第3話ノット先輩!私とかーえろー!

 色々調べてみると、ノットがヤバい奴だということが分かった。さあて、私がノットの気を姉様からそらすかー。じゃ、さっそく、2-Bに行くかー。

 よし、着いた。

「こんにちはぁ!ノット先輩いますかぁ?」

声のトーンOK。顔OK。話し方OK。今の私は完璧なぶりっ子だ!

「うぇ、あれ、下の学年で噂になってるカトレアじゃない?ローズの妹なんでしょう?性格似てなさそうだけど。」

姉様を守るためとはいえ、心が痛いな。あれ、目から水が。

「僕がロットだけど、どうかした?」

「あ、お姉様からこれ預かっててぇ。」

ふっ!必殺上目遣い!この美少女ちゃんにやられてぐらつかない男はいないのだ

「あ、ありがとう////」

うし、照れてる照れてる。そして、周りの目がイタイヨ。

「お姉様からきいてますよぅ。とっても優しいんでしょぉ。良ければ今日一緒に帰りませんかぁ?」

「構わないけど。」

私の勝ちだあ!ここまで来たらもう完璧!あの意味分かんないストーカーの対象は姉様じゃなくて私になる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る