4.その他周辺諸国など

【ロベリア神聖王国】

 バシレイア王国の北方、クレプトやニュクスと接する黒い森ヒューレー・デ・メランを領地とする王国。

 黒い森は世界樹を擁する森であり、そこに住む三賢者や世界樹の番人とは付かず離れずの姿勢を貫いている。

 <黒い森ヒューレー・デ・メラン

 別名を世界樹の森。無闇に立ち入ってはならない森である。

 迷いやすく、世界樹の番人や三賢者に出会えないと一生出られない。


【アーイズビルク】

 バシレイア王国の北東、オルキデ女王国の北方に位置する氷に閉ざされた大国。不凍の大地を欲して、たびたび南下してくることがある。

 ひと月ごとに支配する家が異なるという奇妙な支配方法にある国で、この国の人間の髪は雪が降り積もったように銀色がかっているという特徴を持つ。

 別名を『星の大地』とも言う。


【アイオリア帝国】

 バシレイア王国から南西の島国で、切り立った崖のために中から外へ出ることも、外から中へ入ることも難しい。

 古くより存在している帝国であり、『竜が棲む』と言われている。

 事実飛竜が空を舞い、走竜が地を駆ける国である。竜鱗族という亜人種が主に済んでいるのもこの国である。


【フォルモント王国】

 オルキデ女王国の東、山脈の向こうに接する隣国。王権が当初は強い国であったが、徐々に貴族の権勢が増し、時代が流れると王権が弱まっていく。


【ハイライ同盟】

 フォルモント王国の南、呪詛の土地とされる。

 あちこちに点在している城塞都市が集まる形で同盟を組み、定期的に盟主を入れ替えながら独立を保っている。


朱華シュカ帝国】

 フォルモント王国の東に存在する、東の帝国。


群島諸島連合ぐんとうしょとうれんごう

 ハイライ同盟の南の海上にある、いくつもの島が集まって連合となった土地。かつては王国があったが、王国制を廃止した。

 精霊が多く住まう土地であり、理の精霊リーズメントと呼ばれる強い精霊は人に憑くこともある。

 群島の守護者ガルドリアと海神様という巨大な蛇に護られた、海賊と交易の島々である。


八洲葦原やそあしはら

 東の海上にある小さな島国。

 神の降り立つ土地であり、ここに住まうのはすべて現人神あらひとがみであるという。


秀真ほつま

 東の海上にある、八洲葦原の南に位置するこちらも小さな島国。

 海流の関係上、朱華帝国から西の国々へ、あるいは東の島国へ向かうためには、必ず立ち寄る場所にある。


玉垣内たまかきうち

 八洲葦原、秀真の近くにある、比較的大きな島国。

 天咲尊アマサキノミコトにより統治された、閉ざされた国である。

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