5月13日 月曜日 晴れ

初めて人にコーヒーを淹れた。

バリスタとして。


今までにも人にコーヒーを淹れたことはある。

同僚、親、恋人など。


ただ、今日はお金をいただいてコーヒーを淹れる。

明らかにこの抽出は今までのそれと違っていた。


しかも、いきなり¥1300するゲイシャ。

この価格ならどこへ行ってもそれなりにいいラインナップをいただけるだろう、というやつ。


抽出はアイスだった。

ホットなら、アロマという特徴がわかりやすい一方で、アイスのゲイシャ。

少し誤れば、その繊細さは当然のように全体的な印象や特徴の薄さにつながる、という繊細なやつ。


初めての抽出にプレッシャーは十分すぎた。

価格と難易度。


喜んでもらえた。

その結果に対する喜びが一日経った今でも浮遊感として、自分をふわふわさせている。


でも、もっといいプレゼンの仕方があったんじゃないか。

もっといい抽出・所作ができたのではないか。


そんな反省点が頭をめぐっては離れない。

バリスタも大変な仕事だと思った。

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