3.オルキデ女王国
バシレイア王国の東に位置する、熱砂と大河の国。かつて流水の大蛇を怒らせたことで清い水を取り上げられ、流れる大河の水は生物の住めない死の水と呼ばれる(要するに強アルカリ性の水)。
太陽の神を主神とし、その神の加護を受けた女王によって国が運営される。建国はバシレイア王国から遅れること数年だが、ほぼ同時期。
国の大半が砂漠であり、作物は点在するオアシスで辛うじて育つ程度である。唯一北方のアーイズビルクと接するクエルクス地方のみで農業が可能。
王族は完全なる女性優位であり、女王となるのは『青銀色の髪の女性』が最優先である。その髪色の女性がおらず姉妹が複数いる場合、王位争いで血が流れることも多い。
【オルキデ女王国の神】
シャムスアダーラ
太陽と正義の神。
王族はシャムスアダーラの加護を受けているとされる。
主神殿があるのは王都エルエヴァット、王城シュティカが兼ねている。
配下の精霊に影の精霊ズィラジャナーフがいる。
カムラクァッダ
月と裁きの神。
あまり信仰者が多くはないが、死後の裁きをする神として知られる。
主神殿があるのは王都エルエヴァット。隠し通路でシュティカと繋がっている。
カムラクァッダの神官は、他の神の神官と比べ立場が高い。
ラハブレワハ
炎と戦いと生命の神。
シャムスアダーラに次いで多くの信仰者を抱え、神官長が熱心なことが多い。
主神殿があるのは王都エルエヴァット。
捧げられる贄を生きたまま焼く神で、そこからの生き残りを喜ぶ。
シャッラールナバート
水と豊穣と芸術の神。
特にオアシスがある地域での信仰が盛んだが、クエルクス地方では不人気。
主神殿があるのはサラーブ侯爵領の領都ロハナ。
神が奔放とされ少々難のある信仰であり、度々女王の監査が入ることも。
サフラサカー
土と鉱山と知恵と鍛冶の神。
鉱山地帯において信仰が厚い。人間に近しい神とされる。
主神殿があるのはベジュワ侯爵領の領都。
配下の精霊に治癒と知識の精霊ダワーイラージュがいる。
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