインウェポンになり得る。

実際にこれでウサギのようなモンスター、アルミラージを仕留めた。

一角ウサギと言うだけあって立派な角が生えていた。解体すると、角と皮と肉に分解できた。

片手剣を使い、丈夫な木を探し削りだす。簡易製作に該当するようで、槍の柄を作り出した。

柄の先に切り込みを入れて角を押し込みツタで固定する。


高品質の槍が完成した。

そして製作技能を手に入れた。


明日からはこの槍でのモンスター討伐と製作での実験を大量に行っていく。


やりたい実験リスト

・既存の組み合わせでの製作

・今まで組み合わせで出来なかった組み合わせでの製作

・今まで組み合わせてなかった素材での製作

・素材と思っていなかった物の取得と組み合わせる


とりあえずガンガンやっていこう。


(以下大量のメモが書き記されているが本人にしか読めない)

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