第2話ノットってヤバい奴じゃない!

皆様ごきげんよう。カトレアよ~。すみません。調子乗りました。お姉様はノットの告白を断ったらしいけど、大丈夫か?一応調べとくか。

『イーブ(盗聴)』

イーブとは私の不動スキルの一つだ。他には千里眼やピッキングなどが使える。何ともまあ、犯罪チックなスキルだよ。ちなみに不動スキルとは、その人特有のスキルのことだ。不動スキルは、使用時に魔力や、呪文を使わずにできる超すごいスキルである。あ、聞こえてきた。


「ハア、ハア、ローズちゃん可愛いなあ。告白断られちゃったけど、ローズちゃんのことはぜ~んぶ知ってるから、好きになってもらえるよね。怯えた顔のローズちゃん、笑ってるローズちゃん、怒ってるローズちゃん、もっと色んなローズちゃんを見たいなあ。」


「ヒッ」

やばすぎでしょ、、めっちゃストーカーじゃーん。大丈夫かなあ。一応、千里眼でも見ておこうかな!もしかしたら、ちょっとヤバいオタクでストーカーじゃないかもだしね!ハハ!


私の目が青く光る


パッとノットの部屋らしきものが映る。そこにはえぐい量のお姉様の写真があった。

「わあお」

駄目だな。人は見かけによらんなあ。もうちょいアイツのことを調べとこう。

 アイツのクラスは、お姉様と一緒だから、2-Bか。ちなみに私達は、地球でいうところの中学生だよ。学校は中高一貫だよ。

職員室を千里眼でみる。えっと2-Bのクラスの情報が書かれている書類はーっと、、

あ、あった。ノット、ノットっと。これか。不動スキルは、、念写か。だから部屋にえぐい量のお姉様の写真があったのか。

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