第11話 流れ星
〈不時着して2日目の夜〉
「ここの夜空もいいねぇ」
と夜に瞬く星を眺めながらつぶやくノヴァ
「この星は比較的大気が薄いため、空が暗く、星の輝きが強調されています。」
「それぞれの星のそれぞれの夜か。それこそロマンだよ・・、ん?」
その瞬間、空の輝きの中で一つの光が異常な速さで膨張を始めるているのをノヴァは見つけた。
よく見てみると、何かがこの星に向かって落下しているようだった。
その物体は、閃光を放ちながら夜空に一筋の線を作りながら、山の稜線を越えて姿を消した。
数秒の静寂の後、ドゴオーン!と落下した方向から大きな音が響いてきた。
「今のは!?」
「現時点では不明ですが、隕石よりは複雑な構造物が落下したようです。」
「見にいくぞ!」
宇宙船に戻り、ローバーを(地表移動車)を発進させるノヴァ。
「距離はどのくらいだ?」
とイブに尋ねるノヴァ
「5時間から10時間の距離です。」
「なんでそんなに時間に幅が?」
「落下の方向や速度から落下地点を予測は可能ですが、地形については把握していないため、ルートが確定しません。」
とイブ
「とりあえず出発するぞ!」
と落下物に向かって、走り出した。
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