第4話私にだって、友達ぐらいいるから!
「おーい!カトレアちゃ〜ん。お昼一緒に食べよー。」
「今行く!」
ノットのターゲットが私にうつったので、平穏な日々を過ごしている。私に声をかけてくれたのはジュリアナという。おっとりしていて可愛い。私は愛称のジュリーと呼んでいる。
おい!そこの君!私に友達いたんだって思ったでしょ!いるんですー!いるんですー!
「ジュリーの今日のお昼めっちゃ美味しそう!自分で作ってるんだっけ?」
「うん!そうだよ〜。一個卵焼きいる?」
「いるいる!お礼に私のウィンナーと交換しよ!」
ここは学食もあるが、私とジュリーはお弁当だ。ジュリーは女子力が高いので、自分でお弁当を作っているらしいが、私はダークマター製造機なので、姉様に作ってもらっている。
「う〜ん!おいしい~!嫁に来て、ジュリー!」
「もう、カトレアちゃんったら。」
「可愛い」
「声に出てるよ。」
「あっえっ!?ごめん!」
「大丈夫だよー。そういえばカトレアちゃんって、どうして、一部の人にぶりっ子してるの?十分今でも可愛いのに。」
「愛してるよ!ジュリー!」
ジュリーが可愛い。じゃなくて、聞かれてしまった。ついに私がぶりっ子する理由が。まあ、ジュリーなら話していっか。
「お姉様を守るためだよ!」
「どういうこと?」
「私のお姉様は可愛いくて美しいから、ヤバい男ばっかり引き寄せるの。その対象を私に変えることで、ヤバい奴をお姉様から離してるんだよ!」
「でも、それだったら、普通に先生に言うなり、その人を倒しちゃったりすればいいんじゃない?」
「いや、私も最初はそうしようとしたんだ。けど、こんなことがあってね、、、」
ぽわわわわーん
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